今年のCS。
セ・パともに、
あろうことか日本列島がラグビー一色に染まった日曜日に決着。
セは巨人が4勝1敗(実質3勝1敗)、
パもSBが4勝1敗(実質4勝0敗)で、
日本シリーズへの出場権を獲得しました。
午後から行われたこの「リーグ最高峰の戦い」ではありましたが、
ワタシもご多分に漏れず気持ちは夜の「日本vsスコットランド」にほとんど持って行かれてしまっていて、
正直両リーグの優勝決定にも、
ほぼ心を動かされず見てしまいました。
な~んていう負け惜しみは置いておいて(ただ、ラグビーに心を奪われていたのは本当ですが)、
あまりにもひどすぎるCSの戦いぶりに、
心が凍てついてしまった・・・・・とでもいうんでしょうかね。
負けた瞬間も、「あっそ」って感じでしゃらっと過ごしていました。
オリジナル日程での第4戦が中止になったため、
この試合はDAZNでの自宅観戦でした。
「どうせなら今年も、辻監督の嗚咽でも聞いてやっか」
と試合終了後もしば~らくつけっぱなしで見ていたのですが、
今年は去年やったみたいな「シーズン終了のご挨拶」みたいなイベントは、
一切行われませんでしたね。
ということで、
我々ファン(もちろん西武ファンです)は監督やら選手やらの最後の言葉も聞けず、
何やら知らんうちにフェードアウトされちゃったみたいで、
何だか締まりのないシーズン終了になってしまった感じでした。
それにしても。。。。
言っちゃうよ~。
弱すぎて話にならんかったね、実際。
というか、
SBの強さ、超絶だったし、
千賀のあのピッチングを、いったい誰に打てと言えるのか?
そしてイケイケの今宮を、
いったい誰が止められるのか。。。。。。。
考えれば考えるほど、
「そりゃ、SBの方が圧倒的に強いさ、誰が見ても」
ってなるわけですよ。
実際西武の選手たち、
まだシーズンで無理に無理を重ねたダメージ、
引きずったままだったしね。
MVP間違いなしの森、
鉄人で80試合以上を投げぬいた平井、
この両者はもう、
シーズン終盤のヘロヘロな状態でこの短期決戦に臨んでいましたから、
仕方ないといやあ、仕方ない。
栗山、中村のベテラン陣も、
やはり勤続疲労のたまものかなあ。
過度に『主将の責任』と『これがチームでの最後のご奉公』ということに力みかえって、
肝心なところでは「あ~あ」というため息をつかせるばかりだったのは今季のキャプテン。
シーズン中よりもいい感じだなあと思ったのは、
山川と金子ぐらいかな。
特に金子は、
ひょっとしたら来年は1番いけるかもしれないね?!って感じの活躍でした。
もう疲れはてて地元に帰ってきた歴戦の勇士たち、
その意味では、本当によく戦った。
そう思います。
彼ら無くして、
シーズンの優勝なんて、あり得なかったんですから。
願わくばしっかりとオフシーズンは休んで、
来るべきシーズンには体調が戻っていることが、
ファンとしての望みです。
彼らが万全でなければ、
このチームはチームとして成り立たないんだなあ。。。。。。
改めてそんなことを痛感したシリーズでした。
一方、
シーズン中から全くといって良いほど機能しなかった投手陣。
1シーズンを全うしたなんていえるのは、
せいぜい平井と増田ぐらい。
彼らとニール以外は、
シーズン同様に、
能力の低さを露呈しまくったシリーズとなりました。
エースの存在であるニールは、
第1戦ではよく投げましたが、
勝利には結びつかず。
今季は「半季の戦い」でしたが、
しっかりとチームに足跡を残してくれました。
しかし他の投手、
特に2,3,4戦の先発投手やら中継ぎ以降のピッチャーたちは、
シーズン前半~中盤の酷いピッチングそのままの、
試合をぶち壊す内容でしたね。
まあ、
その実力だってことだよ。
これを糧とできるかどうかは、
本当に彼ら次第。
プロは結構甘くないから、
もし成長できないのであれば、
今季の榎田やら多和田やらのように、
今季よりも来季はもっとひどい目に合うかもよ。
昨季「投壊」と言われながらもそれなりの成績を出したが、
今季は全くダメだった榎田、多和田、マーティン、ヒースらの選手たちの責任、
やっぱり本人+首脳陣にありますよね。
首脳陣のチーフ(投手コーチ)は、
早々と責任取ったみたいだけどね。
「若手に伸び盛りの選手が多い」
未来はそこにある・・・・・・と言ってくれているような、
ファンにとってはうれしい言葉です。
しかし中途半端な選手には、
「伸び盛り」の季節は短いということも、
長いプロ野球ファンとして、
経験値として知っています。
西武のみならず、
過去ヤクルトやら横浜やらが、
何度そんな甘言に踊ったことか。
やっぱり、
キッチリとチームを作っている球団こそが、
何度も覇権に近づくことが出来るというのがプロ野球、
いや、プロスポーツだと思います。
今の時代でいえば、
何と言ってもSB、そして巨人、
あるいは過去の落合中日なんかも、
それに近かったかもしれませんね。
それらのチームに対抗していくには、
やっぱり抜本的にチームを改革し、
前に動かし続ける推進力がなきゃあ、
難しい。
シーズンは勝ったけど、
シリーズでは歯も立たない。。。。。
一番つらいし悔しい結果が2年も続けて出ちゃったけど、
これからどうしていってくれるのさ、
ライオンズの球団の方々。
昨年みたいに、
全く動かず、
チームを改革し続ける気概を示してくれなきゃ、
ファンはいつかついてこなくなるよ。
勝つ・・・・・ということも大切だけど、
勝つ姿勢を見せる・・・・・・というのはもっと大切だと思うけどね。
それがうまくいこうが行くまいが。
そんなことを考えながら、
オフシーズンに突入しようと思います。
日本シリーズを、
な~ンのプレッシャーも感じずにゆる~く見ながら。。。。。
手始めに、今週行われるドラフト。
佐々木か奥川に行くことがなく、
万が一競合を避けてさほどではない選手に「一本釣り」で臨んだら、
その瞬間にワタシのテンション、
ダダ下がりになるから。。。。。
頼みますよ。