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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲 大嶽親方 琴光喜が解雇

2010年07月05日 | 相撲

大相撲が大激震に襲われてから早2ヶ月。
昨日、
大嶽親方と大関・琴光喜に解雇が言い渡され、
とりあえず一応の決着を見たといえるでしょう。
名古屋場所は、
予定通り開催されるそうです。

しかし、
誰もが思っていることとしては、
『これで終わりじゃね~だろ~』
ということ。

自浄能力は完全に欠如していることが白日の下にさらされた相撲界ですが、
『なんとなくそ~なんじゃないかな~』
と思われていた、
『賭博体質』
もここまで蔓延していたかと知らされるにつけ、
『なんだかな~』
と思わざるをえません。

多分、
ほとんどの現親方、力士などが手を染めているからこそ、
厳しい処分を下せなかったのではないかと勘ぐってしまいます。

大相撲自体は興行の世界ですから、
興行師がいろんな場面で顔を覗かせるのは致し方のないことなのですが、
がっかりさせられることは本当に多いですね。


しかし、
マスコミでな~んも関係なさそうなコメンテーターといわれる輩たちが、
『子供の夢を壊すことだけはしないで・・・・』
なんてほざいていますが、
な~にいってんだか、
と思っちゃいますね。

大体、
今の子供で相撲を真剣に見ている子なんて、
ほとんどいやしませんよ。

横綱をはじめとして、
力士は子供のヒーローじゃあ、ありませんよ。

『相撲なんて見たことない』
子供が圧倒的です。

だから、
仮に名古屋場所が行われなくたって、
子供たちはな~んにも思わないですよ。

大人がそのことを教えてやらなければ、
中止になったこと自体を知らないことでしょう。

そのぐらいの存在ですよ、今の相撲は。

巨人・大鵬・卵焼き
といわれた時代や、
貴乃花、千代の富士らに心躍らせて子供たちが語っていた時代は、
とっくの昔に過ぎ去ってしまっているんです。


子供が胸躍らせたり、
一生懸命になってみたりやったりすることのないスポーツ、
これを国技と称するのも、
どうなんでしょうかねえ。

多分今の40台後半~ぐらいが、
相撲を真剣に見る最後の世代じゃないでしょうか。

話は飛びますが、
昔は海外に赴任すると
『日本の演歌がむしょうに聞きたくなる。日本人のDNAに刷り込まれているんだなあ』
という話を、
私の先輩(50台~70台ぐらいの人)などからよく聞きました。

しかし、
我々の世代(40台中盤)なんかは、
何年海外に赴任していたとて、
全く演歌は聴きたくならないし(人によって違いはあると思いますがね)、
また同僚や友人などからも、
そういう話は一切聞こえてはきませんでしたね。

聞きたいのは、
J-POPSやROCKなんかですよ、明らかに。

それと一緒で、
人や時代も変わってきていて、
『相撲がないと人生の一部が抜け落ちたような気がする』
ヘビーなファンの世代はかなり年齢が上の世代で、
その人たちが抜けると、
相撲って本当に一部の人しか見なくなるんじゃないでしょうか。

今の歌謡界(言い方が古いねえ)における演歌のような位置に、
大相撲も追いやられるのではないかという感じがします。

そして人々が郷愁を感じるのは、
プロ野球であったりJリーグであったりする時代が、
すぐそこまで迫ってきているのではないか、
という気がしてなりません。

ワタシ自体は、
相撲は大好きな部類ですが、
それでも今回の事件や、
昨今の『忌まわしい』事件・話題の数々を見るにつけ、
『相撲好き』
の看板を知らず知らずに下ろしてしまいそうになっている自分に気がつきます。

あと10年もすると、
不祥事だらけになっても誰も見向きもしないし、
新聞の中面あたりにちょろっと書かれるだけになっていたりしてね。

まず【国技】の看板を下ろすことあたりから始めてみてはどうかな?
国技国技と気張ってみても、
世間が認めなくなったらその看板、
下ろすしかないからね、大相撲界。

本当に改革出来るとすれば、
重い看板を下ろしてからだよ。

 


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