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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

世界タイトルマッチ?!

2011年12月07日 | ボクシング

殆ど世間には伝えられていないのですが、
大問題に発展しそうな問題がありました。

それはボクシングの世界でのこと。

今日行われる予定の『亀田祭り』でのことです。

この興行、
TBSと亀田プロが共催するようなものなんですが、
TBSとしては
『兄弟のダブル世界タイトルマッチ』
じゃないと、
世間の耳目を集めることが出来ずなんだか都合が悪い。

ということで、
今夜二男・大毅が闘う【WBA世界スーパーフライ級】の試合、
本来なら『世界挑戦者決定戦』になるべきところが、何と強引に『世界タイトルマッチ』
に格上げしちゃいました。

大毅と対戦する相手、
本来ならば”暫定王者”でこの対戦をクリアした方が”正規王者”に挑むはずが、
この試合ではなんと”正規王者”に格上げ。

本来の王者であり、
タイトルマッチを正当に行いチャンピオンベルトを持ち、
その試合での負傷により3か月ほど休んでいる日本人の清水智信選手が、
【世界チャンピオン】を半ば剥奪される形で、
【休養チャンピオン】なんて扱いにされちゃったからさあ大変。

清水選手は当然の手段として、
WBAの窓口となっているJBC(日本ボクシングコミッション)に、
『これはどういうことなんじゃ』
と怒りながら問い合わせてみたものの、
のらりくらりと交わされて・・・・・・・

そうこうしているうちに、
12月7日の『亀田祭り』の日はやってきて、
亀田大毅は”正規の世界王者”と認められたばかりのテーパリットという選手とチャンピオンベルトをかけて対戦することになりました。

そして素朴な疑問として、
『んじゃ、清水選手の立場はど~なっちゃうわけ?』

清水選手はあくまでお休み中の【祭り上げられ王者】ってことになっちゃっているそうな。

ん~
納得いかん。

清水選手のタイトル奪取の素晴らしい試合を目にしているだけに、
やっぱり納得いかん。


こんなことでタイトルを半ば剥奪されるって、
どういうこと???

それから、
WBAって各階級に【正規王者】のほかにもれなく【暫定王者】がいるのって、
明らかにへんじゃないの???

そのあたり事情通の人に聞くと、
昔は日本でもWBAとWBCが権威があったけど、
いまやWBAはやることがむちゃくちゃで、
その団体としての権威は地に落ちちゃってるんだってね。

だからこそ、
『何でもあり』
の状況がどの国でもあるらしいのさ。

新興団体のIBFとかWBOの方がよっぽどましな運営をしているらしいんだけど、
ニッポンのボクシング協会(JBC)は、
それこそかたくなにこの両団体を認めてないんだってさ。
おかしなことになっているねえ。

そういえば、
最近はまともな日本人選手も、
殆どがWBCのタイトルですよねえ。
例外といえるのは内山選手ぐらい?

昔はボクシングと言えばWBAとWBCだったけど、
そんなことになっちゃってんだ~。

と大変驚いて、
そのきな臭さに目を背けたくなる思いです。


しかしワタシが納得いかないのは、
世界チャンピオンになった選手がこんな仕打ちを受けているのに、
JBCはもとより有力ジムも、そして選手たちも、
何の声を上げる気配もないということですよ。

苦労して築き上げたものを不本意な形で奪われても、
『他人のこと』
なんですかねえ。
『明日は我が身』かも知れないのにね。

こんな重大なことが起こっても、
スポーツニュースはまさに素通り。

TBSは『亀田兄弟ダブル世界戦』と大はしゃぎ。

視聴率が大事なのはわかりますよ、興行ですから。
でも、
「今こういう問題が起きている」
というぐらいの報道は、
してもいいんじゃないのかなあ。

さて、今夜のタイトルマッチ。
どうなりますことやら。


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