平昌オリンピックも終盤戦を迎えて、
日本選手の活躍も特に目立ってくるようになりました。
日本選手団の主将を務め、
このオリンピックで最も期待されていたスピードスケート女子500mの小平奈緒選手。
昨日いよいよそのレースが行われましたが、
圧巻の滑りを見せて堂々の金メダル。
前日の羽生選手に続き、
日本にふたつめの金メダルをもたらしてくれました。
レースはもう、
小平選手の独壇場でしたね。
スタートから100mでラップを奪い、
バックストレートでの伸びやかな走りも見事。
そして最後のカーブもしっかりまとめて、
第4コーナーからの直線でグイっとさらにひとのび。
『負けようがない』
と形容できるほどの、
堂々としたチャンピオンの走りそのものでした。
その走りの前には、
さしものオリンピック2連覇の李選手も0.39秒及びませんでした。
走る前はワタシ、
素人独特の『スタートでつまずいたらどうしよう・・・・』とか、
『カーブで膨らんじゃったら・・・・』とか、
余計なことばかり考えちゃったのですが、
号砲一発のあとの100m通過で、
『こりゃあ大丈夫だ!』
と一安心しました。
まあそれでも、
最後まで胸のドキドキはおさまりませんでしたけど。
小平選手、
見事でした。
それにしても、
この小平選手と言い、高木美帆選手と言い、
なんというりりしい『大和撫子』っぷりなんでしょうか。
日本の女子選手、
凛々しくって美しくって、
本当に日本の誇りそのものですね。
そしてスマイル・ジャパン。
残念ながら予選で2敗して準々決勝進出はならず、
目標のメダルには届かなかったのですが、
キッチリ気持ちを切り替えてこの夜は順位決定予備戦に出場。
初戦で敗れたスウェーデンとの再戦に臨みました。
スマイル・ジャパンはこの日、
しっかりと勝ちにこだわった、
いいホッケーを展開。
OTまでもつれ込みましたが、
最後は床亜矢可選手が見事にゴールを決めて、
念願のヨーロッパ勢からの勝利を挙げました。
そしてこれで、
5-6位決定戦に進みました。
先の半島チーム戦の勝利を『歴史的勝利』とたたえる声もありましたが、
開催国出場で実力的に2段ぐらい落ちる相手に勝ったその試合よりも、
このスウェーデン戦の勝利こそ、
スマイル・ジャパンが追い求めてきたもの。
4年間の彼女たちの成長が形になって表れた『歴史的勝利』と言えると思います。
昨日敗れていたら、
最終戦は7-8位決定戦でまたも半島チームと。
たぶんこのの試合には勝てるでしょうから、
2勝は上げるもののその勝利はスマイル・ジャパンが追い求めてきたものではなく、
失意のまま大会を終えることになったことでしょう。
そういった意味でも、
昨日の勝利は大きかった。
さあ、
勢いに乗って、
次のスイス戦も勝って、
5位でこの大会を締めましょう。
そうすれば、
大会自体でも3勝2敗と勝ち越して終わることができます。
”女子ホッケー界の明日”
にとっても、
大きな勝利になることは間違いありません。
前回の試合、
しっかりとチャンスに決めきることができず、
カウンターからの3失点で敗れました。
今度はしっかりと対策を練って、
この日のように勝ち切れば、
この大会はメダルに匹敵するほどの成果だったと言えるでしょう。
がんばれ スマイル・ジャパン。
最後は勝って、
笑って終わろうぜ!!