昨日、
アマチュア野球のほうでも、
ふたつの大きなニュースがありました。
ひとつは、
昨日も記事で書きましたが、
東都大学野球で立正大が創部61年目にして初優勝。
東都大学野球を制するのは、
本当に大変なことです。
おめでとうございます。
明治神宮大会で、
その戦いぶりを見たいと思っています。
もうひとつは、
高校野球の秋季九州大会。
沖縄から出場の興南と嘉手納が、
共に準決勝に進出。
よほどのことがない限り、
来春の選抜高校野球大会には、
【沖縄勢初のアベック出場】
が濃厚となりました。
九州地区からのセンバツ出場枠は、
通常であれば4です。
準決勝進出が、
すなわちセンバツ切符と見て間違いないでしょう。
ただし、
今日の準決勝の戦いがとても大事。
ここでコールド負けでもしてしまうと、
今度は【試合内容】が問われることになってしまいますから・・・。
気を抜かないで戦って欲しいと思います。
長い高校野球の歴史の中で、
常に沖縄の代表は注目を浴びてきました。
何度も物語になっている、
沖縄県勢としての、首里高校の初めての出場。
そして、持ち帰ることが出来なかった【甲子園の土】を、
涙ながらに船上から捨てたエピソード。
第50回選手権での、興南旋風。
70年代からの、
栽監督率いる豊見城・沖縄水産の大躍進。
99年、
沖縄尚学の悲願の全国制覇。
近年では、
離島からの出場で話題になった、
八重山商工の活躍。
昨年は、
沖縄尚学が2度目の全国制覇をしました。
そして、
毎年のように強豪が甲子園に出てくるようになり、
全国の高校野球監督をして、
『沖縄に学べ』
が合言葉のようになっています。
近年、
沖縄の各校の底上げは著しく、
どこが甲子園に出ても活躍できるベースを持っているといって、
差し支えないでしょう。
そんな中、
まだ達成されていなかったのが、
【2校同時出場】
それが、
ついに来年の春、
現実のものとなりそうです。
興南は、
左腕のエース島袋君を擁し、
今年も春夏連続出場を果たした強豪です。
多分、
来年の選抜では最も注目されるチームのひとつとなるでしょう。
堂々の優勝候補だと思います。
そして、
嘉手納高校。
地元在住でないワタシにとっては、
見たことも、聞いたこともないチームです。
いったいどんなチームなんでしょうか。
沖縄は時に、
無名ながら素晴らしいチームを輩出してきます。
21世紀枠出場から準決勝に進出した宜野座高校。
左のキャッチャーにサード、異色のチームだった那覇高校。
大物食いで名を馳せた、那覇商業。
センバツで壮絶な打撃戦を繰り広げた、読谷。
【強豪】【名門】と名のつかない高校でも、
すばらしいチームがたくさんあります。
そういった意味でも、
嘉手納高校には期待大ですね。
今日の準決勝、
出来ることならば両チーム共に勝って、
史上初の【沖縄決戦】になって欲しいと願っているのは、
ワタシだけではないはずです。