ボクシングの世界が、グイグイ動き出している！

昨年の12月、
ＰＦＰのスーパーチャンプ、井上尚弥がバンタム級の4団体統一を成し遂げました。

そしてチャンプは階級を上げ、
スーパーバンタム級に挑む2023年を迎えています。

まだ正式な発表はありませんが、
スーパーバンタム級世界2団体王者のスティーブン・フルトンとのタイトルマッチが有力視され、
世界中の注目を浴びているところです。

昨年はボクシングの世界も、
井上尚弥がドネアとのスーパーファイトでの統一戦、そしてバトラーとの統一戦を経て、
4団体統一を成し遂げたもののほかにも、
ミドル級のチャンプ、村田諒太も、
プロ転向時から夢見たスーパースター・ＧＧＧことゴロフキンとのスーパーファイトを実現させました。

その「動き出した」2022年を経て、
この2023年も、
ボクシング界はグイグイ前へ進んでいます。

まずは正式発表されたのが、
拳四朗のライトフライ級3団体統一戦を筆頭にずらりと好ファイトが期待される試合が並んだこの興行です。

４／８　≪ＬＩＶＥ　ＢＯＸＩＮＧ　４≫（ＡＭＡＺＯＮプライムビデオ）　～東京・有明アリーナ～

◇ＷＢＣ・ＷＢＡ・ＷＢＯ世界Ｌフライ級王座統一戦　１２回戦
　ＷＢＣ・ＷＢＡチャンピオン　　　ＷＢＯチャンピオン
　　寺地拳四朗（ＢＭＢ）　　　　ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）

◇ＷＢＡ世界バンタム級王座決定戦　１２回戦
　同級2位　　　　　　　　　同級3位
　井上拓真（大橋）　　　リボリオ・ソリス（ベネズエラ）

◇ＩＢＦ世界フェザー級挑戦者決定戦　１２回戦
　同級3位　　　　　　　　　　　同級2位　
　阿部麗也（ＫＧ大和）　　　キコ・マルチネス（スペイン）

◇ＷＢＯアジア太平洋ウェルター級タイトルマッチ　１２回戦
　アジアチャンピオン　　　　　　　ＷＢＯ同級世界8位
　佐々木尽(八王子中屋）　　　　ＷＢＯ世界８位・小原佳太(三迫）

◇那須川天心デビュー戦　6回戦　
　　　　　　　　　　　　　　　日本バンタム級4位　
　那須川天心（帝拳）　　　　与那覇勇気（真正）


さて、なかなかの興行になりそうな気配ですね。
ビッグネームである那須川天心のボクシングデビュー戦であり、
ここに世界統一戦、世界王座決定戦、世界挑戦者決定戦、そしてアジアタイトルマッチの4本立て。
世間の注目も集まりそうです。

拳四朗は京口に勝ち2団体を制覇、
そしてそのサブで岩田を破ったゴンザレスと、
今度は3団体制覇をかけて統一戦に挑みます。

井上尚弥に続くボクサーとして、
この拳四朗と中谷潤人が挙がりますが、
拳四朗は一足お先にタイトルマッチで3団体を制圧することができるでしょうか。

ワタシはまず負けないのではと見ています。
ニコッと笑ってズバッと斬る。
今回もまた、拳四朗がその技術の高さを見せてくれると思います。
そして最近とみに目立つ強打も。。。。。

井上拓真は、
兄の置いていってくれたベルトの奪取に挑みます。
こちらも相手がソリスですから、
楽勝とまではいかなくとも、
分はいいのではと思います。

ソリスって・・・・
もうだいぶ前に、名前を聞いたような・・・・・・ってボクサーだっていう印象しかないです。
スカッと勝って、
また井上家にベルト、持ち帰ってください。

世界タイトル挑戦者決定戦では、
阿部がキコ・マルティネスと戦います。
キコ・マルティネスも、
「いつまでやってんだよ～」
って感じの選手ですが、どうなんでしょうね。
ベテランって言やあベテランですが、
どんだけベテランなんだよ・・・・・って感じです。

佐々木と小原の「日本人頂上決戦」は、
かなり注目のカードらしいですね。
小原は確か見たこと何回かあるけど、
佐々木の試合はワタシは初めてです。

そして・・・・
那須川天心のデビュー戦。

キックの時代の那須川の試合は、
ワタシはほとんど見ていないのですが（ちょろっとは見たことがあります）、
やっぱり無敗の絶対王者ですから、
あるレベルまでは駆け上がっていってくれると思います。

そのあるレベルっていうのがどこなのかは、
神のみぞ知るってことでしょうかね。
注目しています。



さて、
そしてこの興行よりも先に、
2／8がデッドラインだった、
ＷBO世界スーパーフライ級チャンピオン、井岡一翔に、
1階級下のWBO世界フライ級チャンピオンであった中谷潤人が挑むタイトルマッチは、
期限までに交渉がまとまらず、
入札となりました。

巷では井岡が中谷を避けて対戦がないのではないかと言われていますが、
何とか対戦を実現してほしいですね。

技術的には優れた井岡に、
日本のホープである中谷がどんな戦いをするのか、
ホント見てみたいカードです。


なんだか好カードが、
本当に目白押しの春になりました。

ボクシングは勝者がすべてを握るという世界。
負けたら次はない。。。。（本当はないわけではありませんが）

そんな緊張感に包まれた戦いが、
4，5，6月と組まれていく予定です。

中継の中心は、
アマゾンプライム。

アマプラでやれば、
アンダーカードからすべてを視聴でき、おまけに見逃しもＯＫなので、
ボクシングファンにとっては願ったりかなったり。

さあ、
ボクシングの輝く春になりそうな、
そんな予感がする今日この頃です。


【追記】
井岡が中谷との対戦を避け、
ＷＢＯ王者を返上して、
なんと年末にやってドローだったＷＢＡチャンピオンのフランコと再戦するらしいという報道が出ました。
なんだかなあ。。。。

プライドの戦いって・・・・・
ガッカリだよ、やっぱりあんたには。