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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

NFLプレーオフ  ティム・ティーボウは新世紀のジョン・エルウェーか?

2012年01月13日 | NFL

さて、
今年もいよいよ始まりました、
NFLのプレーオフ。

これがなくちゃあ、
1年が始まらない。

今年はどこがスーパーボウルに出場するのか、
興味が尽きません。

シーズン全般を見渡してみると、
昨年のチャンピオンであるグリーンベイ・パッカーズの充実ぶりが目を引きますね。
惜しくも全勝はなりませんでしたが、
堂々のシーズン15勝1敗。

シーズン初の敗戦を14試合目に喫してからも、
その勢いはとどまるところを知りませんでした。
経験と勢いを持ったこのチームが、
プレーオフで急失速することは、
ちょっと考えにくいですね。

第1シードで臨むプレーオフで、
NFCのチャンピオンになることは間違いないと思われ、
スーパーボウルを制する候補の筆頭であることは間違いないところでしょう。

何しろ大黒柱のQB、
A.ロジャースの今季の充実ぶりと言ったら・・・・・
筆舌に尽くしがたいものがあります。

獲得ヤード4632。
獲得TD 45.
INT    6
QBレーティング  122.5。

レーティング122.5!!!!!!
見たことも聞いたこともないぐらいの成績です。
凄すぎる!!!

去年、そして今年の2年間で、
上り詰めるところまで昇り詰めたという感じ。

カート・ワーナー(元ラムズ)がセンセーションを起こしたのに、
ワタシなんかは重ねてみてしまいますね。

素晴らしすぎて・・・・。

彼のプレー、
またプレーオフで堪能しようと思います。



しかし、
彼以上に今シーズン、
センセーションを巻き起こしているQBがいます。

デンバー・ブロンコスのQB,
ティム・ティーボウです。

フロリダ大出身の2年目。
ルーキーだった昨年は9試合に出場してわずか645ヤードの獲得、
TDも5、QBレーティングも82.1という平凡なものでした。

今年の成績も、
14試合の出場で1729ヤードの獲得、
12TD、QBレーティング72.9という、
更に平凡なものになってしまいました。

ティーボウのQBとしてのスコアは、
ひいき目に見てもB-。
ひょっとしたらC+ぐらいかなあという感じです。

では、
なんで彼が注目されるのか。

実は彼、
高校まで教育は”家庭で”行っていた、
特殊な学生だったのです。

いや、
学生とは言えないかも。

敬虔なクリスチャン家庭に生まれた彼は、
高校までは学校に通わず(でも地元の高校のフットボールのチームには入っていた)、
大学でようやく『教育機関』に通ったという変わり種なのです。

アメリカの価値観の多様さ、
ここでも垣間見ることが出来ますね。
(日本じゃ、考えられないでしょう)

その彼が、
シーズンでは冴えないプレーを続けていたにもかかわらず、
プレーオフ第1戦の昨日、
延長にもつれ込んだ最初のプレーで、
なんと80ヤードの”ゲームウィニング”(日本風にいうとサヨナラ)TDを決め、
劣勢のブロンコスに勝利をもたらしたのです。

一夜にして、
彼は『リアル・ヒーロー』になってしまいました。

今後に期待が持てる展開となってきましたね。

アメリカ人の大好きな、
サクセスストーリーの始まりを予感させます。

そういえばワーナーの時も、
『一度NFLをクビなってマイナーなリーグなどでプレーを続け、オフはスーパーで働きながら浮上の機会を狙っていた彼のシンデレラストーリー』
として、
その活躍が伝えられましたもんね。


そのティーボウの所属するデンバー・ブロンコスは、
言わずと知れた【ミスターカムバック】ジョン・エルウェーが長くQBとして君臨したチームでした。

第4Qの劣勢な場面をことごとく覆しブロンコスに勝利をもたらし続けた伝説のQB、エルウェーと同じ道をたどれるのか、
ティーボウにはいま、
コロラド全体から、
熱い、あつ~い期待がかけられていると思います。

そのブロンコス、
次の相手は難敵、ペイトリオッツ。

NFLの顔ともいうべきQB,トム・ブレディーを擁する常勝軍団。
今年もグリーンベイを追撃する1番手に挙げる解説者が最も多いチームです。

ブレディは今年もパスレーティング105.6。
39TDに獲得ヤード5235と、
先に挙げたロジャースに匹敵する、
非の打ち所のない成績をあげている”大看板”です。


劣勢は間違いないところ。
たぶん14ポイント以上のアンダードッグでの戦いでしょう。

しかし・・・・
何かが起これば・・・・・
伝説となる可能性が・・・・・。

その何かを期待して、
今週末の試合を見ることにしましょう。


≪ワイルドカード・プレーオフ(1回戦)結果≫
【AFC】
テキサンズ 31-10 ベンガルズ
ブロンコス 29-23 スティーラーズ

【NFC】
セインツ  45-28  ライオンズ
ジャイアンツ 24-2 ファルコンズ


≪ディビジョナル・プレーオフ(2回戦)予定≫
【AFC】
ペイトリオッツ VS ブロンコス
レイブンズ   VS テキサンズ

【NFC】
パッカーズ  VS  ジャイアンツ
49ers    VS  セインツ

*久々にスーパーボウル制覇を狙う49ersが登場。5476ヤードを投げまくったセインツ・ブリーズと対戦。点の取り合いは必至。



ところで、
今年からプレーオフのシステムが変わりました。
(このように頻繁にルール変更が行われるところが、実にNFLらしいところです。合理性を常に追求しています)

延長に入った場合、
先攻めのチームがFGを上げても試合は決着せず、後攻のチームに攻撃権が移ります。
先攻めのチームとしては、TDを挙げれば試合を決着させることが出来るので、
TD狙いの攻撃となり、よりスリリングさが増すことになるでしょう。

先攻めが延長で3点先行・・・・・・
後攻めが追いかける・・・
なんてシーン、早く見てみたいですね。


ワクワク・ドキドキの1か月が、
始まりました。


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