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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

プロ野球 前半戦を振り返って

2013年07月18日 | プロ野球

7月も中旬から下旬に向かうと、
プロ野球も前半戦が終了。

オールスター休みを挟んで、
いよいよ胸突き八丁の後半戦に突入です。


とは言っても長い事、
ワタシにとって7月、8月は『高校野球の季節』。

高校野球の地方予選から甲子園まで、
ココロはすべてこちらに向かっていってしまっていますので、
この期間のプロ野球はほんの≪箸休め≫の状態になってしまうのですがね。

そして再度プロ野球にココロが向かうのは、
8月も最後の週ぐらいかな。
ちょうど子供が夏休みの宿題≪忘れてた~≫と気づくのと一緒ぐらいですかねえ。

もちろん今週末に始まる≪オールスターゲーム≫、
子供のころはそれこそ胸躍らせていましたが、
最近10年、いや20年ぐらいは、
真剣に見た事もありません。

スコアも、
去年の事すら、
まったく思い出せないですね。

そもそも6月末まで交流戦やってるんだから、
『セの〇〇選手とパの△△選手の夢の対決が実現!』
とか煽られたところで、
『先月見たし~』
ってなもんで、
心浮き立つところはありません。

まあ、
オールスターというのは、
いつも日常的にプロ野球が行われていない地域で、
【大相撲の巡業】という風情で行われたらいいイベントなんじゃないかな、
と思ったりもしています。


ところで高校野球。
一昨日でしたか、北北海道の名門・駒大岩見沢が敗退して、
その野球部の輝かしい歴史にピリオドを打ちました。(来年3月で閉校)

80年代から90年代にかけて、
『ヒグマ打線』の異名を持ち甲子園で暴れまくった名門、
最後も壮絶な打撃戦での討ち死にでした。

最後の10年弱、
北海道の地区再編成で強豪ぞろいの南北海道から北北海道に移り、
『毎年甲子園に出てくるのでは』
と思っていましたが、
08年に登場したのを最後に、
”聖地”には登場することが出来ませんでした。

名将・佐々木監督(現総監督)一代で作り上げたチームは、
春8回、夏4回の甲子園出場という輝かしい歴史を刻み、
北海道の高校野球史に確かな足跡を残して、
静かにその幕を下ろしました。



おっと、
前置きが相当長くなってしまいました。

それではプロ野球前半戦の総括です。
サラッと行きましょう。

【パ・リーグ】

1.楽天      47勝35敗0分  .573   ---
2.ロッテ      44勝36敗2分  .550   2.0
3.西武      44勝38敗1分  .537   3.0
4.日ハム     40勝41敗1分  .494   6.5
5.SB       40勝42敗1分  .488   7.0
6.オリックス   38勝41敗3分  .481   7.5


さて、まずパ・リーグです。

シーズン当初は西武が走り、
その失速とともにロッテが浮上。

ロッテがやや失速すると今度は、
楽天が浮上して首位に立っています。

楽天はエース田中が13連勝と”神”の働きを見せて、
その分だけ貯金が出来ているという状況。

昨年苦しんだ『ホームラン欠乏症』の対処法として獲得したジョーンズ・マギーの両主砲が大活躍。
特にマギーは.290 18本塁打と申し分のない働きでチームを支えています。
後半戦はジョーンズの大爆発も期待できそうで、
聖澤、銀次、嶋など好調なバイプレーヤーを絡め、
投打ともに安定感のある戦いぶりが出来そうです。

絶好調の田中は、
投げっぷりからは後半戦の失速は考えられないでしょう。
そこに、
永井、川井、戸村、おまけに長谷部まで、
続々と先発ローテピッチャーが出現して来て、
『優勝に突き進む雰囲気』
が感じられます。

前半戦の好調さだけではなく、
優勝候補の本命ということが言えるでしょう。


2位のロッテは、
正直に言うと『よくやっている』状態。

正捕手の里崎の2度の離脱はチームにとって本当に大きかったでしょうが、
一丸となって勝ち進むパワーは素晴らしい。

後半戦は失速しそうなにおいもするのですが、
ここで『出戻り』ブラゼルが大爆発してチームを引っ張っていけば、
CS進出も見えてくるかもしれませんね。

伊東監督、さすがです。


3位の西武は、
4月にありえないような『ロケットダッシュ』を見せた後、
5月から交流戦にかけて毎度お約束の『失速』を経験しました。

6月の戦いぶりは、
見ていて痛々しいぐらいに『戦力がない』状態。
先発ローテの投手が踏ん張りを見せて何とか借金生活は逃れましたが、
暗雲が頭上いっぱいに立ち込めていました。

しかし7月に入って『なぜだかわからないけど』再浮上の気配も見せています。
4番に座った浅村の大ブレークや、
6月までは誰もいなかった救援陣に続々と『頼りになる奴』が登場。
予期せぬ戦いぶりは、
ファンとしてもうれしい誤算といったところでしょうか。

しかしまだ、
主砲・中村をはじめとして、
『豪華リハビリ隊』がファームにいるのも確か。

中村、片岡、坂田、牧田、涌井、西口、石井一、大石・・・・・・・(カーターさんも)

これだけでひとつチームができちゃうよ!
というような中から一人でも二人でも戦力になってくれれば、
優勝争いもしていけるような気がしますが。

『救世主現る!』
という状況になるでしょうか。

それとも野球の神からの、
『本格的にチームを変えてみな!』
というお告げなのかも。

まあ、
今年に関しては、
楽しい戦いっぷりですね。


4位日ハム。
誤算続きで、
しかも”糸井の穴”も想像以上に大きかった気がしますが、
それでもここで踏ん張れるところが強豪の強豪たる所以でしょう。

前半戦は良くも悪くも『大谷に尽きる』というチーム(の話題)でしたが、
その大谷が投手としてローテに加わり勝てるようになると、
今年もCSを飛び越して優勝、
ということも有り得ると思いますね。

1番陽、4番中田は誰が見ても球界屈指。
打線ではあと、
稲葉、小谷野あたりがガツーンと当たってくるようだと厚みを増しますがね。

投手陣では吉川と武田勝の両柱が、
もっともっとチームを引っ張っていかなければなりませんね。

でも、
『しぶとくくらいついて第4コーナーをまわってイッキ!』
という戦いぶりは去年同様、
日ハムの真骨頂。

最後まで目が離せないチームです。


5位SB。

なぜこの位置にいるの?
不思議な戦いぶりです。

ペナントの戦いぶりには長けたSBの今年の戦いぶり、
首をかしげることだらけです。

開幕当初の低迷状態から抜け出して交流戦でVを飾った時は、
『やっぱり今年もSBは強いな』
と思いましたが、
その後何か乗り切れませんね。

それでもバカ当たりの長谷川を軸として、
内川、松田で組むクリーンアップの破壊力はリーグ屈指。

期待されたラヘア・ペーニャに大誤算がありましたが、
打線はそこそこ機能している感じですね。

やっぱり問題は投手陣でしょうか。
頼りになる投手が摂津しかいない状態では、
やはりきついでしょうね。

当初期待された武田、東浜が全くの期待はずれ、
大隣も離脱した状態では、
これが精いっぱいなのかもしれませんね。

もしかしたらチームの問題の本質は、
交流戦優勝時のベテラン・松中の振る舞いなどに表れているかもしれません。
結構根が深い問題なのかも・・・・。

だからいつものホークスの、
ベンチが一体となった感じがないのかもしれませんね。

まあ、それもこれも勝っていけば解決できること。
潜在能力はピカイチのチームだけに、
どこで浮上のきっかけをつかむかに注目です。


6位のオリックス。

6位とはいえ、
首位とのゲーム差はわずかに7.5。
十分に射程圏内につけています。

このチーム、
とにかく打線は素晴らしい。

糸井、李、バルディリスと続く打線は、
相手にとってみれば『お~怖!』

あとは後藤、坂口などの率を稼げるプレーヤーの復調と、
なんといってもT岡田でしょうね。

『元本塁打王が、なにやっとんじゃ!』
というファンの嘆きが聞こえてきそうです。

ああ、もちろん金子以外にイマイチ信頼できる投手のいない投手陣も、
問題は多いのですがね。


さて、
こう見てくると、
まだまだ夏場にひと波乱もふた波乱もありそうなパ・リーグのペナント争いです。

全チームにチャンスあり!

の状態が続いていきそうです。


【セ・リーグ】

1.巨人      49勝31敗3分  .613   ---
2.阪神       46勝33敗2分  .582   2.5
3.中日      37勝46敗1分  .446  13.5
4.横浜       36勝48敗0分  .429  15.0
5.広島      35勝48敗1分  .422  15.5
6.ヤクルト     32勝49敗1分  .395   17.5


普段ほとんどセ・リーグの野球は見ないワタシ。
交流戦の時以外は、
本当に目にすることもありません。

なのであまり良くは分からないのですが・・・・。

巨人の戦力は抜けている感じですね。
何しろ戦力が分厚い。

次から次にいい選手が出てくるので、
一人や二人痛んだところで、
ほとんど戦力には影響が出ないというのがワタシの見た印象です。

しかしながら、
先日の中日戦のようにふっと3連敗したりするところが面白いところですよね。

そういった『短期の調子の底』がCSや日本シリーズで来なければ、
このチームの2年連続の『日本一』は堅いように思われますが、どうでしょうか。

阪神は唯一の『対抗勢力』として、
よくやっていると思いますね。

パ・リーグから見た場合、
阪神は決して強くは見えないのですが、
なんとなくしぶとい印象がありますね。

それからあの大声援の後押しは、
なんといってもチームの力の源泉でしょう。

西岡や鳥谷にしても、
阪神ファンにとっては『神』みたいな存在なのかもしれませんが、
客観的に見れば『打ってね~なあ』ぐらいの成績。
マートンも4番としてみれば、
長打力には物足りなさを感じざるを得ません。

新井に至っては、
名前をもじったわけではありませんが、
『粗い』イメージしかありません。

投手陣は揃っていて、
いつもゲームをしっかりと作る印象がありますけどね。

しぶとくくらいついていく野球は、
やはり『和田監督の野球』なんだと思います。
大阪でなんと言われているかは知りませんけど。

巨人と阪神が競り合っていく姿、
セ・リーグとしては望ましい形なんじゃないですかね。


3位以下のチームは4チームがだんご状態のようですが、
正直論評するに値しないチーム状況のところばかりですね。

本当に5割を大きく割り込んだチームが、
CSに進出するんでしょうか。

やっぱり『5割を割り込んだら出場権がない』というようにしないと、
勝負の本質が崩壊するような気がするんですがね。

だって、
負け越しのチームが優勝することって、
ありえないもん!

まあ、
ようやく力のある中日がその力を発揮してきましたから、
順当に決まる気がしますけど。

高木監督が変なことさえしなきゃ、ね。


ということで、
残りは各チームとも60試合前後。

踏ん張りどころの夏に力を蓄えて、
実りの秋を迎えるのはどこのチームでしょうか。


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