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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ついにやった! 立教大学 35季ぶり歓喜の優勝

2017年05月28日 | 大学・アマ野球

神宮の森がわきかえる週末。

恒例の最終週、早慶戦。
今年は大混戦のリーグ戦になり、
この早慶戦で慶応が連勝すれば慶応の6季ぶりV、
1敗でもすれば立教の”今世紀初V"がなるという週末でした。

優勝を狙う慶応。
そしてそれを必ず阻止すると意気込む早稲田。
早慶戦にふさわしい激戦は、
土日ともに3万を超す観衆を集める、
まさに素晴らしい雰囲気での試合となりました。

土曜日は前半投手戦、
一転後半は打撃戦というスリリングな試合。

慶応が6回に清水の満塁弾で4点を先制すれば、
ひるまない早稲田がすぐさま5点を入れ返して逆転という試合。
しかし優勝にもう一敗も許されないという慶応の気迫は、
その裏今度は柳町の満塁アーチを生んで、
8安打で8点を奪うという効率の良い攻めで激勝。

この日の2回戦に優勝をかけることになりました。


土曜日は一時歓喜に沸きながら、
今度は逆に追い込まれた感じになった『待たされる身』の立教の選手たち。
閉会式に備えて神宮界隈に集合していたしょうから、
まさにドキドキしながら今日の試合を見守っていたと思います。

そんな中で試合開始。

試合は初回から『2回戦だなあ』というような点の取り合い。
慶応がとれば早稲田が逆転、
また慶応が再逆転という土曜日に続くスリリングな展開となり、
球場は盛り上がりに盛り上がっていましたが、
早稲田は1点ビハインドの7回裏に爆発。

2死満塁から代打福岡の満塁一掃の2塁打が出て逆転。
するとさしもの慶応も反撃する力は残されておらず、
早稲田が12-6で慶応を破り対戦成績を1勝1敗のタイへ。

そしてその瞬間、
立教大学の何と35季ぶり、
今世紀初の嬉しい嬉しい優勝が決まりました。


おめでとう!立教大学



待って待って、
何年待ったかわからなくなるぐらい、
久しぶりの優勝です。

前回優勝したのがいつだかも覚えていないほど、
久しぶりの優勝ですね。

ワタシは、
もちろん長嶋さんらが活躍した黄金時代なんて知りませんから、
立教の優勝を見たの、
これが生まれてこの方、4回目ですよ。

立教高校黄金のメンツがずらりとレギュラーに並んだ平成元年、2年秋、
そして前回の平成11年秋のわずか3回が、
ワタシが生涯で見た立教の優勝。

ということは。。。。
そうか・・・・・

春の優勝は『ワタシ初』か。

春に限って言えば、
昭和41年以来だそうです。
ということは、
全日本大学野球選手権はそれ以来ってことですかね。

そりゃ、うれしいはずだわ。


今季は沢田、田村というプロに進んだ2本柱が卒業して投手陣が心配されましたが、
開幕してみると第1戦の先発が田中、第2戦が手塚と、
2年生の2本柱がしっかりと機能して、
そこにルーキーの中川が試合を締める役割をきっちりと果す八面六臂の活躍。

桐光学園時代から見続けてきた中川の活躍、
それはそれはうれしいものでした。

横浜、東海大相模の2枚の分厚い壁に甲子園への道を閉ざされ続け、
『これに勝てばセンバツ』という秋の関東大会では、
浦和学院・江口と木更津総合・早川というサウスポーに行く手を遮られ、
彼は「こんなにすごいピッチャーなのに」と言われながら一度も甲子園に縁がありませんでした。

最後の夏は横浜・藤平の前に悔し涙を流し、
期待の大きかった”サポーター”ががっくりと肩を落としたあの夏の日から10か月。

彼がストライプのユニフォームに身を包み、
神宮のマウンドで躍動する姿は、
我々を興奮させてくれます。

長年の『立教サポーター』でもあり『桐光サポーター』でもあるワタシにとっては、
もうたまらないこの春のリーグ戦となりました。


立教はこの投手陣を、
好調な打撃陣がしっかりと支えましたね。

特に4番を張った笠松は、
『さすがは大阪桐蔭』という、
技術のみならずメンタル面でも、
しっかりとチームを支える存在になりました。

最後の苦しかった対明治第3戦での逆転サヨナラヒット、
これが優勝を引き寄せる一打となりました。

キャプテンの熊谷や寺山・飯迫の神戸国際コンビがいずれも3割を大きく超えるアベレージを残し、
スラッガー山根などとともに好調な打線の軸となり、
チーム打率が3割に迫るほどの強打線が出来上がりました。

まあ、お世辞にも『強い!!!』
と唸るようなチームではありませんでしたが、
大事なところでは必ず誰かが活躍、
第3戦での勝負強さは見事なものでした。

思えば長い道のりでしたね。

アスリート選抜を入試制度に入れて好選手を入学させるようになってから、
4大学との「戦力差」は確実に縮まりましたが、
それでも『優勝』にのぼりつめるまでは、
長く時間がかかりましたね。

しかし近年、
PL、大阪桐蔭、浦和学院、横浜、神戸国際などを中心に好選手が集い、
スタメンのメンバーを見ると、
「アッ彼も知っている、あいつもか、あいつもか……」
と立教のメンバーを見るのが楽しみになりましたが、
昨年も一昨年も、
あと一歩で優勝には届かず。。。。。。

『この一戦』を落とし続けて、
昨年限りで沢田、田村、佐藤などのキラ星が卒業していってしまったのを見て、
『ああ…しばらくこれで、優勝も遠のいちまったかなあ・・・・』
と思ったりもしていました。

今年のメンバーを見て、
まさか優勝できるとは・・・・・・

誰もがそうでしょうが、
ワタシも本当に驚いています。

往々にして大学野球でも高校野球でも、
『優勝に近い』
と言われた代が涙にくれた後、
そのポスト年の『地味と言われた代』がその悲願を果たしてくれるということ、
あったりします。
それが立教の頭上にも、
輝いたということですね。


ああ。。。。

池袋は、盛り上がっていることだろうなあ。。。。。。
みんな、うまい酒飲んでくれ~!

それにしても、
やっぱり学生野球は、
いいですねえ。



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