SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

プロ野球ドラフトあと3日。

2020年10月23日 | プロ野球

26日に行われるプロ野球のドラフト会議まで3日。
各球団のドラフト戦略が、
続々とつまびらかになってきています。

それと同時に、
各スポーツ紙とか雑誌などで、
評論家やライターなどの「予想」がかしましいですね。

今年の「目玉」は早稲田のエース・早川と近大の主砲・佐藤の二人。
報道などを見ると、
両選手ともに4,5球団の強豪が入札する予定だそうで、
すごい人気ぶりです。

早川は左腕では久しぶりに出た即戦力の超豪腕。
155キロの球を内外角にビシッと決められたら、
バッターは手が出ませんね。

ワタシは早川については、
高校時代からなんだか生でよく見た選手で、
当時からキレのいい球をコントロールよく投げる、
素晴らしい投手でした。

凄く残っているのは、
彼が3年生の夏の甲子園での広島新庄戦。
木更津総合・早川とドラ1で日ハムに入団して活躍する広島新庄・堀の、
1時間20分のテンポの良い投げ合いにしびれました。

あの頃は140キロそこそこの球速だったのが、
大学4年間で155キロまで伸びたとは、
本当に驚きですね。

今年広島に入団した明治・森下を見るまでもなく、
六大学の「大エース」だった選手は、
しっかりとプロの世界でも力を発揮してくれますから、
期待も大きいですね。
「超即戦力」の投手でしょう。

一方ロマンいっぱいなのが近大・佐藤。

この夏まで、
この選手は「ドラフト候補」に上がっていたとはいえ、
ここまで人気になるとはだれも思っていなかったでしょう。

しかし彼の持つポテンシャルがつまびらかになってくると同時に、
どんどん評価はうなぎのぼりとなってきました。
”ネクスト柳田”は間違いないパワーと運動能力、
そして何と言っても内野を守れるというのがいいですねえ。。。。。

どこに入団したとしても、
その球団は我慢して彼を来年すぐから”使い切ってほしい”と思っています。
2年後ぐらいにはもう、
3割・30本を軽くクリアする選手になっているかもしれないですね。


その他では中日が単独指名を狙う高校NO1の中京大中京・高橋や、
苫小牧駒大・伊藤などが1位入札で指名されそうです。
ワタシは個人的に、
中大の二人、牧と五十幡に注目しています。

今年は夏までがシーズンの高校の大会が行われませんでしたので、
スカウトも高校生の指名についてはかなり気を遣うのではないかと思います。
その分大学生や社会人など、
直近の秋まで試合が行われていたカテゴリーでの指名が多くなるのでは。。。。。
それがワタシの”予想”です。

高校の場合、
春から夏の選手権予選、本大会を経て”シンデレラボーイ”が必ず現れるものなのですが、
今年はそれがない分、
指名が多くなりそうな大学や社会人などの選手への評価は例年より「2割増し」ぐらいになっているんじゃないかなあ・・・・なんて思わないでもないですね。
指名後にその2割を割り引くと「来年の各チームの景色」が見えてくるんじゃないかなあ。

最近の傾向としては、
スーパースターになるような高校出身の選手は何しろ出世が早い。
オリックス・山本、ヤクルト・村上、西武・平良らは、
もう2年目には堂々とリーグを代表する選手として活躍しています。

そういう意味では、
高校のビッグネームを指名して”はまる”と、
チームの得る果実は大きいですから、
そのあたりをどう考えるかってところですかね。

西武のファンとして言わせてもらうなら、
西武、広島、ヤクルト、オリなどの「FAで獲られる側のチーム」としては、
こういう高校出身のスター選手は、
20代中盤~後半という選手として脂の乗り切った時にFAで”必ず”出ていってしまうので、
何だか痛しかゆしだなあ・・・・・という事を思っているのも確か。

それならば大卒、あるいは大学~社会人を経た選手などを獲って、
即戦力として7~8年スパンでのチーム構成を考える方が良いかなあ。。。
そんな考えがいいのではと思っています。

本当は
『高卒のフランチャイズプレーヤー』
が欲しいのはやまやまなんですが、ね。


これ、
自由に選手の獲得が行えて出ていくことも少ない、
巨人、阪神、SBらの「人気と資金を兼ね備えたチーム」には、
わからない感覚だろうなあ。。。
う~ん、我ながら自虐的だ。

でも、
西武が地方の大学リーグ出身選手にルートを開拓して、
バンバン選手を獲っていっているのは、
そのあたりを考えての事なんだと思いますね。
(山川、外崎らに代表される富士大とか、九州にある第一工業大など、よほどの野球ファンでなければ知り得なかった大学から、4,5人ではきかない選手を入団させていますからね。最近では、独立リーグにその”販路”を拡大している模様。)
持たざる球団の”企業努力”そのものですから、
スカウト陣には拍手を送ります。


そういえば先ごろ、
川崎フロンターレがなぜサッカー界ではレアの”大卒の選手”を獲得するのであろうかという記事を読みましたが、
そのチーム作り哲学、
とても参考になりました。

長期にわたる視点が、
今の強さを生んでいるとするならば、
プロ野球のチームも参考にすべきだと思います。

フロンターレだって、
今ではすっかり資金力も豊富なチームに生まれ変わっていますが、
かつては本当に「持たざるチーム」だったんですから。
J2時代はホント、地味でしたから。


おっと、話が横にそれましたが、
ドラフト会議まであと3日。

「ああ、彼が来てくれたら、チームはこうなって、こうなって、こうなっていくなあ。。。。。。。。」
なんていう夢想、
あと3日は許されるってもんですから、
「夢のような未来」に遊んでみよっかなっと。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 珍しいことも、あるもんだ。 | トップ | またまた週末は盛沢山だった... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

プロ野球」カテゴリの最新記事