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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大荒れの大相撲名古屋場所 初日

2017年07月10日 | 相撲

大相撲名古屋場所は昨日が初日。

話題は数々ありましたが、
まあなんといいましょうか・・・・・

大波乱の幕開けとなりました。

大関として初めての土俵に上がった高安。

しかし努めて冷静を装うその姿が、
まさに『いつもと違う姿』そのもの。

ここ数場所のどっしりとした落ち着きのある立ち合いではなく、
荒々しく『仕留めてやる』と力みかえった立ち合いを北勝富士に見透かされ、
あっさりと土俵に追い詰められ完敗。

大関初土俵での初勝利とはなりませんでした。

そしてこれがこの日の波乱の幕開け。

続いて豪栄道が栃ノ心に差し手十分の形を許しての力負け。
今場所もまた、苦戦しそうな気配です。

更に照ノ富士も、
若手元気者の貴景勝に中に入られて、
こちらもあっさりと土俵を割りました。

これで3大関が相次いで敗れる波乱。
それにしても、
3人とも『どっちが大関だか・・・・』
という相撲を取っちゃあいけません。

照ノ富士は手術した左ひざが、
相当悪そうな感じで今後に不安が募ります。

豪栄道は、
このままじゃあ、
いつかは琴奨菊のたどった道に……
そんな予感すらする相撲っぷりでした。

高安は、
まあ持ち直してくれると思います。


そして4横綱の相撲が始まりました。

まずは鶴竜が、
正代を相手に完勝。

今場所は、
動きはいいようです。

『やっぱり横綱は違うよなあ』
と思ったのもつかの間。

登場した稀勢の里。

場所前のけいこは不安だらけでしたが、
出場を決意したということは状態も上がってきているのか?
と思っていたのですが。。。。。。

関脇の実力者、御嶽海の低い当たりと右脇の固さに、
左の押っつけがまったく効きません。
そしてすかさずもろ差しになられると、
あっという間に寄り切られてしまいました。
完敗でした。

稀勢の里。
これは、厳しい残り14日間が待っていそうです。

完全に回復していない・・・・・とかじゃなくて、
完調時に比べたら『まったく回復していない』と言っていいでしょう。

『綱の意地』や『責任』もあるのでしょうが、
無理してけがを押して出場して、
いいことがあった力士って、
いたためしがないと思いますよ。

貴ノ花だってそうだったし、
現役では照ノ富士だって、
結局のところケガを押して出場しているうちに、
なんだかひどく長引いて今がありますもんね。

『休むのも勇気』
そして
『綱の責任』
だということを、
誰か教え諭してあげませんかねえ。。。。。。

このままじゃあ、
最悪『短命横綱』として終わっちゃうんじゃないか……
そんなことすら頭をよぎってしまいます。

そしてその稀勢の里の後に登場したのが、
こちらもケガに苦しめられている日馬富士。

この日は嘉風との一番でしたが、
本当にこれは見ごたえのある一番でした。

しかし勝ったのは嘉風。

日馬富士も敗れ、
2横綱、3大関が敗れるという、
まさに『波乱の初日』となってしまいました。

どうしたもんでしょ。


だが最後に登場したのが、
先場所全勝優勝を果たした白鵬。

大相撲自体が危機の時に一人で角界を支えてきた力士なので、
さすがにこれぐらいじゃあ、びくともしません。

一人盤石の相撲を見せて、
琴奨菊を問題にせず、
安泰の相撲で早くも一歩飛び出した感じです。

さすがにメンタルの強さ、
並みじゃありませんね。

体の張りもいいようですし、
今場所も間違いなく優勝を狙う大本命でしょうね。


2横綱3大関が敗れたというのは、
見ようによっては、
それ以下の力士が如何に充実しているかということを物語っているような気がします。

今場所、
面白くなりそうです。

この日白星を挙げた御嶽海、嘉風、貴景勝、北勝富士に、
玉鷲や宇良、石浦や阿武咲も元気のようです。

『群雄割拠』と言ってもいいような、
なかなかの”顔”が揃いました。

横綱・大関よりも、
これら下位力士の相撲に注目すると、
ぐ~んと面白さがアップする気がする、
名古屋場所です。


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