ロッテが王手！ 究極の”下克上”完結間近

日本シリーズ第５戦。
千葉は結構寒い夜になりましたが、
”マリサポ”には熱い夜となりました。

２勝２敗ながら、
一昨日の激闘で勝利した中日に勢いが出るのか、といわれていた第５戦は、
先発ピッチャーの出来で勝敗が決しました。

中日の先発は、
満を持して中田賢が登場。
大舞台でその本領を発揮できるかが焦点となりました。

１点を先制してもらって上がったマウンド。
中田は、井口、サブロー、今江、福浦、金と、
まさに『あっという間』に５連打を浴び４失点。
はっきり言って、
この時点で勝負の趨勢は決まってしまいました。

波に乗ると一気に畳み掛ける今年のマリンガン打線。
シーズン当初のいい時が戻ってきたかのように、
ノビノビとフルスイングで相手先発を攻略しました。

その後も猛打で５回までに９点。
止まるところを知らない猛打でこのシリーズ王手をかけました。

ロッテの打線は、
シーズンではダルビッシュをはじめ、田中、岩隈、杉内、和田、岸、涌井、金子・・・・・
数多の好投手を打ち崩してきています。
多分本格派には相当な自信を持っているのでしょう。
『中日の投手陣が一枚上』
そんな声しきりの日本シリーズ前でしたが、
『オレたちの打線のほうが一枚上』
との気概が感じられて、
パ・リーグファンとしては嬉しい限りです。

【見たか～これがパリーグの力じゃ～】

と叫ぶのは、
日本シリーズを制覇したら、にしておきましょう。

いずれにしても、
ロッテは持てる力を存分に出している感じがするシリーズですね。
サブローや金泰均が当たってくれば、
打線に穴が全くなくなります。
チーム力はMAXで、フィニッシュを迎えそうですね。

ロッテとしては、
第６・７戦に大舞台に強い成瀬、渡辺の両輪をスタンバイさせることが出来るのも大きいです。
中日も吉見、チェンが控えるものの、
シリーズの流れはロッテに大きく傾いているといっていいでしょうね。

中日としては、
やはり投手戦に持ち込めないと苦しいですね。
第４戦のように粘ってリリーフが大車輪で活躍する場を作りたいところでしょう。

勝率．７５０の地元に戻っての巻き返しを狙います。

いずれにしても、
クリーンアップ以外の選手に元気がないのが気になるところ。
井端は落合監督に見切られちゃったかな？

かといってこれから堂上に過度な期待を寄せたって、
第５戦からの出場ではシリーズの波には乗っていけないと思いますね。

落合得意の使いまわし戦術も、
このシリーズでは功を奏さないと見ています。

まあ、
いずれにしても【地味】といわれたシリーズですが、
結構面白いことになってきました。

第６戦は【地上波中継】のある試合。
全国の野球ファンに【最高の舞台】でのプレーぶりをアピールしてください。