本当に慟哭しました。凄い…うん、凄い話でした。当たり前のように続くと思っていた毎日が、信じて疑わなかった幸せな明日がある時突然途絶えてしまったら、いったい人はどうなってしまうのでしょう。大切な人を傷つけられた時、大切な人の命を奪われた時、ドロドロに渦巻くどす黒い思いをいったいどうすればいいのでしょう。ぽっかり開いてしまった心の穴を憎しみで埋めることで、崩れ落ちそうな自分を支えていくし . . . 本文を読む
つい最近、8巻を入手しました。6巻まで出ていた時に出会い、続きを楽しみにしている唯一の漫画です。人に忌み嫌われる「蟲」という存在を、恐れることも否定することもしない蟲師ギンコの生き方に、見失っていたいろんなことに気づかされます。世の中に蔓延る様々な「悪」を「蟲」という存在に置き換えているのでしょうか。「蟲」のありのままの姿を受け入れ向き合うことで人々の生き方をあるべき姿に導くギンコの姿に、この時代 . . . 本文を読む
東野圭吾さんの『幻夜』を読みました。『白夜行』の別カップルバージョンのような話でした。人生って…一人の人間が歩む歴史って…一人の人間が刻む生の痕跡って…一人の人間の人生に関する記憶って…何?想う気持ちはどうして重なり合わないんだろう。互いに想っていても、決して均衡が保たれることはない。満たされない何かを感じながら、目を瞑って前に進む。幸せの尺 . . . 本文を読む