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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本一の投手はダルか?マーくんか?

2011年09月25日 | プロ野球

風雲急を告げてきたパ・リーグの順位争い。

昨日も"絶好調"の3位・オリックスが敵地で2位の日ハムを破り、
ついに2位と3位のゲーム差も4.5と"射程圏内"に突入してきました。

昨日は日ハムが斎藤を立てて何とかくらいつこうと試みたものの、
"持っている"斎藤は好投を見せたものの、
それ以上にオリックスのエース・金子千に打線が完全に沈黙。
わずか2安打しか放てずらくらくと完封されてしまいました。

両チームの勢いの差が如実に現れましたね。

日ハムは、
今がどん底でこれから徐々に上がっていくでしょうが、
最近の戦いぶりを見ていると、
『CSは大丈夫かいな』
と思わずにはいられません。

オリックスは絶好調。
3位を確保してCS進出することが、
現実味を帯びてきました。
投打のバランスが抜群です。

9月にはいって突如目覚めた埼玉西武は、
昨日も9回に追いつく粘りを見せて、
まだまだあきらめていない戦いぶりです。

打線の調子が上向いてきて、
打ち勝てるチーム状況になってきたのが大きいですね。
苦手のロッテに今日、明日と敵地で連勝するようだと、
まさかが現実になっていくかもしれません。

そしてやや調子を落としていた東北楽天。
昨日はエースの田中を立て、
主意のSBを迎撃しました。

マーくんのピッチングは見事。
8安打を打たれたものの無四球で完封。
自己最多の16勝に並びました。

これで16勝5敗、
防御率も1.35となり、
最多勝、最高勝率、最優秀防御率の投手3部門でいずれもトップに躍り出ました。

いずれも日ハム・ダルビッシュとすごいレベルで争いを繰り広げています。

≪今季成績≫
              防御率 試合 完投 完封 勝利 敗戦 投球回  奪三振率
田中(楽天)       1.35 24  12  4   16  5  200.3  9.57   

ダルビッシュ(日ハム) 1.48 25   9  5   16  5  207    10.43



いやあ、それにしてもすごい成績。
投手分業の進む現代のプロ野球で、
この成績はものすごいですよ。

ちなみにセ・リーグの防御率1・2位の吉見(中日)、内海(巨人)と比較しても、
完投、完封、投球回数、奪三振率などで大きな違いがあり、
要するに≪彼らだけで金を取れる投手≫なのかどうかというところに、
大きな違いが出ています。

*田中、ダルビッシュだから試合を見に来る人は多くても、内海、吉見が投げるというだけで試合を見に来る人は少ないということ。


数字を見ても、また印象度でも、
いかにこの両投手の力が、
今の球界では図抜けているかということがよく分かります。

実際に投球を見ると、
両投手の速球は急速以上に"凄み"がありますし、
マウンド上でのオーラもすごいものがあります。

この両投手に限って言えば、
日本プロ野球の長い歴史の中でも、
≪歴史に残る≫好投手であるのは疑いようがありません。

いままでの経緯から田中-斎藤を【黄金カード】といっていますが、
なんのなんの。
田中-ダルビッシュ以外に、
黄金カードなんていうものはありえませんよね、実際。

だからこそというわけではありませんが、
CSの第1ステージでは、
両投手の投げ合いが見たいと切望しています。

【負けられない】の試合での、
【本気】の投げ合い。
ものすごいものになるでしょう。

緊張感バリバリの、
すごい対戦になるでしょうね。

かつて2000年ごろに、
西武・松坂とロッテ・黒木の投げ合いが、
しきりにあおられていたときがありました。

しかし今のこの田中-ダルビッシュは、
この両投手のレベルをはるかに凌駕している・・・・・・
と言ったら言い過ぎでしょうか?

こんなにわくわくさせてくれる両投手は、
なかなか出てきませんよ。

短期決戦における直接対決で、
雌雄を決して欲しいなあ。

両投手20勝を達成して、
両投手に沢村賞が同時に贈られたという背景を持って、
CSの投げ合いに向かってくれないかなあ。

プロ野球ファンとして、
こんなにワクワクすることはありません。

まだまだ激闘の続くプロ野球。

ここ数年の中では、
最も盛り上がっているかもしれませんよ。


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