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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

交流戦総決算 やっぱりパ・リーグが圧倒

2016年06月21日 | プロ野球

11年目の交流戦も昨日で終了。
雨にたたられることもなく、
粛々と日程をこなすことができたのは、
幸運でした。

交流戦が始まってからというもの、
この5,6月というのは、
なんだかお祭りのような『お楽しみの期間』という感じですね。

個人的にはもうちょっと試合数が多くてもいいかなあと思ったりもしています。
両サイドでの2試合×2×6チームの、
合計各チーム24試合戦うという、
一昨年までのやり方がいいなあ・・・・・というのがワタシの希望です。

さて、
今年の交流戦の収支です。

今年もまた、
パ・リーグが圧倒。。。。
というよりも、
好調なSBとロッテがバカ勝ちした・・・・・
セは広島だけが孤軍奮闘した、
という感じなんでしょう。

パ・リーグの60勝47敗1分ですか。
結構差が付きましたね。

パではオリックスが一人負け状態で、
なんだか地獄を見ていましたが、
ほかのチームはまあそこそこ戦ったという感じで、
楽天や日ハムなんかは、
『あれだけ勝ったのに、上との差は縮まるどころか、空いてしまった』
と思っているかもしれませんね。

勝率トップを飾ったSBなんか、
13勝4敗1分。

なんとこの短期間で、
またまた9も貯金を作ったということですか。。。
こりゃまた、すごいですねえ。

一人一人の成績を見ると、
柳田、内川、松田、中村、長谷川など『そうそうたるレギュラーの面々』は今季、
さほど数字を残していないのですが、
それを補って余りある『総合力』ですべての試合を『勝ち切る』軍団になっていますね。

正直一昨年ぐらいまでは、
『強いけどスキがないわけじゃない』
と思っていましたが、
去年の後半戦や今年の戦い方を見ていると、
『SBの強さは、選手がそろっているというだけではない。組織力やチーム作りの哲学など、すべてにおいて他とは全く違う』
という感じがして、
『どう見ても太刀打ちできるチームではない』
と考えるに至っています。

V9の巨人や黄金時代の西武にも、
その時代には『負ける感じが全くない』チームとしてのオーラが漂っていましたが、
今のSBにも全くそれと同じものを感じますね。

しばらく『王者の時代』は継続していくでしょうね。


この交流戦を見ていて、
千葉ロッテと広島には、
『優勝するチームのにおい』
を感じました。

ロッテはこれほどいい戦いをしつつもそのはるか上にSBがいますから、
優勝には届かない可能性がありますが、
それでもその戦いぶりは見事の一言。
伊東監督の采配や選手起用、
見事です。

一方の広島は、
この交流戦で完全にセ・リーグの優勝争いを抜け出しましたね。

最終週の神がかったような試合の数々に、
『優勝のにおい』
を確かにかぐことができました。

ニュースターといってもいい鈴木誠也も完全に『全国区』になり、
山本浩二氏や前田氏の系譜を継ぐ『ミスターカープ』を襲名しそうな勢いです。
ヤクルト・山田と”張る”ような打撃を見せてタイトル争いをするなら、
セ・リーグはまた盛り上がりますね。

ちなみにその”スーパースター”山田選手、
神宮で『11球団すべてからホームラン』を放ちました。

ワタシは目の前でその弾道を見ていたのですが、
そりゃあすごかった。
マッハのような打球でした。

『11球団すべて』
という記録にワタシ、
『へ~やっぱり山田って、すごいねえ』
という感想を漏らしていたのですが、
あとからそれが『今シーズン』だったということを聞いて、
驚いてのけぞってしまいました。

やっぱり彼、
松井、イチロー張りの『超スーパースター』への道、
着実に歩み続けていますね。
小さくまとまらず、
『ありえないこと』を次々達成していってほしいですね。



一方カープを除くセ・リーグのチームは、
やはり巷間言われている通り、
『パ・リーグのパワーピッチャーに完全に力負け』
というシーンも多かったですね。

まあ、
パのピッチャーは普段からDHを採用しているリーグで戦っていますので、
こういったピッチングが身についていくのでしょう。

巨人をはじめ、
阪神、中日、それにDeNAも後半あたりの戦いでは、
打線の湿りをどうすることもできませんでした。

それにしても、
日ハムの大谷投手は、
今回もすごいものを見せ続けてくれましたね。

『今年はピッチャーのほうは・・・・・』
なんて言われていたのが遠い昔に感じられるほど、
163キロ連発の【超絶】としか言いようのないピッチングを見せてくれました。
気温の上昇とともにその調子も、
グングンうなぎのぼりです。

今年の大谷は、
『本当の二刀流の始まり』
とでもいうような活躍を見せてくれていますので、
なんとかその右腕で、そしてバットで、
秋には絶対王者のSBに立ち向かっていってほしいと思います。

そして交流戦は、
新たなスターも生みましたね。

すごかったのは先に述べた広島の鈴木誠也に加え、
SBの城所、そして楽天のオコエですかね。

城所は苦労人ですからねえ。
彼は中京高校時代に何度か公式戦、練習試合を見る機会があって、
その変わった名前とともに印象深い選手として、
ワタシの頭にインプットされているのですが、
なかなか層の厚いSBのチームで出番に恵まれませんでしたね。

そんな選手が30にもなってブレークするとは、
やっぱり人間頑張ってりゃあ、
いいことがあるという見本のような選手です。

そしてキラキラに輝いているのは楽天のオコエ。
一度二軍に下がってから再度登場した彼は、
見事に成長を遂げていました。

あのバッティング、
春先とは雲泥の差でしたね。

ちなみに先日、
彼の昨夏の甲子園でのバッティング映像を見直してみたのですが、
今とはま~ったく違うものですね。

去年の夏のバッティングを見ると、
『あ~まだバッティングは、しばらく時間がかかりそうだなあ』
と思いますが、
現在のバッティングを見ると、
『ものすごく成長したなあ。。。。まるで別物』
と思っちゃいます。

彼が今後、
どこまで伸びていくのか、
空恐ろしくなっちゃっています。

楽天は本当にいい選手を獲得したものです。


ということで、
なんだか同じプロ野球なのに”ちょっとした非日常感”を醸し出してくれる交流戦が終了しました。

ちなみにそれに合わせて、
オールスターの最終中間発表成るものが発表されていましたが、
こっちのほうはなんだか最近興味がわかないんですよねえ。。。

オールスターを見ても、
『この前交流戦で、この対決見たじゃん。。。』
とかいう気持ちになっちゃうんだなあ、なぜだか。


次のセとパのチームが対戦するのは、
10月の日本シリーズ。

今の感じではSBvs広島
の初対戦が濃厚のような気もしますが、
まだまだ暑い夏もありますから、
わからんですねえ。

ちなみに両チームの交流戦での対戦は1勝1敗1分。
広島もSBに対して全く引いたところがないだけに、
秋が楽しみです。


ということで、
3日の休憩をはさんで、
またセ・パのペナントレース再開です。



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