ああ１２連敗 ３６年ぶりに西武の黒歴史は塗り替えられる！

高校野球の地方大会と甲子園大会の『唯一の隙間』の週末。

金曜日に西武ドームに西武ライオンズの試合を見に行きましたが、
予想通りSBに完敗。

そして、土曜日も日曜日も、
その連敗特急は止まることを知らず、
ついに球団創設以来２度目の１２連敗となりました。

なんと３６年ぶり。
３６年前といえば１９７９年。
西武創設の年の、
あの『開幕１２連敗』という暗黒の球団スタートと並んでしまったということです。

そのニュースを聞いて、
ワタシはなんだか、
ちょっぴり昔のことを思い出したりして、
さほどいやな気持にはなりませんでした。

まあ、
実力的には現在の４位という位置、
『分相応だなあ』
と思っていますから、
そんなにショックもありませんから。

うまくいきすぎていた前半戦から、
『そうずっとは、うまくいかないだろうなあ・・・・・』
と心のどこかで思ったりはしていたので、
全くの”想定外”というわけじゃありませんから。

しかしベンチの雰囲気も、
やっている選手たちも、
なんだか『何とかしよう』という気持ちの薄いチームだなあ・・・・・・
とは思いますが。

しかし７９年を思い出すと、
あの年の悪夢の１２連敗から、
立ち上がってその後３年で黄金時代を築き始めたんだよなあ・・・・・
なんて、
そのことの方に頭が行っちゃいます。

田淵、山崎、土井、野村、東尾、古沢・・・・・・・・

音に聞こえた選手たちを揃えて派手にアドバルーンを打ち上げたあの時のライオンズ。
確か海外にキャンプに行って、
そのキャンプでの大失敗を引きずって開幕から負けて、負けて、負けまくったんだよなあ。。。。。

それでも『プロ野球が来た！！！』ということで、
その１２連敗の間のどこかの試合に、
足を運んで『感激した』覚えもあります。

それから３６年間。
飽きずによくライオンズを応援し続けてきたものだなあ・・・・・・・
なんて思いを巡らしました、今回の１２連敗を受けて。

今怒り狂ったり悲嘆にくれているファンも、
長～い年月が経った後は、
懐かしく思い出すもんです。

ロッテの１８連敗の時のも然り・・・・・
だったんじゃないでしょうかね。

まあ、しかし、
あの黄色いユニフォームを着て結局１勝もできずに負けまくったんだから、
あの黄色ユニは究極の『縁起の悪いユニフォーム』ということは言えるかもしれませんね。

でも、
デザインは結構いいんですよ。

普通に着てもあまり違和感のないデザインです。
今までのライオンズの『特別ユニ』と比較すると。

昨年だったか一昨年だったかのジャングル大帝のユニとか、
ちょっと着るのをはばかられるような感じでしたからね。


このSBとの３連戦を見ると、
いずれも終盤まで競り合った末の負け。

この前の横浜DeNAの連敗とか、
普通１０連敗以上の大型連敗の時って、
攻守ともにひどい状態に陥って、
『試合にならない』
という感じで負けまくるのが普通だと思うのですが、
ライオンズのこの【超大型連敗】は、
いずれも接戦を落として・・・・・・というもの。

まさに『神がかり的に』勝負弱い・・・・・・・
ということでしょうね。

それこそが現在のチームの、
最も弱点とされるところ。

要するに、
たくさん打ったりびっしり抑えたり、
そういった選手がいても、
チームの体質がこうだから・・・・・・・・・
という負け方に見えてしまいます。

それだけに、
非常に厳しいということも言えるかもしれませんね。

主砲・中村や首位打者の秋山、
相変わらずバンバン打っています。
エースの岸、先発の野上、
しっかり投げています。

でも・・・・・・・勝てない。

やっぱり体質だなあ。。。。。。
監督の首をすげ替えたぐらいじゃこのチームの体質は変わらんと思うけど、
田辺→潮崎
という流れは、
確実に加速していきそうだね。

楽天に抜かれて５位、
ひょっとしてオリにもまくられて６位にでもなったら、
確実にオフの監督交代、
あるんだろうなあ。。。。。

”火中に栗”
を拾う潮崎さん。

あまりのチーム状態の悪さに、
逃げ出さないでちょうだいね。


ということで、
SBの『チームとしてのチカラ』に脱帽した、
この３日間でした。