テニスの国別対抗戦、
デビスカップ。
女子はフェデレーションズカップ、
そして男子はこのデビスカップが、
『テニス団体戦』の最高峰の大会です。
長いテニスの歴史の中で、
女子は70年代から世界で活躍する選手が続々登場して、
世界と激戦を繰り広げてきました。
96年の対ドイツ、
伊達公子vsシュテフィ・グラフ
との対戦は、
忘れることのできない『日本テニス史』に残る激戦です。
そんな女子に比べ、
『テニス後進国』
のありがたくない冠を戴き続ける日本男子は、
なかなか世界の舞台でその存在感を見せることができない歴史が、
連綿と続いてきました。
かつて、
『テニスブーム』に沸きかえって日本。
その中でこのデビスカップを観戦しに行ったこともありますが、
やはり『世界と日本のテニスは、似て非なるもの』
なんて印象を持った覚えがあります。
要するに、
『どんなに逆立ちしても勝てないなあ』
と思ったということでした。
そんな長い苦難の歴史を繰り返してきた昨今、
日本に現れた救世主、
『テニスの王子様』
が錦織圭選手。
まさかあんなに素晴らしい日本人選手が現れるなんて、
夢にも思いませんでした。
テニスを応援するものにとっては、
サッカーの香川・本田・長友や、
野球のマーくんが名門チームの主力としてバリバリ活躍するよりも、
テニスの4大大会で錦織があのナダルと激闘を繰り広げたってことの方が、
ある意味興奮させてくれることです。
興奮させてくれるというよりも、
未だに『信じらんね~』って、
ほっぺたをつねってしまうような出来事ですね。
その錦織を擁し、
デ杯のワールドグループに参戦するわが日本チーム。
こりゃあ応援しないわけにはいかないでしょ。
日本からは、
シングルスで錦織、添田が出場。
錦織で2勝を計算して、
初日、3日目のどちらかで添田が1勝をあげ、
3勝2敗での突破が目論みです。
それにしても、
ワタシは、
今回は『神風』が吹いているような感じがしますけどね。
対するカナダがランキング上位の2選手が欠場。
『添田で1勝』も、
現実味を帯びてきています。
しかも今回、
日本は有明のサーフェースを200万円をかけて『遅い仕様』に変更。
遅い仕様とは、
とりもなおさず【日本有利】の仕様のことです。
日本はなかなかこういうことをやらなかったのですが、
それだけ協会も今回の対戦には『本気』ということでしょう。
かつて世界一を争うライバルであった米国とスウェーデンがデ杯決勝で対戦した時、
ストロークプレーヤーを揃えたスウェーデンは、
会場となったコートを完全に改修。
『ものっすご~~~~~く遅いコート』
に作り替えて、
快勝したことがありました。
『なりふり構わず』
勝ちに行く、
国の威信をかけた戦いと言っていいのが、
このデビスカップというものです。
ところでワタシ、
やっぱりこのデビスカップ、
【デ杯】
と言った方が、
何だかしっくりくるんですよね。
ある年代以上の方、
そういう人が多いんじゃないでしょうかね。
いずれにしても、
今年ほどチャンスはない日本。
夢の8強に向けて、
今日の初日、
『気合い入れてけよ~~~~!』
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