≪第106回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【決勝】
関東一(東東京) 京都国際(京都)
さあ、
いよいよ決戦の時を迎えました。
2024年の高校野球ファイナル、
聖地・甲子園で雌雄を決する対決です。
かたや盤石な投手リレーと堅守で強敵を次々に倒して夏の決勝に初進出の関東一。
こなた2枚看板の投手陣と鋭いバッティングを軸に完璧な戦いで勝ち進んできた京都国際。
両校ともに、
今年の選抜出場校でありますが、
両校ともに選抜では初戦敗退という辛酸をなめて、
悔しさをもって夏までに力を伸ばしてきました。
さあ、
どんな戦いになるでしょうか。
まず注目は先発投手が誰になるのか。
関東一は3回戦では坂本、準々決勝では畠中、準決勝では大後を先発マウンドに送り、
中盤から守護神の坂井につないで託すという投手リレー。
この決勝でも、
おそらく坂井は「後方待機」で締めの役割を担うのではないかと思います。
それでは先発は誰なのか?
多分畠中が満を持して、
決勝のマウンドに上がるのではないでしょうか。
一方の京都国際は、
準決勝まで2人の素晴らしい左腕が交互にローテを組んで先発マウンドに登ってきました。
エース中崎は準決勝の青森山田戦こそ序盤乱れましたが、
基本的には素晴らしい安定感を持った投手。
そこに春から急成長を遂げた、
西村が控えます。
西村は青森山田戦の5回からマウンドに登り、
相手打線を完璧に抑えきってここまでこの大会無失点。
準決勝では中崎が55球、西村が66球を投げていますが、
全く問題なくこの決勝を迎えられると思います。
一方の打線は、
関東一は3回戦から、
明徳・中崎、東海大相模・藤田、神村学園・今村と今大会屈指の左腕の好投手たちと次々に対戦したため、
かなり抑えられている印象が強い。
今日対決するのも「今大会屈指の左腕」に間違いはなく、
この攻略こそが真紅の大旗をつかむポイントになる。
攻略には、
この大会機能しているとは言えない1・2番、
飛田・成井の出塁がカギ。
この二人が出塁して初めて、
関東一の攻撃は機能する。
なんとしてもこの試合は、
2人で4から5出塁したいところ。
坂本・高橋の3・4番は打率こそ低いものの、
ポイントで一打を放つ可能性を常に感じさせてくれ、
その後の5番を打つ越後が今大会絶好調だ。
さらに熊谷や坂井など、
下位打線でも期待できるバッターが並び、
ひとたび攻勢に転じると鋭く得点する、
東東京大会までの関東一打線の復活が期待できるかもしれない。
決勝は4点、
悪くとも3点は欲しいところだ。
一方の京都国際。
1番金本から5番長谷川まで、
ズラッと4割近い打者が並び、
打線の状態は関東一よりもかなりいい。
しかし準決勝では今大会初めてといっていいぐらい、
打線が中盤まで機能しなかった。
しのぎ合いになった時、
打線の状況がどうなるのか、
そのあたりが決勝のポイントだろう。
いずれにしても、
決勝は両投手の出来がカギを握るのは明白。
関東一の先発がどこまで抑えていけるのか?
あるいは関東一の上位打線が最後の最後で、火を噴くのか?
京都国際は好調の打線が序盤から相手をとらえていくのか?
そして先発はどちらの投手が務めるのか?
興味は尽きない決勝戦。
第106回大会を飾る、
素晴らしい試合を期待しています。
最新の画像[もっと見る]
- 全国高校サッカー選手権準決勝 決勝は関東のプレミア対決 前橋育英🆚流経大柏 1日前
- さあ リーグワン開幕! 3週間前
- 2024.10.26 オールブラックス戦観戦記 3ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 4ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 4ヶ月前
- おめでとう玉鷲。 1631回、連続出場の記録を更新! 4ヶ月前
「高校野球」カテゴリの最新記事
- 今年最後の野球 明治神宮大会は、大学は青学大の春秋2冠。高校は横浜が、あの松...
- 神宮の森がすごいことに。。 そんな中、明治神宮大会観戦記
- さあ各地区の優勝校決まった! 明治神宮大会で腕試し。
- 高校野球秋の陣 今日6地区で準決勝 ほぼ選抜の出場校が見えてくる
- ふと、ふと感じちゃったことなんだけど・・・・・・
- さあこい大尊時代! 幕内では大の里が、十両では尊富士が全勝でトップをひた走る!
- ヤクルト青木 ついに引退。
- 侍ジャパンU18 壮行試合 まあ、やっぱり実力の差は顕著だわなあ。。。。
- 100年の甲子園 第106回全国高校野球選手権を振り返る。
- 夏の甲子園2024 京都国際初優勝。 関東一、無念。あと一歩。