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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

神奈川球史に残る激闘! 桐蔭、創学館 互いに譲らず

2013年07月23日 | 高校野球

≪第95回全国高校野球選手権神奈川大会≫

【5回戦】

横浜創学館 200 000 000 000 000 -2
桐蔭学園   000 010 010 000 000 -2 (延長15回引き分け)



神奈川県大会5回戦。
ベスト16の戦いは、
神奈川では特別なもの。

ここまでたどり着いたものこそが『強豪』と呼ばれ、
ここからは一寸先も分からないほど厳しい戦いが続くのが常です。

しかしながら、
そんな神奈川にあっても稀な、
強豪同士の手に汗握る攻防がありました。


片や今年の春季神奈川大会優勝校にして、『打倒松井』の一番手と目される桐蔭学園。
”スーパーエース”齊藤投手を擁し、
安定した戦いぶりで勝ち上がってきました。

対するは今年こそ悲願の甲子園出場を狙う横浜創学館。
西武秋山、坂田の母校というだけでなく、
強打を誇る神奈川の雄として位置づけられる強豪です。

今年の実績においては桐蔭に一日の長があるというのが戦前の予想でしたが、
創学館の気迫が初回桐蔭のエース・齊藤の立ち上がりを上回り2点を先取。

それを桐蔭が必死に追いかけるという展開となりました。

桐蔭としては、
今年のチームカラーは例年と違い【先行逃げ切り】型。

齊藤を立てて、
まさか追う展開になるとは思わなかったでしょう。
桐蔭にとっては『こうあってはならない』試合展開となりました。

創学館は先発の福田が8回まで好投。
1点をリードして『予定通り』抑えに海老沢を送り込みます。

しかし桐蔭の気迫が海老沢の立ち上がりを捕らえ、
土壇場で追いついて試合は延長にもつれ込みました。

延長では圧倒的に桐蔭が押し、
土俵際で創学館が堪えるという展開が続きましたが、
桐蔭は2度の満塁のチャンスを生かせず、
結局試合は延長15回引き分け。
今日の再試合へと持ち越されました。

追いついてからの齊藤は、
まさに”水を得た魚”の状態。
自分本来の投球を完全に取り戻し、
まったく付け入るスキを与えないピッチングを展開しました。
”神奈川屈指の好投手”の看板通りの、
見事なピッチングでした。

横浜創学館は、
追いつかれてから何度も堪え、
ついには再試合に持ち込むことが出来ました。
3人の投手を擁しているため、
再試合では優位に試合を展開できるかもしれません。


いずれにしても、
両チームから『絶対に負けない』という凄まじい気迫を感じたこの試合、
神奈川高校野球史に残る一戦となりました。


横浜vs横浜隼人も、
緊迫した好ゲーム。

隼人の水谷監督が横浜の名将・渡辺監督を超えられるか注目して観ていましたが、
今年はその厚い壁に跳ね返されました。

横浜は接戦をものにして、
だんだんとチームの熟成度が上がってきたように感じます。

準々決勝はこの日横浜商大に圧勝した桐光学園と横浜が激突。
松井vs浅間、高濱の対決は、
数年後プロ野球に舞台を移して何度も見られそうな対決です。

その第一歩としても、
注目される対決ですね。

さあ、
お互いを”最大のライバル”と認める両校の対決、
どんな展開になるのでしょうか。


そして東海大相模、平塚学園の有力校は、
安定した戦いぶりで8強にコマを進めてきました。

両校ともに今夏は強豪との対決がまだありませんが、
これからが真価を問われる戦いとなってくることでしょう。


神奈川の夏


今年も熱く、緊迫しています。

 


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