奇跡の今月2回目の更新
以前,市の臨床心理士の先生と話したときに,みーちゃんに困り事が出てくるのは小学校上がってからになりそうだという話しがありました。
今はみーちゃんもクラスのお友達もほとんど問題なく遊んだりしているのですが,小学校へ上がると,だんだん周りの子達も
「あれ?みーちゃんってなんか変わってる?」
と気づき始めるらしいのです。
そんな事を予感させる出来事がつい最近ありました。
みーちゃん,週に一回ピアノを習いに行っています。
ふだんは先生と一対一なのですが,月に一回,音感教室なるものがあり,そこでは同じ歳くらいの子があつまり集団で学ぶというのがあります。
今は一年生4人,年長のみーちゃん1人の5人で行われています。
そして,先月,みーちゃんがそこの中でなかまはずれになりました。
でもね,こうなったのも9割みーちゃんが悪いのですよ。なるべくしてなったというね
音感教室では先生が弾いた音を書いたり,和音を聞いて何か当てたり,音符のカードを使ってカルタのように取ったりとそんな事をするのですが,みーちゃん,耳はいいので,和音を聞いて音を当てたりすることはみーちゃんが言うにはとっても簡単なんだそうだ。
だからね,他の子が何度か間違えると
みーちゃん「なんで,一年生なのに間違えちゃうの??」
と言ってしまうのです
さらに
みーちゃん「みーは年長さんだけどできるよ」
とか
そんなこと言っちゃだめだよー!!
それをどんな調子で言っているのかはわかりませんが(音感教室のレッスン中は子供と先生だけ)そんなことを言われた子はそりゃカチンときますよね…。
でもね,先生曰く子供にもそれぞれ個性がありまして,そんなこと言っても何も気にしない子もいれば,みーちゃんはまだ保育園児だからとなんとも温かい目で見てくれる子もいる反面,明らかにみーちゃん気にくわないって顔で見てる子もいましてね。
ふつう生意気だと思うでしょうがね
そして,先々月くらいの音感教室のときに気にくわないと思っている子がついに行動に出まして。
いつもは三人掛けの長椅子が二つあるので,そこに3人と2人に適当に分かれて座るのですが,その日はその子が他の3人に声を掛け,ぎゅうぎゅうで前に4人座り,みーちゃんは後ろにポツンと1人で座ることになりました。
見かねた先生が「この椅子は3人用の椅子で,これじゃ書いたりできないから1人移動して」
と言ったのですが,なんだか目配せをして動かない小学生に結局先生が席を決めることになりました。
そんな事もあり,ただいまみーちゃんは音感教室において,なんとなく嫌な子的な所へ位置しております。
お家で,なぜそんな事を言ってしまうのか,みーちゃんに聞いてみたところ,
みーちゃん「だって簡単なのに。年長さんのみーができるのに小学生はなんでできないの?」
とそれはまぁ「不思議」と思っているようでした。
やっぱりこれは自閉症児ならではの,考え方が「自己中心的」というところからくるものなんだと思います。
自分ができることはみんな(同い年のこらは)出来る。
友達(同い年)が出来ることは自分も出来る。
という考え。
そして,年上の子はすべてにおいて自分より優れている
と思っている。
なので
「人にはみんなそれぞれ得意な事と苦手な事があって,みんなが同じことを同じように上手に出来るわけじゃないんだよ。
だってみーちゃんは今交差跳びが出来るようになったけど,お母さんはみーちゃんよりだいぶ年上だけど出来ないし(いや,そりゃ子供の時は出来ましたよ。今もやろうと思えばできると思うけど…。負け惜しみではない。)妖怪ウォッチのキャラだってみーちゃんの方がたくさん知ってるし。
だから年上とか年下とか関係なく得意な事と苦手な事がある。だから友達が苦手なことで困っていたら,なんでてきないの?ではなくて,応援してあげたり,助けてあげればいいんだよ」と話しました。
とりあえずその時は「うん」と頷いていましたが,本当に納得したのがどうか…。
なのでその後,心理のリハビリの時に先生に相談してみました。
でも先生がいうには,こういうことはなかなか難しく,やはり一つ一つ経験を重ねて,マニュアル化していくしかないという事でした
でもそんな話をしたあとに先生が2冊の本を出してくれて,
先生 「みーちゃんの場合,理解力はあるから先にこんなルールがあるよっていうのを先に頭に入れてあげるのもいいかもしれません。」
と言われました。
その本がこちら
と,こちら
この2冊,この後急いで2冊同時購入してしまったのですが,届いて見てみると中身はほぼ同じでした。
マンガでわかる~というのは文字通り,マンガでかかれていて,みーちゃん自身もなんか面白そうに読んでます
2冊目の方はシンプルに分かりやすく文字で書かれていて,
まず
「〇〇しよう」と簡潔に書かれていて
つぎに詳しく
「こういう事はしてはいけません」と書かれていて
そして3つ目になぜこうしなければならないのか的な説明が書かれています。
2冊とも項目はほぼ同じなのですが,
たとえば
・しかられている人のほうを見ない
これとか,普通は空気を読んでなんとなく見ないようにすることだけど,これを読んで,
そうだ!みーちゃんにはこれは教えてあげないと絶対できない事だ!
と私も改めて気付く(笑)
そしてしっかりと
誰かがしかられている時はじろじろ見ずに,
下を向くか,前を向いていよう。
とどうすればいいのかまで書いてある!
これみーちゃんにとっては大事!
ダメなのは分かるけど,んじゃどーすればいいのよ??
ってなるからね。
あと
・勝っても自慢しない
・もらったプレゼントに文句を言わない
・誰かに質問をされたらお返しの質問をしよう
などなど,
とにかくみーちゃんの頭に入れておいて損はないあたりまえのルールが50載っていました。
そしてなによりこの本には「発達障害」とか「自閉症」とか言う文字が出てこないので今みーちゃん自身で読んでも問題ないということ。
一年生になる前に,夜寝る前は私が一つ読んで寝る事になりました。
しーくんもなんだか分かってんのか分かってないのかわかりませんが一緒に本をのぞいてきます(笑)
以前,市の臨床心理士の先生と話したときに,みーちゃんに困り事が出てくるのは小学校上がってからになりそうだという話しがありました。
今はみーちゃんもクラスのお友達もほとんど問題なく遊んだりしているのですが,小学校へ上がると,だんだん周りの子達も
「あれ?みーちゃんってなんか変わってる?」
と気づき始めるらしいのです。
そんな事を予感させる出来事がつい最近ありました。
みーちゃん,週に一回ピアノを習いに行っています。
ふだんは先生と一対一なのですが,月に一回,音感教室なるものがあり,そこでは同じ歳くらいの子があつまり集団で学ぶというのがあります。
今は一年生4人,年長のみーちゃん1人の5人で行われています。
そして,先月,みーちゃんがそこの中でなかまはずれになりました。
でもね,こうなったのも9割みーちゃんが悪いのですよ。なるべくしてなったというね
音感教室では先生が弾いた音を書いたり,和音を聞いて何か当てたり,音符のカードを使ってカルタのように取ったりとそんな事をするのですが,みーちゃん,耳はいいので,和音を聞いて音を当てたりすることはみーちゃんが言うにはとっても簡単なんだそうだ。
だからね,他の子が何度か間違えると
みーちゃん「なんで,一年生なのに間違えちゃうの??」
と言ってしまうのです
さらに
みーちゃん「みーは年長さんだけどできるよ」
とか
そんなこと言っちゃだめだよー!!
それをどんな調子で言っているのかはわかりませんが(音感教室のレッスン中は子供と先生だけ)そんなことを言われた子はそりゃカチンときますよね…。
でもね,先生曰く子供にもそれぞれ個性がありまして,そんなこと言っても何も気にしない子もいれば,みーちゃんはまだ保育園児だからとなんとも温かい目で見てくれる子もいる反面,明らかにみーちゃん気にくわないって顔で見てる子もいましてね。
ふつう生意気だと思うでしょうがね
そして,先々月くらいの音感教室のときに気にくわないと思っている子がついに行動に出まして。
いつもは三人掛けの長椅子が二つあるので,そこに3人と2人に適当に分かれて座るのですが,その日はその子が他の3人に声を掛け,ぎゅうぎゅうで前に4人座り,みーちゃんは後ろにポツンと1人で座ることになりました。
見かねた先生が「この椅子は3人用の椅子で,これじゃ書いたりできないから1人移動して」
と言ったのですが,なんだか目配せをして動かない小学生に結局先生が席を決めることになりました。
そんな事もあり,ただいまみーちゃんは音感教室において,なんとなく嫌な子的な所へ位置しております。
お家で,なぜそんな事を言ってしまうのか,みーちゃんに聞いてみたところ,
みーちゃん「だって簡単なのに。年長さんのみーができるのに小学生はなんでできないの?」
とそれはまぁ「不思議」と思っているようでした。
やっぱりこれは自閉症児ならではの,考え方が「自己中心的」というところからくるものなんだと思います。
自分ができることはみんな(同い年のこらは)出来る。
友達(同い年)が出来ることは自分も出来る。
という考え。
そして,年上の子はすべてにおいて自分より優れている
と思っている。
なので
「人にはみんなそれぞれ得意な事と苦手な事があって,みんなが同じことを同じように上手に出来るわけじゃないんだよ。
だってみーちゃんは今交差跳びが出来るようになったけど,お母さんはみーちゃんよりだいぶ年上だけど出来ないし(いや,そりゃ子供の時は出来ましたよ。今もやろうと思えばできると思うけど…。負け惜しみではない。)妖怪ウォッチのキャラだってみーちゃんの方がたくさん知ってるし。
だから年上とか年下とか関係なく得意な事と苦手な事がある。だから友達が苦手なことで困っていたら,なんでてきないの?ではなくて,応援してあげたり,助けてあげればいいんだよ」と話しました。
とりあえずその時は「うん」と頷いていましたが,本当に納得したのがどうか…。
なのでその後,心理のリハビリの時に先生に相談してみました。
でも先生がいうには,こういうことはなかなか難しく,やはり一つ一つ経験を重ねて,マニュアル化していくしかないという事でした
でもそんな話をしたあとに先生が2冊の本を出してくれて,
先生 「みーちゃんの場合,理解力はあるから先にこんなルールがあるよっていうのを先に頭に入れてあげるのもいいかもしれません。」
と言われました。
その本がこちら
と,こちら
この2冊,この後急いで2冊同時購入してしまったのですが,届いて見てみると中身はほぼ同じでした。
マンガでわかる~というのは文字通り,マンガでかかれていて,みーちゃん自身もなんか面白そうに読んでます
2冊目の方はシンプルに分かりやすく文字で書かれていて,
まず
「〇〇しよう」と簡潔に書かれていて
つぎに詳しく
「こういう事はしてはいけません」と書かれていて
そして3つ目になぜこうしなければならないのか的な説明が書かれています。
2冊とも項目はほぼ同じなのですが,
たとえば
・しかられている人のほうを見ない
これとか,普通は空気を読んでなんとなく見ないようにすることだけど,これを読んで,
そうだ!みーちゃんにはこれは教えてあげないと絶対できない事だ!
と私も改めて気付く(笑)
そしてしっかりと
誰かがしかられている時はじろじろ見ずに,
下を向くか,前を向いていよう。
とどうすればいいのかまで書いてある!
これみーちゃんにとっては大事!
ダメなのは分かるけど,んじゃどーすればいいのよ??
ってなるからね。
あと
・勝っても自慢しない
・もらったプレゼントに文句を言わない
・誰かに質問をされたらお返しの質問をしよう
などなど,
とにかくみーちゃんの頭に入れておいて損はないあたりまえのルールが50載っていました。
そしてなによりこの本には「発達障害」とか「自閉症」とか言う文字が出てこないので今みーちゃん自身で読んでも問題ないということ。
一年生になる前に,夜寝る前は私が一つ読んで寝る事になりました。
しーくんもなんだか分かってんのか分かってないのかわかりませんが一緒に本をのぞいてきます(笑)