2月下旬から各種のイベントが中止になりだし、
3月に入ってからは休業要請などが出たり学校が休校になったり。。。。。。
そこから本格的な感染の拡大が始まり、
沢山の悲しみや苦しみが日本中にあふれていき、
2か月以上経った今でもまだ最終的に観戦を食い止められてはいない状況・・・・・
というのが先日までの感じでしたが、
先週に至ってどうやら少しだけ光が見えてきた感じとなってきました。
39県では緊急事態宣言の解除が行われ、
我々の日常も少しずつ形を取り戻していけそうな感じになってきました。
しみじみと思うのは、
「日本人のチカラ」。
我慢するところはしっかり我慢して、
社会全体で物事に取り組める我々の良さ、
凄く出ているんじゃないかと思っています。
さすがは昔からの農耕民族・・・・・ってところでしょうかね。
じっくりと物事に取り組んで、
降り注ぐ危機にはしっかり耐えることが出来る。。。。
誇りに思っています。
さて、とはいえ。
プロ野球が6月中にも開幕?
というニュースとセットで流れてきたのは、
今年の夏の甲子園が中止になる公算が高いという事でした。
致し方ないと思ってはいても、
寂しさはぬぐいようもなく、
この週末は You Tube でアップされている動画を眺めてばかりいました。
主に昭和50年代から60年代の試合映像やらハイライトやら、
特集番組なんていうものを、
それこそ朝から晩までボーっと眺めていました。
まさかの知人の高校時代のプレー映像が流れたり、
新たな発見もあったりして楽しい時間を過ごしましたが、
開会式の映像を見ていて「今年はないんだなあ・・・・」と思ったら、
なんだかすご~く寂しさが体全体に募ってきました。
開会式の「選手入場!」の宣言からあのファンファーレ、
行進曲に至る一連の流れ、
もう完全に体の一部になってしまっている感じで、
「これがない!」
という事を改めて意識したとたん、
寂しくて寂しくて。。。。。
夏になったら、
実感として感じることになるんでしょうね。
毎年楽しみにしている夏祭りがなくなるって、
いったいどんな感じになるんだろう?
そういえばいろいろ見ている中で、
ピックオフプレーだとか隠し玉だとか、
ルールの中で決められている「今は禁止されている」プレーなんかも沢山出て来て、
時代の違いだとか流れだとかいうことも、
否応なしに意識させられることもあったりしました。
これ以降はワタシの私見ですが。。。。。(まあ、ブログなんて私見だらけ、いや、私見しかないんですがね)
なんだか最近の野球の風潮に少しだけ違和感を持っているのは、
高校野球はもちろんのこと、
何かMLBでもプロ野球でも、
「正々堂々」とか「フェア」というのがすごく大きくとらえられてプレーヤーががんじがらめになっているなあ・・・・・
ということでした。
持っている力と力の勝負という事がことさら強調されて、
少しでも「姑息」やら「みみっちい」と思われることは許容されない。
そんな空気に支配されているように感じるの、ワタシだけなのかな?
もちろんMLBで起こったアストロズなどの「サイン盗み」については、
ワタシも「やっちゃあだめだろうなあ」と思うのですが、
今は完全に禁止されている2塁ランナーがバッターにコースを教えるという仕草なんかは、
なんだか昭和の頃の野球では普通に行われていて、
キャッチャーもコースが読まれないようにいろいろと構えていたりと、
何だか野村さんではないですが「キツネとタヌキの化かしあい」みたいな風情があったりして、
それはそれで楽しかったなあ・・・・・なんていう「肌感覚」を思い出してしまいました。
隠し玉なんていうのも、
今の基準だとただ「卑怯な・・・・」として語られる、
フェアプレーとは真逆なことの代表みたいなプレーで禁止されてしまいましたが、
当時は隠し玉はいろいろなところ、
特に子供たちの「草野球」の現場では頻繁に行われていたりして、
「楽しい」ことの裏返しのようなプレーだったという記憶があります。
そういうなんだか「いろいろな事をやる」プレーヤーが、
なんだか「野球力」とか「野球頭」に優れているような感じで、
その頃は一段上に置かれていたような気も・・・・・します。(子供たちの間では)
実は今でもそうですよ。
ちょっと前までワタシも関わっていたりした少年野球の現場では。。。
いろいろな決め事をしたり「チームとして」プレーさせる時には時として自由にやらせてやることもできない中で子供たちは野球をしたりしていますが、
オフの時間とかちょっとした休憩時間などに子供たちが「草野球チック」なことをやっているのを眺めていると、
ワタシは「今も昔も、子供の気質っていうのは、変わらんなあ。。。。。」
なんて思いを強くしたことが多かったですね。
子供たちって、
いろいろな”決めごと”もなく自由にプレーしていると、
実に自由な発想で色々と自分たちで楽しむプレーを入れてプレーしているのですよ。
隠し玉とか超極端なシフト、バント攻撃なんていうのは当たり前、
あれやらこれやら「フェアプレーに反する」なんてされていることで「裏をかく」なんていうのが大好きで、
「それでこそ楽しい」なんて感じでプレーしちゃっていて、
それを見ていると「これこそがスポーツの楽しさだよなあ」なんて思いを持っちゃうわけです、大人としては。
もちろん「打つ」「投げる」「走る」という基本のことをのびのびやるのが一番なのは確かですが、
こと球技、いや、言い換えれば「ボールゲーム」の世界は、
やっぱり「ゲーム」なんですよね。
いろいろと自分だけで考えた「相手の裏をかく術」だとか、そんなことが本当に楽しいというのは、
まさに「子供心」だと思うんですよね。
そういう「相手をだます」ことにより技術面が磨かれるなんていうことも、
沢山あると思うんですよね。
だから、
思い切って打って投げて・・・・・これこそがフェアプレー
と教えるのは、
ある意味では真なのですが、
それだけっていうのもなんだかなあ。。。。。。
そんな気がするというか、ずっとなんか「フェアプレーのごり押しは野球をつまらなくするんじゃ・・・・」なんて思っていたので、
ちょっとそのことを書いてみました。
ワタシの私見としては、
アストロズはベンチに入っている「プレーできるプレーヤー」以外のもたらされた情報が入り込んできてしまったのでアウト。
しかし2塁からのコースを教えるしぐさなどについては、「ベンチ入りプレーヤー同士の試合中の駆け引き」だからセーフ。
隠し玉・・・・・もちろんセーフ。
そんな感じですかね。
巨人のコーチである元木みたいな選手、
いいと思いますよ。
長嶋監督も「曲者」としてその存在を高く買っていましたしね。
今マルチな才能を持つ野球が大好きな野球選手を『野球小僧』なんて呼んだりしますが、
本当の意味での「野球小僧」は、
プレーの質の高さだけではなく、
『野球脳』がすごくて思いもよらないプレーができるプレーヤーじゃないかなあ。。。。。
そんな風に思ったりもしています。
そういえば巨人にいたときの清原が、
オールスターで速球勝負をしなかった投手を「チン〇ついとんのかい」とすごんだ逸話がありますが、
ああいうのはワタシの「草野球チックな」美意識とは反しますねえ。。。。。
ピッチャーが「おりゃー」とものすごい形相で速球を投げるんじゃないかと見せながらチェンジアップを投げて、
マウンド上でペロッと舌を出す・・・なんていうのが、なんだか楽しいと思ったりしましたもん。
それでこそ球宴だ・・・・・なんて感じですね。
あ~
めちゃくちゃなとりとめのない文章になってしまって、
申し訳ありません。
思ったこと、
そのまま書いてしまいました。
それにしても現在の高校3年生が、
気持ちの中で区切りをつけられるような施策、
どうか考えてあげてください、高野連の方々。
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