SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

組み合わせ決まった!100回目の夏  なんと星稜は、松井秀喜の投げる球をグラウンドで見守り、その解説は、解説の山下監督だ!!

2018年08月03日 | 高校野球

≪第100回全国高校野球選手権大会≫  ~甲子園~

いよいよ100回目の夏の組み合わせが決まりました。

組み合わせ⇒ https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2018/tournament/(日刊スポーツより)

10年に一度の記念大会。
史上最多の56代表校がそろう100回大会。
昨年よりも2日早く開幕するこの大会で、
開幕試合からなんとまあ、「甲子園の神様が仕組んだ」としか思えないような粋なことが起こりました。

この大会の開幕戦。
連日「甲子園のレジェンド」達が始球式を行うことになっていますが、
開幕戦はあの国民栄誉賞男にして、
甲子園では「5打席連続敬遠」の逸話を残す松井秀喜氏の出番。

その開幕戦に、
母校の星稜高校が出場することになりました。

まあ、何という神様の粋な演出。

松井秀喜さんのいた年だけではなく、
星稜は昭和54年には「神様の創った試合」と言われた箕島との延長18回を戦っています。
星稜にとっては、
今年は「吉兆」を感じる、
この組み合わせですね。

さて、
今年もブロックごとの勝ち上がりを予想して見ましょう。

昨年から復活した、3回戦までのブロックを最初の抽選で決めるという方式。
この方式では、ある意味「先が読める」大会になるため、予想もしやすくなりますね。

昨日の抽選結果を見ると、大阪桐蔭が一昨年優勝の作新学院との対戦を引きました。
力のあるチーム同士の、面白い試合が展開されそうです。

甲子園大会は、全チームノーシードの大会。
初戦から「何もこんなところで当てなくても・・・・・」
と両校のファンが嘆いてしまうような戦いも、そこかしこに見られます。
しかしそうであるからこそ、面白さも倍増。

優勝候補と言われたからといって、すんなりと勝ち上がって行けるほど甘い大会ではありません。
猛暑の夏に、一球たりとも気を抜けない、
体力と神経をすり減らしながら戦う大会。
それが甲子園です。

それでは、3回戦までの各ブロックごとの見どころを。



◇第100回全国高校野球選手権大会  各ブロック展望

【藤蔭・星稜・済美・中央学院・慶応・中越・山梨学院・高知商ブロック】

大激戦の戦国ブロック。候補に挙がる星稜、投手力の慶応、山梨学院に、復活の高知商。どこが勝ち上がってもおかしくはない

何とも厳しいブロックになった。Aクラスより少し下、「優勝も狙える」とされる実力を持つ高校が集まり、しのぎを削る。まずは開幕戦登場の星稜。県大会の成績は圧巻で、無失点で駆け抜けたのは全国広しと言えどもこの星稜だけ。おまけに10本塁打を放ち打線も絶好調。勝ち抜けの最右翼だ。2回戦での激突が予想されるのは、二刀流で選抜の注目を集めた大谷擁する中央学院と、強打の済美。中央学院の大谷はケガからの復帰途上だったので、正直もう少し時間が欲しかったところだろう。済美は得意の強打で前半から突き放したい。そして反対のヤマには、慶応・山梨学院・高知商がそろった。慶応は打線の底上げが著しく、エース生井も切れのある球を投げる好左腕。山梨学院はコントロールの安定したエース垣越が軸。高知商は全国制覇も狙えるといわれた明徳技術を強打で粉砕。この3チームは、本当にどこが勝ち上がってもおかしくはない。5校はこの暑い夏の中、消耗戦を強いられそうで、1回戦と3回戦の戦い方は、全く別物になることも予想されるため、勝ち上がりの予想は本当に難しい。力を持つ星稜、勢いの高知商の3回戦での激突を予想するが、どうなるかは全く分からない。


◎ 星稜 〇 高知商 慶応 △ 山梨学院 済美 中央学院 ▲ 藤蔭 中越



【作新学院・大阪桐蔭・北照・沖学園・旭川大・佐久長聖・佐賀商・高岡商ブロック】

大阪桐蔭が連覇に向けて発進。初戦の利を生かし、作新がどこまで食い下がるか?!

ダントツの”1強”である大阪桐蔭は、比較的いいクジを引いたといえるだろう。初戦の作新学院は骨のある相手だが、そこを突破すれば準々決勝に向けて立ちはだかるチームは見当たらない。北大阪大会の決勝で23点と爆発した打線は今絶好調。いい流れを盛って甲子園入りで来ているだろう。一方、大阪桐蔭にとっては「初戦の入り方」というのが非常に大事になってくるはずで、そこを一昨年の覇者・作新学院が突くことができるかがカギ。大阪桐蔭を倒すには、力に差がある場合、初戦しかないだろうというのが一致した見方で、作新としては「初回の入り」が注目される。大阪桐蔭はじゃんけんに勝てば後攻を取るだろうが、電光石火の速攻を得意とする作新は先攻を取ってくるはず。その初回の入りがこの試合、ひいては「大阪桐蔭の春夏連覇」を占う試金石になるはずだ。このブロックでは、ほかに北信越の好チームが見られる。佐久長聖は安定した攻守でしっかりと試合の主導権を奪う戦い方が得意。一方高岡商は、エース山田の好投に期待か。北海道の2校も入っており、その戦いぶりが注目される。


◎ 大阪桐蔭  〇     △ 作新学院 佐久長聖 高岡商 ▲ 北照 佐賀商 沖学園 旭川大




【智辯和歌山・近江・前橋育英・近大付・益田東・常葉大菊川・日南学園・丸亀城西ブロック】

候補・智辯和歌山は嫌な相手と当たった。前橋育英、常葉大菊川、日南学園と甲子園で実績のあるチームがそろい激戦も。

優勝候補に挙がる智辯和歌山は、初戦としては嫌な相手と当たった。相手の近江は、同じ近畿地区で実績を残す強豪。今年も3枚の投手を揃える野球で相手にスキを見せない。智弁打線が爆発して粉砕する野球が炸裂するか、それともロースコアのしのぎあいか。前橋育英は今年もアグレッシブな守りで勝負。相手は10年ぶり出場の近大付。こちらもエース大石に安定感があり、投手戦が展開されるか。常葉大菊川、日南学園はともに強打が自慢。両者の戦いとなれば、ノーガードでの殴り合いも想定できて、面白い。ブロック勝ち抜けは智辯和歌山がどのような戦いを見せるかにかかっているともいえる。打線の迫力は今大会でも大阪桐蔭に匹敵するともいえるが、ここ数年の甲子園での戦いぶりは、必ず守備の破綻から追い込まれるというもので、そこを試合巧者の近江、そして勝ち上がっても前橋育英らに付け込まれると危ないとも思われる。果たして、どんな勝ち上がりになるのか。思いもよらない展開も考えられる激戦ブロックだ。


◎ 智辯和歌山  〇 近江・前橋育英  △ 常葉大菊川・日南学園・近大付  ▲ 益田東・丸亀城西 




【金足農・鹿児島実・大垣日大・東海大星翔・花咲徳栄・鳴門・横浜・愛産大三河ブロック】

好チームが顔をそろえる死のブロック。連覇狙う花咲徳栄も、まったく息を抜けない実力伯仲の戦いか。

好チームが顔をそろえた。まずは夏の連覇を狙う昨夏優勝の花咲徳栄。昨年同様、春から夏への力の伸ばし方が半端じゃなく、今年も好チームに仕上がっている。エースで4番の野村がチームの中心だが、前後を固める打線の破壊力は昨年同様で、一度火が付くと止まらない。弱点は野村以外の投手陣に今一つ信頼感が低いところか。同じヤマにいる横浜は、素材では今大会でも屈指。しかし、横浜の名前に全く臆せず戦ってくる関東の強豪には、ここ数年ずっと苦戦を強いられている。2回戦で花咲徳栄と激突した場合、やはり花咲徳栄優位と思われ、ここを突破できるのか。一方別ヤマでは、攻守に安定感抜群の鹿実に対して、金足農の今大会屈指の好投手・吉田が挑む。有力校がこぞって「初戦で吉田とは当たりたくない」と言っていた好投手で、いったいどんな戦いになるのか。大垣日大の修行は昨夏に続く甲子園のマウンドで、昨年のリベンジを誓う。勝ち抜けには各校ともに高いハードルが待っており、一筋縄ではいかない戦いだ。一応花咲徳栄が本命とみられるが、まったく戦いは予断を許さない。


◎ 花咲徳栄  〇 横浜 鹿児島実 大垣日大  △ 金足農 鳴門  ▲ 東海大星翔 愛産大三河




【花巻東・下関国際・創志学園・創成館・興南・土浦日大・敦賀気比・木更津総合ブロック】

8校すべてにチャンスがある大激戦ブロック。どこが有力とも言い切れない熱い戦いが繰り広げられそう。

まさに実力は伯仲。大会中に成長したチームがこの激戦を勝ち上がっていきそうな、そんな予感がする。花巻東は突出した力はないものの、実にしぶとく戦いを勝ち上がっていくチーム。選抜で東邦、彦根東を破った試合が彼らの真骨頂。相手に力で上回られても、何とかできるチーム力を持つ。対する下関国際は3季連続の出場で悲願の1勝を狙っている。エース鶴田はそう失点する投手ではないため、じっくりと腰を据えて勝機をつかみたい。創志ー創成館の創ー創対決は実に面白そう。創成館は今大会優勝候補の一角にも上がる強豪。投手陣の層の厚さは圧巻で、目先を変えるリレーは必見。一方の創志も今年のチームはエース西をはじめ素質の高い選手がそろっており、楽しみ。力と技の対決に、甲子園がわきそうだ。別ヤマでは興南がエース宮城を擁して連続出場。安定感抜群の戦いぶりを見せる。一方の土浦日大も連続出場。昨年よりもかなり投打にアップした戦力で、県大会では実力上位校を次々と破った。最後は今年は強打が持ち味の木更津総合が、こちらも強打で粉砕する敦賀気比と対戦。両校ともに上位を狙っており、息の抜けない展開になりそうだ。


◎ 木更津総合 創成館 花巻東 興南  〇 下関国際 創志学園 土浦日大 敦賀気比  



【日大三 折尾愛真 羽黒 奈良大付 龍谷大平安 鳥取城北 明石商 八戸学院光星ブロック】

2強は龍谷大平安と明石商か。日大三・八戸学院光星も差なく猛追。

龍谷大平安は、最多出場のプライドを持って、原田監督が全国制覇を狙いに来ている。エース小寺の安定感は出色で、相手に無駄な点をやらない野球が徹底している。一方もう一つの近畿の雄・明石商もエース加田をはじめ野球をよく知っている。大阪桐蔭を追い詰めた攻守は、甲子園で上位に来ても何らおかしくはない。この両校が8強をかけて激しく争いそうだ。別ヤマでは日大三の戦いぶりが注目。正直今年は上位を狙える陣容ではないが、打ち勝つのが得意のチームにあって、初戦の折尾愛真、そして勝ち上がりで対戦が予想される奈良大付は、初陣ということもあり比較的やりやすい相手ともいえる。しかし両校ともに打線の破壊力はものすごいものがあり、気を抜ける戦いでないのは明らかだ。初戦で明石商との対戦が予想される八戸学院光星も好チーム。一歩も引かない野球で、突破を狙っている。


◎ 龍谷大平安 明石商  〇 日大三 八戸学院光星  △ 折尾愛真 奈良大付  ▲ 鳥取城北 羽黒



【報徳学園・聖光学院・白山・愛工大名電ブロック】

報徳と聖光の戦いは、初戦屈指の好勝負。愛工大名電に挑む白山は、どんな戦いを見せる?

初戦から力の入った攻防が展開されそうな、報徳と聖光学院の対戦。報徳はU-18の中心選手である小園を軸に足を使って攻撃を仕掛ける。聖光学院は今年は打力のチーム。東北屈指の打線で、全国制覇を狙いに来ている。試合は聖光学院のエース衛藤が報徳の打線をどのくらい抑えられるかにかかる。3点以上の戦いになれば聖光学院が有利。一方の試合は、白山の力みのない無欲の戦いに期待。隣県の愛工大名電との対戦となった。今年の愛工大名電は、さほど戦力が充実しているというわけではないので、ひょっとしたらがありうる展開まで持ち込めるか。


◎ 聖光学院 〇 報徳学園  △ 愛工大名電  ▲ 白山



【二松学舎大付・広陵・浦和学院・仙台育英ブロック】

仙台育英にリベンジを誓う浦和学院。昨夏準優勝の広陵は、今年も戦力充実で”狙う!”

まず注目は、浦和学院と仙台育英の激突。あの2013年の夏、選抜優勝の浦和学院を仙台育英が大激戦の末サヨナラで破った試合は、いまだに記憶の中に生々しい。浦和学院としては、何としてもリベンジを果たしたい相手と当たり、気合もMAXだろう。一方仙台育英は、対外試合禁止明けの県大会をよく勝ち上がって連続出場を果たした。その野球力は中学時代から鍛えられたもので、揺るぎがない。一気に突き放せば浦和学院だが、終盤まで試合がもつれると仙台育英のホンモノの力がジワジワと顔を出してきそうだ。一方のヤマも連続出場同士の戦い。昨夏準優勝の広陵は、今年も昨年に匹敵する力を持っており、優勝候補の一角に名前が上がるほど。昨夏は初戦の逆転勝ちで波に乗って勝ち上がったが、今年は果たしてどうか。二松学舎大付は投打ともに今年は今一つ。広陵に対してどこまで食い下がることができるか。そして勝ち上がり同士の3回戦は、ある意味優勝争いを占う一戦になりそうだ。


◎ 広陵 浦和学院   〇 仙台育英  △ 二松学舎大付




さあ、始まります。
楽しみましょう。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドキュメンタリーのNHK | トップ | 開幕 100回目の夏 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事