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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

NFL スーパーワイルドカード・ウィークエンド

2022年01月19日 | NFL

さあ、NFLのプレーオフの季節がやってきました。

今シーズン、
ワタシは今まで以上に気持ちを入れてシーズンを見ていました。

本命なき大混戦の様相を呈している今年のNFL。
昨季”生きる伝説”QBのブレイディを獲得したバッカニアーズが、
まさかのNFC第5シードからスーパーボウルチャンピオンに輝きました。

そして今季は連覇を狙って、
今年は第2シードで登場してきます。(先週の表記、第3シードとなっていました。失礼しました。)
そのバッカニアーズに昨季はチャンピオンシップゲームで苦杯を喫したパッカーズが今季も第1シード。
昨季と同じ13勝を挙げ(昨季は3敗、今季は4敗)トップシードを堅持。
今季こそスーパーボウルへの道を切り開くとQBロジャースを中心に意気込んでいます。

そこに名門のカウボーイズ、49ersが絡み、
スーパーボウルの開催場所、SoFiスタジアムを本拠地とするラムズが、
スーパーボウルの夢に向かいここまでやってきました。

一方のAFC。
こちらは好調のタイタンズが第1シードを奪取して今週はByeウィーク。
3年連続でのスーパーボウル進出を狙うチーフスは、
終盤にグッと調子を上げ、QBマホームズも好調を維持。
最もスーパーボウル進出に近いところにいるといわれています。

しかし大混戦だけに、
どこが勝ち残っても不思議ではない今年のNFLとなっています。


そして今週の結果は以下の通りでした。

【NFC ワイルドカード・プレーオフ】
第1シード GBパッカーズ  Bye
(以下シード順高い方がホーム)

第2シード タンパベイ・バッカニアーズ ○31-15● 第7シード フィラデルフィア・イーグルス
第3シード ダラス・カウボーイズ    ●17-23○ 第6シード サンフランシスコ・49ers
第4シード ロサンゼルス・ラムズ    ○34-11● 第5シード アリゾナ・カージナルス

【AFC ワイルドカード・プレーオフ】
第1シード テネシー・タイタンズ  Bye
(以下シード順高い方がホーム)

第2シード カンサスシティ・チーフス  ○42-21● 第7シード ピッツバーグ・スティーラーズ
第3シード バッファロー・ビルズ    ○47-17● 第6シード ニューイングランド・ペイトリオッツ
第4シード シンシナティ・ベンガルズ  ○26-19● 第5シード ラスベガス・レイダース


この「スーパーワイルドカード・ウィークエンド」と命名されたプレーオフ第1週。
週末に6試合と息つく暇もないほど注目のゲームが目白押しでしたが、
終わってみればほとんど波乱はなし。
試合内容も一方的なものが多かったのですが、
唯一の波乱はカウボーイズが地元でかつてのライバル、49ersに敗れたこと。

カウボーイズvs49ers。

オールドファンなら90年代初頭を思い出して、
ちょっとワクワクしてしまうような対決です。

当時はNFCでこの両チームが「2強」と呼べるほど戦力が充実していた時代。

カウボーイズにはQBのエイクマンをはじめ、RBエミット・スミス、守備でもディオン・サンダースを擁するなど、
全く隙の無いチームで92,93シーズンにスーパーボウルを連覇し、95シーズンでも優勝た「アメリカズ・チーム」です。
一方の49ersは80年代にモンタナで4度のスーパーボウル制覇と”王朝”を築いたチーム。
90年代初頭にはそのモンタナがチームを去ったものの、
後釜に座ったスティーブ・ヤングが安定度抜群のパスをジェリー・ライスに投げまくっていたハイパーオフェンスが持ち味で、
95年には5度目のSB制覇を達成しました。

毎年のように「アメリカ版巌流島の対決」を繰り広げていた両チームのプレーオフでの対決。
注目度は高かったですね。

この日の試合では、
49ersがサミュエルのランとガラポロのパスを効果的に織り交ぜて、
第3Qまでに23-7と大量リード。

カウボーイズは終盤になるまで、
大黒柱であるプレスコットのパスがさえずに、
最後は追い上げましたが届かず。
悔しい終戦となってしまいました。

NFCではそのほか、
バッカニアーズが好調をアピール。

プレーオフの戦い方を隅から隅まで知り尽くすブレイディのプレーは相変わらず見事。
そしてディフェンス陣も故障者が帰ってきて、
チームは今季一番いい状態に戻ってきているのではないでしょうか。

ラムズでは、
これまであれだけの実績を残しながらいまだにプレーオフでただの一度も勝ったことがなかったQBスタッフォードが、
ようやく初めての1勝を手にしました。

この日のラムズはディフェンス陣が奮闘。
サック、ハリーなど相手QBのマレーにプレッシャーをかけ続けて、
見事に抑えきったといっていいでしょう。

RBのエイカーズが戻ってきたことで、
攻撃のバリエーションが格段に増えて、
カージナルズも守備の的が絞り切れない感じでした。

攻撃がこの試合のように機能すれば、
ある程度は上位のバッカニアーズ、パッカーズとも戦えそうな気はします。


AFCも3試合は全く波乱なし。

ビルズはさすがに極寒の地元での試合は強いですね。
しかしここ最近、
ベリチェック率いるペイトリオッツがあんな無残な姿をさらすの、
あんまり見たことはないですね。
(まあ、90年代の弱~いペイトリオッツの時期にはよく見せていた姿ではありましたが。)

チーフスとスティーラーズの試合は、
今季に限ってみればかなりミスマッチな感じで、
予想通りの結果に終わったわけですが、
ロスリスバーガーの「最後の試合」という観点からすれば、
なかなか感慨深い試合ではありました。

同じ大ベテラン、アラフォーの伝説のQB同士とはいえ、
ビッグ・ベンの方は「ああ、そろそろ彼のキャリアも終わりかな」という感じがプレーにも見受けられていましたね。
一方のブレイディは、
「まだまだ超一流だなあ」
としか感じられないスーパープレーばかりのシーズンでした。
ベンは39歳、ブレイディははなんと44歳ですから、
ブレイディの方が実際は5歳も年上なんですけどね。
彼はまさに「生きる伝説」で、まだまだ続いていきそうな気配ですね。

ベンガルズとレイダースの試合は、
最後まで勝敗の行方が分からないいい試合でした。

しかし敗れたレイダース、
間髪を入れずすぐにGMを解雇したあたり、
アメリカのプロスポーツのシビアさ、厳しさを感じずにはいられませんでした。


ということで、
今週末はディビジョナルプレーオフ。
そう、
各カンファレンスの”準決勝”です。
カードは以下の通り。



【NFC ディビジョナル・プレーオフ】
第1シード グリーンベイ・パッカーズ    第6シード サンフランシスコ・49ers
第2シード タンパベイ・バッカニアーズ   第4シード ロサンゼルス・ラムズ


【AFC ディビジョナル・プレーオフ】
第1シード テネシー・タイタンズ      第4シード シンシナティ・ベンガルズ
第2シード カンサスシティ・チーフス    第3シード バッファロー・ビルズ

(以上シード順高い方がホーム)


さあ、本当の戦いはこれから。
強いチーム同士のたたき合い。
さあ、どうなる、NFL!!!


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