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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

一足お先に! 首都圏勢のご紹介

2009年07月31日 | 高校野球

第91回全国高校野球選手権大会の地方予選も、
あと残すところ3代表だけとなりました。

昨日も、
関西の雄、関西学院が久しぶりの甲子園を手にしました。

今年のキーワードは、
【悲願達成】
かも知れません。

いろいろな悲願が、
各地で達成されています。

全国の続々と入ってくる決勝の結果を見ていると、
あの決勝も見たい・この決勝も見たかった・・・・・
など、
本当にみたくてみたくてうずうずしてしまいます。

最近は、
スカイAで【地方大会決勝】の録画をやってくれるのですが、
残念ながらケーブル不毛地帯の我が家では視聴できず。

ということで、
各地のチームを直接見ることは出来ませんが、
首都圏の各大会は、
しっかりと追ってきました。

去年は記念大会ということもあり、
1都3県で8代表を送り込んだ首都圏勢ですが、
今年はいつもの年に戻って5代表。

一足早く、
その5代表の戦力分析と行きますか。
(書きたくて仕様がなかったというのが、本音です)



【東東京】 帝京 11回目(2年ぶり)
 投手 90  攻撃 90  守備 90  総合 90  ランク A

東東京は、圧倒的な強さを見せた帝京がV。
予選は圧倒的な強さで危なげなく勝ち進んだ。
投手陣は、準決勝・決勝を完投して1失点に抑えた平原を軸に、鈴木、山崎の3本で回す。秘密兵器・伊藤はまだ使われなかったが、甲子園では登板の可能性も。
打線は、中軸を中心に6試合6本塁打。つぼにはまれば長打もあるが、今年はつなぐ野球も出来るところが特徴。
決して恵まれた組み合わせではなかったが、次々に現れる強豪校をものともせずに強さを見せ付けたところは圧巻。
あとは、練習試合などで好投手と対戦したときにやや沈黙した打線の得点力が上がれば、間違いなく甲子園でもV候補となりうる力を持つ。
2年前のチームよりもスケールでは上を行く。
狙いは一つしかない。


【西東京】 日大三 13回目(4年ぶり)
 投手 85  攻撃 95  守備 90  総合 90  ランク A

帝京同様、西東京大会では力を見せ付けた。
準決勝の都日野戦こそ接戦に持ち込まれたが、その経験を糧に決勝では大爆発。他チームとは、1ランクも2ランクもレベルが違ったという印象だ。
今大会、後半戦の4試合は関谷ひとりに任せてしのいだ。
もともと塚田を加えて2人~3人でローテを組むかと見られていたが、関谷の右腕が完全に監督の信頼を勝ち取ったようだ。
主砲・吉田を軸とした打線は、とにかく打球が速い。
長打連発のチームではないが、つなぎのすごさは全国でも屈指の力を持つはず。得点力は、恐ろしいほど高い。
「先行逃げ切り」の戦い方がはまれば、かなりやれる戦力だ。
優勝までは届かないのでは、と見るが、ベスト4には入ってくるのは十分に可能なチームで、波に乗るともっと上まで狙える可能性もある。


【神奈川】 横浜隼人 初出場
 投手 85  攻撃 85  守備 90  総合 85  ランク B+

激戦、激戦、また激戦を勝ち抜いての嬉しい初の切符。
チームの特徴は、その明るさと粘り強さだ。
今大会、初戦の厚木東戦から追い詰められたチームは、7試合のうち4試合を1点差勝ち。おまけに延長3試合、サヨナラ3試合というきわどさ。
しかし、これを勝ち上がってきて、チームには自信とタフさが植え付けられた。ふだんどおりの試合が出来れば、甲子園でも十分に戦える戦力だ。
チームは、相手を圧倒する投・打を持つわけではないが、総合力の高さが持ち味で、相手より1点多くとっているという野球。
エース今岡の粘り強い投球を全員の堅い守備で支え、決して破綻しない。
打線も、好投手に対してはしっかりとセンターを中心にした打撃をし、小技と足を使ってコツコツと点を重ねていく。
洗練された感じではなく、泥臭く1点を重ねていくチームに見えるのだが、
実は、よく見ると戦いぶりは非常に洗練されているのである。
さすがに神奈川を制しただけの事はある。
この、『見た目と実際の違い』が、今年の隼人の最大の特徴かもしれない。
とんでもない強豪を食う可能性もある隼人の戦いぶりに注目だ。


【埼玉】  聖望学園 3回目(6年ぶり)
 投手 85  攻撃 80  守備 90  総合 85  ランク B

昨年のセンバツ準優勝校。
今年の3年生は、その甲子園の決勝という晴れの舞台を経験している。
これがこのチームの、何よりの強みだろう。
「甲子園で勝ち進んでいくということはどういうことなのか」を、身をもって知っていることは無形の力になりうる。
聖望は、前回の夏、昨年の春と、「甲子園に強い」イメージが形作られてきた。
今年はその仕上げの年。
昨年に比べてチーム力が高いとはいえないが、粘って粘ってのチームカラーは健在。ひと波乱を狙っている。
エース佐藤は、全7試合に登板。接戦となった5試合はすべて完投。完封は1試合もないが、3点以内に相手を抑え、粘って1点差で勝利を掴み取る立役者となった。
速球は140キロを大きく割り込み、カーブ・スライダーの切れもさほどでもないが、ここ一番の度胸とコンビネーションがさえ、相手に大量点を決して許さない投球ができるのが強みだ。
打線はハッキリ言って湿っているが、これもある意味チームカラー。
昨年春も、前回夏も、いずれも『貧打』といわれて甲子園に臨んだが、試合ごとに成長してきたという経験を持つ。
今年のチームも、初戦をうまく乗り切れば、面白い戦いぶりが出来そうだ。


【千葉】  八千代東 初出場
 投手 80  攻撃 80  守備 85  総合 80  ランク C

千葉の代表も、サプライズで八千代東が奪い取った。
混戦の千葉にあって、早々と千葉経大付、千葉明徳、銚子商など有力校が敗れ、本命視されていた習志野も準決勝で敗退。
そんな大会の中、4回戦で真下投手の東海大望洋を打ち破った八千代東が、スルスルと頂点まで駆け上がった。
チームの特徴は粘りと集中力。
ワンチャンスを生かして取った得点を、村上投手を中心とした守りでしのぎきるという、いわゆる『公立校らしい』戦い方が出来るチーム。
それだけ集中力を保つことが出来るというのも、普段の練習の賜物だろう。
打線は大物打ちはいないが、真下投手から起死回生の同点ホームランを放った上條など、そこかしこの苦しい場面で勝負強さを発揮した。
攻守ががっちりと噛み合った優勝という感じだ。
正直、全国の強豪校には通用する戦力ではない、という感じもするのだが、いわゆる『高校生らしい』普通のチームがどこまでやることが出来るのか、しかと見届けようと思っている。

 

 


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