海の日だというのに25度そこそこという気温。
去年は34度だったとニュースでやっていましたが、
とにかく今年はここまで気温の低い状況が続きますね。
雨も毎日のようにしょぼしょぼと降っていて、
ほとんど「夏の太陽」を拝むことはありません。
しかしながら、
スポーツの世界は、
ま~熱い戦いでいっぱい。
本当に
「♪ 何から伝えればいいのか、わからないまま時は流れて・・・・・・」
ってな感じで、
本当にニュースてんこ盛りの3連休となりました。
まず触れなければならないのがウィンブルドン。
2つのものすごいニュースがありましたね。
一つはもちろん、
ジョコビッチとフェデラーのテニス史に残る激闘でした。
ワタシは今大会の好調さから言ってフェデラーが有利じゃなかろうかと思ってみていたのですが、
もうこのレベルに来ると、
何がどう・・・・・とかじゃなくて、
口をポカーンと空けながらとにかく、
その凄いプレーを堪能するということ以外、ありませんでしたね。
ファイナルセットが12-12でタイブレークなんて、
見たこともない試合となりました。
しかしこれがやはりタイブレークで決まったという所に、
何とも言えない勝負の綾がありましたね。
ジョコビッチが32歳、
そしてフェデラーは37歳でしたっけ。
ベテラン健在どころか、
ますます円熟味を増して完成の域に近づいている感じがして、
もう「すごい!」としか言いようがありません。
やはり昔と違ってコンディショニングの整え方や体を鍛えるメソッドが段違いによくなったので、
30代でも十分に戦えるようになってきていますね。
昔はボルグでもマッケンローでも、
20代の中盤から後半にはピークアウトしてしまっていましたから、
本当に隔世の感があります。
そして選手寿命がこれだけ伸びているということは、
30歳になる錦織選手にも、
今後まだまだチャンスは残されているということです。
チャレンジを続けて、
いつかあの舞台に立ってほしいですね。
そしてウィンブルドンのもう一つの驚きが、
ウィンブルドンジュニアで優勝した16歳の望月慎太郎選手。
見事な戦いぶりで、
世界ランキングもトップに立ったみたいですね。
錦織、大坂に続く世界標準の選手の登場で、
日本のテニス界はますます活況を呈していくことでしょう。
『テニス王国』
になっていくかもしれませんよ・・・・・ホントに。
そんなこんなのニュースが飛び込んできた後、
ワタシの興味はサッカーへ。
日曜日に、
我が住む町界隈ではかなり盛り上がっていた「多摩川クラシコ」、
FC東京と川崎フロンターレの試合が行われました。
J3連覇を狙うフロンターレにとって、
現在首位のこのFC東京戦はまさに「絶対に落とせない戦い」にほかなりませんでした。
このところ今一つの戦いぶりを続けるフロンターレでしたが、
首位のFC東京が相手とあってこの日は気合満点。
中村憲剛もしっかりと先発に名前を連ねてのこの対決。
盛り上がりました。
試合は川崎がFC東京を翻弄。
前半に小林悠のヘッドで先制すると、
後半開始早々に追加点を挙げ、
そこからは悠々とした戦いとなりました。
そして欲しいところで3点目をゲットするという、
川崎としては久しぶりのいい感じでの戦い方で、
3-0の勝利。
首位との勝ち点を4差に縮めて、
夏以降の「本当の戦い」の前に弾みをつけた形となりました。
前半戦を終了して、
解説者などは川崎の逆転V3を予想する人が多いのですが、
そう簡単にはいかないかも・・・・・と思う最近の戦いぶりでした。
しかしこの日の試合を見ると、
今後に期待が持てそうです。
それにしても。。。。
ハンパない盛り上がり方でした。
相撲は名古屋場所9日目。
盤石だった横綱・白鵬が逸ノ城の圧力に屈して初黒星。
ようやく名古屋場所が「動き出した~」って感じです。
しかしすでに、
優勝争いは白鵬と鶴竜の二人に、
完全に絞られている様相です。
大関陣は3人がまさかの休場。
豪栄道が休んだ時は「ゴエ、お前もか・・・・・・」
って心境でした。
と思ったら、
高安も腕に捻りが加わった玉鷲戦で負傷。
多分相撲が取れるような状況ではないと思いますが、
昨日は出場、相撲を取りました。
しかし結果は正代にあっさりいなされて完敗。
この名古屋場所の残りの取り組みには、
全く期待が持てなくなりました。
ということで、
出来れば鶴竜が先頭を走り、
それを白鵬が1差で追走して千秋楽の結びで決戦。。。。
そうならなければ、
もう盛り上がることはない感じですね。
まあ救いは、
朝乃山をはじめとする地力をつけてきた力士が躍動し、
また小兵力士である炎鵬、照強、琴恵光、明生、大栄翔ら、
小兵の力士がものすごく頑張ってくれていることですね。
今や大相撲は、
中入り後は上位よりも中位以下の取り組みの方が、
なんだか面白い・・・なんてことも思っちゃったりしています。
間違えなく言えることとしたら、
朝乃山が大関まで駆け上がるんじゃないかってことぐらいでしょうか。
ケガさえなければの注釈付きですけどね。
そして高校野球。
昨日もまた、たくさんのいい試合を見せてもらいました。
西東京大会では、
選抜出場の国士舘が日野に1点差で惜敗。
日野は本当に、
夏の大会では見事なパフォーマンスを見せてくれます。
なんだかニュースサイトなどでは、
日野が国士舘を破ったのを「金星」なんて書いてありましたが、
御承知の通り東京の高校野球ファンは誰~も「金星」なんて思っていませんから、あしからず。
国士舘と日野、
両校ともに近年の西東京では日大三、早実、東海大菅生の3強に続く2番手組と位置づけられていて、
常に甲子園に狙いを定める好チームです。
そして日野と国士舘、
ほぼ毎年その評価は同じぐらいのところに位置していると思いますね。
強打の日野と、足を使った攻撃が得意の国士舘。
攻撃のタイプが違うということもまた、
両校が当たった時は興味深いコントラストを見せてくれます。
今年の夏はそんな両校の「早すぎる対戦」でしたが、
期待にたがわぬ好ゲームでしたね。
今年は国士舘の方が秋春結果を残しているだけに評価は高かったのですが、
「3年生最後の夏」に賭ける日野の意地が炸裂した形になりました。
残念なのはやはり、
報道が「公立校が私立強豪校を破った大金星」なんていう印象操作に終始することですよ、相変わらず。
ちゃんと実情に即した報道を心がけてほしいですよね。
「強豪対決で、日野が接戦を制した!」という試合でした。
その試合以上にワタシが胸を打たれたのは、
神奈川県大会2回戦の白山vs横浜桜陽。
ケーブルテレビで中継していたのですが、
まあいい試合でした。
2回戦からこんな試合があることが、
神奈川県のレベルの空恐ろしさをよく表しているという気がします。
ちなみに解説はあの”流しのブルペンキャッチャー”の安倍昌彦さんで、
そちらの方も楽しめました。
両校ともに無名の公立校とはいえ、
近年では県大会ベスト16にも顔を出すしっかり鍛えられているチームです。
ちょっといえば、
神奈川県の高校球児にとって5回戦、
ベスト16に進出するというのは本当に特別なこと。
ほかの地区で「8強を目指す」というのが、
神奈川では「16強を目指す」と同義語だと思ってもらってもいいかもしれません。
試合は両校のエースの頑張りで緊迫した試合に。
1-1のまま試合は9回に突入しました。
白山のエース高橋くんは本当に見事な投球を続けていました。
球速はさほど出なくとも、
スライダーを外角に「出し入れする」ピッチングができていて、
「この投手、どんだけ練習を積んできたんだろう!」
とほれぼれするようなピッチングでした。
しかし9回表に2死満塁のピンチを迎えると、
そこで痛恨の満塁一掃の長打を打たれて3失点。
1-4となりました。
しかしそれでも決してマウンド上で表情を崩すことはなく、
次の打者にもそれまでと同じように丁寧なピッチングを貫いて打ち取り、
3点差で最後の攻撃に移ることとなりました。
その前の8回に勝ち越されるピンチを外野の見事なバックホームで本塁寸前タッチアウトにとり、
すかさず勝ち越した横浜桜陽。
試合の流れとしてはこれ以上ないものでしたが、
ここから白山の意地が炸裂。
横浜桜陽のエース泉くんは、
ここまでの投球でかなり疲労をためていましたが、
ここで限界が訪れ左手、右手と相次いでつる状態となって自分の投球をすることができず、
そこに白山はまさかの代打攻勢をかけて連打、連打。
1点差に追いつくと2死からキャプテンがセンター前にポトリと落ちる執念の同点打、
最後は3番が右中間に持って行って、
大逆転勝ちを収めました。
9回まで1-1が、
9回に3点と4点を取り合うという展開。
まさにこれが野球。
そしてこれこそが高校野球の夏の大会そのものです。
勝った白山、敗れた横浜桜陽、
すべての選手に、
お疲れさま、ありがとうの言葉を贈りたくなるような、
凄まじい見事な試合でした。
ああ、やっぱり高校野球の夏の大会(特に予選)は、
凄いなあ。。。。。。
そんなことを改めて感じる、
祝日の午後となりました。
夜はプロ野球にチャンネルを合わせましたが、
高校野球が始まっちゃうと、
ワタシプロ野球は真剣に見られなくなっちゃって、
ダメですね。
早々に切り上げて、
疲れをいやして今日に備えたというところです。
はあ、
面白い週末だった。