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米・カリフォルニア州「SUPER FLY」
◇WBC世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン シーサケット・ソールンビサイ(タイ) 同級1位 ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
◇WBC世界Sフライ級挑戦者決定戦 12回戦
同級2位 カルロス・クアドラス(メキシコ) 同級3位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
◇WBO世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン 井上尚弥(大橋) 同バンタム級7位 アントニオ・ニエベス(米国)
いよいよ井上尚弥がアメリカデビュー!
『輝ける日本の才能』の一人、
ボクシングの世界チャンピオン、井上尚弥が、
ついにボクシングの本場・アメリカでデビューを飾ります。
9月9日にカリフォルニア州で行われる≪SUPER FLY≫という興行に参戦。
世界タイトルマッチを行うことが正式に発表されました。
相手はWBOバンタム級7位のニエベス。
はっきり言って、
相手はもう関係ありません。
井上に対するには役不足の相手ですが、
そんなことよりも求められるのは試合内容。
日本では”ボクシング人気の停滞”ということもあってさほど注目されなかった井上ですが、
アメリカの”目の肥えたファン”の前であの素晴らしいボクシングを見せることができれば、
一気に【世界中のファン】を獲得することも可能だと思っています。
はっきり言って、
井上尚弥にとっては、
日本で世界タイトル防衛を重ねていたこれまでの時間は、
あくまで〔序章〕にすぎないということです。
世界の舞台で大活躍し、
日本では手が届かないぐらい高みに上がって初めて、
日本の『一般の人たち』に彼がどれくらいすごいかが認識されることになるでしょう。
常々『これだけすごいボクサーがなぜ、そんなに評価されないのだろうか?!』
とワタシは不思議に思っていました。
近い将来、
井上尚弥は『日本人で世界に一番、名を知られる人物』になる可能性すらあると、
ワタシは思っています。
彼のきらきら光る才能を、
日本で埋もれさせておくのは本当にもったいない話で、
そういう意味でも大橋ジムの大橋会長は、
リスクを取りながらアメリカ進出にかじを切ってくれて、
ありがたいと思っています。
記者会見にはこの興行でメインを張る、
先日までPFPで1位に君臨した、
『いま世界のすべての階級のボクサーの中で一番強い』
と評価されていた”ロマゴン”ローマン・ゴンザレス選手と同席。
この席でロマゴンは、
『ゆくゆくはこの素晴らしい井上選手とも拳を交えたい』
なんて語っており、
楽しみは広がっていきます。
(まあ、適正体重が違って、井上はこの9月の戦いの後に1階級上のバンタム級に階級をあげると噂されていますから、この両者がリングの上で相まみえることは、ないかもしれませんが。)
アメリカのボクシングファンは、
その目で井上の『ものすごい才能』を目の当たりにするでしょう。
その反応が、
今から楽しみです。
ワタシは迷うことなく、
井上尚弥選手は『日本ボクシング史上最強のボクサー』だと確信していますから、
このアメリカ進出でどんな第一歩を記してくれるのか、
本当に期待と注目をしています。