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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

齢47にして   マサ山本 見事な2勝目!

2013年05月16日 | プロ野球

先日、
ゴルフのジャンボ尾崎が、
JPGツアーで66歳にして62のスコアをたたき出し、
見事に”エージシュート”をたたき出しましたが、
この日今季2勝目を挙げた中日・山本昌のピッチングには、
それを超えるかもしれない『すごさ』を感じました。

山本昌と言えば、
昭和40年生まれの御年47歳。

とてもじゃあないが、
普通はプロ野球の選手として第一線で活躍する年ではありません。
とっくのとうに引退していてもいい年齢です。

ちなみに彼と同年齢の選手と言えば、
古田(元ヤクルト)、池山(元ヤクルト)、渡辺久信(西武監督)らで、
その下の世代である桑田、清原や、
更に下の金本、(元阪神)などでもとうに引退した年代です。

しかもマサ選手。

そのピッチングは若々しいねえ。

彼が第一線に出始めた25年も前のピッチングと比較しても、
そん色ないぐらいの球威がありますよ。
同じようなピッチングスタイルに”経験”という味も加わって、
ますます『見たくなる』ピッチングを見せてくれています。


山本昌と言えば、
出身校は日大藤沢。

ちなみに、
現在の日大藤沢の山本監督は、
実の弟です。

古くから【神奈川の高校野球】に慣れ親しんできたワタシでさえ、
『あまり高校時代の思い出はない』
ぐらいの選手でした。

その年の神奈川の高校野球、
『Y校に始まり、Y校に終わった』
と言っても過言ではないぐらいの年でしたから。
春も夏も甲子園に行ったのはY校。
なおかつ、両方とも甲子園で準優勝まで上り詰めちゃうんだから、
他校の出番はほとんどない年でした。

山本昌をその後見たのは、
そこから5年を経た、
昭和63年の日本シリーズでしたね。

その年の後半に”ドジャーズ留学”から急きょ帰国した山本昌は、
当時の星野監督に気に入られて先発ローテへ。
確か後半5連勝を飾って、
『日本シリーズの秘密兵器』
として注目されたんです。

当時は西武ライオンズの黄金時代。
パ・リーグ4連覇を飾り、
日本シリーズ3連覇をかけて『得意の中日』と対戦が決まったのですが、
西武ファンのワタシとしては、
『今年ももらった』
ということしか頭にありませんでした。

確か第1戦の先発は、
その年西武から中日に移籍した小野。

その立ち上がり、
清原がナゴヤ球場の場外へ、
特大どころじゃない『見えなくなる』一発を放って、
「どうだ!!」
とばかり右手を高々と掲げたシーン、
今でも脳裏によみがえります。

そして1勝1敗で迎えた第3戦。
中日の先発でマウンドに上がったのが山本昌。

当時は、
ドジャーズへの留学時におぼえたスクリューボールを駆使する投球スタイルで、
異彩を放つ存在でした。

西武は前半、
そのピッチングにタイミングが合わずに凡打を繰り返して、
次第にベンチにも焦りが見え始めていましたね。

後半何とかとらえて西武が勝利を手にするのですが、
山本昌のピッチングは、
深く印象に残っています。


余談ですが、
ワタシがその試合関連でよ~く覚えているのは、
TVの解説の近藤貞夫氏(元中日監督)が、
『西武は山本昌のスクリューにバッティングを狂わされて、1勝4敗で負ける』
的な発言をしたことです。
しかも憎々しげなニュアンスで。

昭和57年に中日監督として日本シリーズで西武にたたかれ、
この翌年の平成元年からは日ハムの監督に就任する近藤氏、
豪快な”戦前派”の人物だったためか、
”管理野球”で全盛を極めていた西武のことはよほどお気に召さなかったらしく、
よくいろいろなところで『西武憎し』の発言を繰り広げた人でした。

ワタシはその発言を耳にして、
『出来るものなら、やってみろ!』
と思っていたこと、
思い出しましたね。

その当時のワタシは、
西武の野球に対しては『絶対の自信』を持っていました。

『負けるわけはない。最後は絶対に西武が勝つ!』
と確信していましたっけね。
V9時代の巨人のファンと同じようなココロモチでした。

まあ今じゃ、考えられませんが。。。。。



そんなことを思い出しながら改めて自分の経てきた年月と重ね合わせると、

『あの時と今と、同じプロ野球選手やってるなんて・・・』
『なんてスゲ~奴なんだ!マサ山本は』

という思いが強くなります。

ワタシにとっちゃあ、
昭和63年なんていうのは、
一昔どころじゃなくって、
三昔ぐらい前の話ですよ。



あと何年出来るかわからない。。。
ひょっとしたら今年で見納めかも。。。

と思いますが、
彼の現役時代は、
熱い思いでそのピッチングを見守っていこうと思います。

今朝のニュースでは【投げる伝説】なんて表現されていましたが、
まだまだ・・・・。
【投げるシーラカンス】と呼ばれるまで、
投げて、投げて、投げまくれ~~。

目指すは【実写版あぶさん】じゃ~。


がんばれ~中年の星!


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