またまた東フィルのコンサートに出かけてきました。
今回はショパンのピアノ協奏曲
ショパンは舞台で聴くのは今回が初めてなので期待大!です。
ピアノはチョ・ソンジンさん。韓国の方です。
このかた、今回まで知らなかったのですが、そもそも韓国って一流ピアニストがわんさか出てくるイメージがあまりなかったのです。
で、そんななかでの今回のソリスト抜擢なのできっとすごーーーく才能があって上手い人なのに違いない!と知りもしないうちから勝手にハードルあげておりました。
で、聴いたら素晴らしかった!!
よく、一音聴いただけでレベルがわかる、とか言いますがそれはプロの方や批評家の方だけの話だと思っておりましたので私には無縁の世界だと思っていたのですが、今回のピアノはまさに、最初の音だけで「うまーー!!」とゾクゾクしました。
コロコロ転がるような早くて難しい旋律をコロコロコロコロと難なく弾くチョソンジンさん、まさにピアノは体の一部!と言った感じで、早くて正確で一生懸命さがない(いい意味で)、息をするようにピアノを弾くその音は本当に素敵で「頭のてっぺんから体全部、耳だったら良かったのに」と思うほど感動しました。
また、指の動きのとても速い曲ながら、一人だけ走ってしまったり前につんのめったりするようなハラハラ感がほぼ皆無で、繊細ながら落ち着いた優雅なピアノでした。
そしてそれを支えるオーケストラも相変わらず良かったです(#^.^#)
この曲は、ピアノのためだけの曲って言っていいほどオーケストラが活躍する場がない曲なのですが(解説に書いてあった情報です)、今回は敢えてその辺を指揮者のミハイル・プレトニョフさんが少し調整なさったようで、他の楽器がピアノパートを請け負う箇所があったりもしたようです。
なので本来のショパンの曲ではなかったようですが、アレンジや改変とは違い、あくまでも調整というくらいの謙虚さだったので聴いていて違和感などもなかったと思います。
むしろ全体の一体感と言うか、大きくまとまった感じがとても気持ちのいい一曲になっており、本当に得難い一夜でした。
また、アンコールのピアノソロはこちら
そして休憩を挟んでスクリャービンの交響曲第一。
お恥ずかしいことに私はこの曲を全く存じ上げなかったのですが、やっぱり知らない曲を予習も無しで聴くというのは大変に勿体無いですね…!もっと勉強すべきだった~!と後悔の嵐です。
隣の主人はこの曲がとても気に入ったらしく、終演後ベタ惚れ状態でしたが、私はただひたすら「素敵だったのに勿体無い…」とばかり感じて涙~…
でも第九もそうですが私は合唱が大好きなので、この曲も最後に素晴らしい合唱があり鳥肌ものでした。
そんな風に素敵な時間をもらえた今日、今回特に感じたのは観客に小学生の子供達が多かったこと。
近所の小学生なのか、それとも音大付属生なのかわかりませんが、小さな子供達がお父様やお母様に連れられてこうしてコンサートに足を運ぶというのはとても嬉しいなーと思います。
うちの子はまだ四歳ですが、いずれこの子達みたいに一緒に見てたのしみたいな(#^.^#)ちなみに四歳といえば一部のバレエの観劇が解禁になります!…とはいえセリフのない見る人によっては退屈なバレエ、子供も楽しめるものなのかな…汗
とりあえずは娘が春から習い始めたバレエをもっともっと好きになったらにします~汗
この日は夜の公演でしたので、幼稚園を終えた娘を連れて都内に出て、仕事を終えた主人と合流して観劇しました。
あまり帰りが夜遅くなるのは嫌だったので夜の東京を感じる時間は短いものでしたが、つかの間とはいえ家族三人の夜のデートっぽくてとても楽しかったです(#^.^#)
帰りは寒くなりそうでしたので、娘は先日購入したばかりの帽子をかぶって可愛く防寒(#^.^#)
さて、次はクリスマスコンサート。
こちらは娘と一緒に楽しめる公演なので楽しみです!