タイトルのとおり、タイムリープものです
タイムリープって導入は面白いんだけど、読み進めるうちに訳がわからなくなることが多い
分岐点で過去を変えちゃうとこうなるからああなって…でもここでのルール(設定上の)はこうだからこうなるのか?うーんわからない
となること多々です
ですが、この本は設定がシンプル、無理ない範囲でのタイムリープなのでとてもわかりやすい
タイムリープすることでバタフライエフェクトが起こりどこかに歪みが生じる…という事態を最小限に抑えることができるので、読んでいてストレスがなかったです
そして登場人物も魅力的だった
主人公も、彼女に協力する男の子も、どちらもすごく好感が持てて、タイムリープですったもんだしている2人を見ていても「2人が楽しそうだからよし」みたいな気分になってきました
また読むならこんなタイムリープものが読みたいなと思います
SFすぎると私には難しいので、私にはこのくらいがとても楽しくてよかったです
ただ、表紙がなかなか…大人にとってはハードル高めかな〜私は外では読まなかったので気になりませんでしたが、外で読む方はカバー推奨ですかね…
かといって、子供向けの内容ということでもなく(子供【も】楽しめる系だと思う)、違う感じの表紙でも良かったのではと思います
そして、何よりこの本が1996年あたり?のものだというのが驚きです
まっっったく時代を感じさせない、まさに表紙の令和っぽい2人が試行錯誤してわちゃわちゃしてる話…と何度読み直しても思うので、まさかそんな古い本とはやっぱりどうしても感じない
そういえばスマホや携帯が出てこないなぁと思った程度で、携帯がない時代だからこその面白さもあったりして(タイムリープしてすぐにスマホを確認できないから、今がいつなのかが瞬時に分からない、など)とにかく色々な要素がうまく絡み合った結果とても面白かった!