今年の九州場所は、
白鵬の40度目の優勝で幕を閉じました。
それにしても、
本当に大変な場所になりました。
白鵬は40度目の優勝という前人未踏の記録を打ち立てたのですが、
まあなんともいわく付きというか、
まっすぐには見られないというか、
”大横綱”にしては何とも寂しい優勝でした。
紙面には『ひとり相撲』という言葉が躍っていました。
ワタシも全くそう思います。
彼自身が騒動の張本人であるにもかかわらず、
優勝インタビューで協会の方針とかすべてどっかに追いやって、
『どうですか、皆さん!!!』
っていう感じで騒動の終息を図るなんて、
やっぱり彼は自分に『万能感』を抱えているとしか思えませんね。
大横綱にあるまじき振る舞いを土俵上でも土俵下でも行いながら、
よく言うよ、まったく。
だんだんワタシの中で”白鵬”という力士は、
『最強横綱』ではあるけれど『大横綱』ではないという思いが、
膨らんできているところです。
日馬富士のことは、
まだまだ分からないことだらけ。
土俵に戻るも戻らないも、
まだその段階にまで来ていないという気がします。
”被害者”である貴ノ岩が部屋をあげて警察に被害届を出しているという事実だけがある段階で、
土俵に戻るも戻らないも、
ないでしょ。
すべては、
『九州場所後』である今日からですよ。
ワタシだって、
日馬富士には戻ってもらいたい。
そして日馬富士を引退に追い込んだということになれば、
貴ノ岩の今後の土俵人生にも、
大きな影を落としかねないだけに、
そんなことにはならないでほしいというのは、
本当に強く思っていることです。
しかしながら、
白鵬がこの段階で『優勝インタビュー』でこのことを強く訴えるとか、
旭鷲山だか朝青龍だか知らねえけど、
現役時代は騒動ばっかり起こして、
追われるように角界を去った奴に限って外野からぴーちくぱーちく囀りまくるだとか、
ホント辟易とするんだよね、実際。
まあいいや、このことは。
一方今場所も、
いいニュースもありました。
若くて勢いのある力士の活躍です。
優勝を争った北海富士、
21歳の貴景勝・阿武咲、
今年前場所勝ち越した御嶽海に復活ののろしを上げた逸ノ城など、
若くぴちぴちの力士の台頭が目立ってきました。
今年に続いて、
来年も『世代交代』ということがキーワードになってきそうな感じですね。
一方昨日、
『涙の勝ち越し&敢闘賞獲得』の安美錦の涙には、
グッとくるものがありました。
『歴代幕内最年長力士』目指して、
来年もがんばってほしいと思います。
そんなことで終了した今年の大相撲。
問題もはらみながら、
年を越すことになりそうです。
あのどん底からV字回復を見せ、
今や空前の人気を誇るまでになった大相撲。
ここでまた、
世間に背を向けられてしまうことにならなければいいのですが。。。。。
心配のうちに、
2017年の幕を下ろすことになりました。
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