日本高校野球連盟は、
昨日、今夏の第95回全国高校野球選手権大会の改正点を発表した。
大きく変わったところは、
1.準々決勝が従来の2日間(1日2試合ずつ) ⇒ 1日4試合(その後1日休養日を設ける)
2.全試合抽選の復活
1については、
準々決勝が2日間に分けられてから、
何だか『あまり楽しくないなあ』とワタシ自身思ったりもしていましたから、
良かったなあという印象です。
これまでだと、
どうしても日程によって各校の疲労度に差が出てしまっていましたから、
より公平に・・・・・という観点からも、
いいことだと思っています。
2については、
これもまた昔やっていた方式に戻すということ。
実際夏の甲子園は、
山が全く組まれず『何回戦でどこが当たるのか』が分からなかったところに面白さもありましたから、
これもまた、
観ている人には面白さが復活するのではないかと思います。
ただ、
応援団の手配やらなんやらについては、
大わらわになることでしょう。
しかし【先が全く読めないトーナメント戦】になるので、
昔感じたドキドキ感、
戻ってくるんじゃないでしょうかね。
昔子供のころのワタシは、
『春のセンバツは最初からトーナメントの山が組まれて、先が分かりやすい大会』
『夏はその都度抽選なので、一寸先も見えないハプニング続出の大会』
と位置付けていました。
だからより鮮明に
『春と夏は別物』
と考えていたことがあります。
最近では、
春のセンバツに21世紀枠や希望枠(現在は廃止)、東北絆枠(今年のみ)を創設したりして、
より『招待大会』という位置づけを明確にするような措置がなされてきました。
そのことによっていろいろと意見が出されたりもしましたが、
ワタシはこのセンバツ改革の姿勢に大賛成なのです。
シーズンの始まりを告げる『春の大会』なのだから、
より華やかに、そして門戸を開いた【招待大会】にすることは、
必要なんじゃないかなと思っています。
いっそ選抜校の半数を【招待枠】にしてもいいのではないかと思っているぐらいです。
そして真の実力が問われるのは、
高校生としての最後の大会である【夏の選手権】と位置付けてほしいものだと思ったりしています。
あまり世間に知られてはいませんが、
高校ラグビーなどがまさにこのことを実践しています。
冬の選手権大会は各予選を勝ち抜いた高校の大会として、
そしてシーズンの最初を飾る春の選抜大会(熊谷)は招待される学校の枠を増やした招待大会として、
明確に分けて位置づけています。
高校野球も、
そんな感じがいいんじゃないでしょうかね。
各都道府県の代表が雌雄を決する『日本の祭り』的な大会は、
やはり夏の選手権ということでしょうね。
そういった意味でも、
徐々にいろいろなことを変えて試してみるのは、
いいことだと思いますね。
ただ、
現地観戦をする日程は、
立てづらくなってしまいました。
『あの高校が見たい』
『あのチームの〇〇選手が見たい』
というファンにとっては、
なかなか厳しいことになっています。
でも、
ワタシが考える【高校野球の鉄則】その1、
『前評判の高くない、さほど注目されていない試合ほど、熱く忘れられない試合になる可能性が高い』
ということから、
甲子園そのものを楽しんでほしいと思います。
だけど、
ワタシのように『遠方から観戦に行く』日程を立てている者にとっては、
休養日はちょっとつらいですけどね。
まあ、
しかし去年とは趣の違う大会になることだけは確か。
各校の監督、選手たちは、
この【改革】を前向きにとらえて、
聖地への歩みを進めてください。
*内野特別指定席、2,000円に値上げかあ。。。。。。
家族で行く身にとっては、ちょっとつらい値上げですなあ。
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