≪第97回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
組み合わせが決まりました。
第97回の夏。昨日組み合わせ抽選会が行われ、代表49校の初戦の組み合わせが決定。
組み合わせ⇒ http://www.asahi.com/koshien/97/kumiawase.html (朝日新聞より)
見どころの多い組み合わせとなりました。
各日の見どころはこちら。
【第1日】
第1試合 鹿児島実(鹿児島)-北海(南北海道)
第2試合 岐阜城北(岐阜)-中京大中京(愛知)
第3試合 宮崎日大(宮崎)-上田西(長野)
第1試合は、楽しみな南北の伝統校対決。鹿児島実のエース橋本と北海の強力打線の対決がポイントか。鹿実はさほど攻撃力が高くないため、橋本が抑えてのロースコアゲームにもっていきたい。第2試合は隣県対決。投打ともに中京大中京がやや上回るが、岐阜城北は得意の機動力を絡めて先制したいところだ。3試合は宮崎日大の強力投手陣に、上田西の打線がどう挑むか。互いに全国1勝が大目標。激しいバトルが繰り広げられるか。
【第2日】
第1試合 花巻東(岩手)-専大松戸(千葉)
第2試合 霞ケ浦(茨城)-広島新庄(広島)
第3試合 九州国際大付(福岡)-鳴門(徳島)
第4試合 東海大甲府(山梨)-静岡(静岡)
第1試合は、投手陣が自慢の両校の興味深い対決。試合運びのうまい花巻東だが、激戦区を勝ち抜いてきた専大松戸も力強い戦力。第2試合は初出場校同士の戦い。広島新庄は掘、霞ヶ浦も安高・綾部と好投手を持つだけに、先取点を巡る攻防が試合の大きなカギ。第3試合は連続出場同士。強力打線が持ち味で特徴の似るチームの戦い。打ち勝って昨年の悔しさを晴らしたい。第4試合も好ゲーム。『どちらがオモテ富士か』の論争もかしましい静岡と山梨のバトルだけに負けられない。静岡は優勝候補の一角だが、東海大甲府もダークホースの一角を占める実力派。本格派投手を持ち打線の破壊力もある両校の対決だけに、目が離せない。
【第3日】
第1試合 早実(西東京)-今治西(愛媛)
第2試合 敦賀気比(福井)-明徳義塾(高知)
第3試合 大阪偕星学園(大阪)-比叡山(滋賀)
第4試合 下関商(山口)-白樺学園(北北海道)
第1試合に今大会注目の清宮を擁する早実が登場。やや不安の残る投手陣を抱える今治西に対して、早実の強力打線が炸裂するかが見どころ。打ち合い必至か。第2試合は春夏連覇を狙う敦賀気比が、選手権16回連続初戦突破の明徳義塾を相手にどんな戦いを見せるか。戦力的には敦賀気比が上回るが、簡単には行かないもつれた戦いになりそうな気配。明徳が終盤まで粘ると、その野球力と馬渕采配が炸裂しそう。第3試合は注目の大阪偕星学院が登場。同じ近畿の比叡山との戦い。比叡山は北大津、近江に勝った試合の再現を狙いたい。第4試合は守りの野球の下関商を打線活発な白樺学園が迎え撃つ。
【第4日】
第1試合 津商(三重)-智弁和歌山(和歌山)
第2試合 天理(奈良)-創成館(長崎)
第3試合 滝川二(兵庫)-中越(新潟)
第4試合 明豊(大分)-仙台育英(宮城)
第1試合は劇勝で甲子園を掴み取った初出場の津商が、名門・智弁和歌山に挑む。8-2で不利の予想も、覆すパワーが見たい。第2試合も初出場校が名門・天理に挑む構図。天理は県大会では見事な投球を見せた投手陣の出来がカギを握る。打線の破壊力は大会屈指だけに、戦力の整備状況を確認したい戦いだ。第3試合にも近畿勢の滝川二が登場。エース友井は頼りになる投手だ。中越は強力打線が自慢。第4試合は候補の仙台育英が登場。こちらも天理同様、エース佐藤世の状態が気にかかる。破壊力ある打線が明豊の好投手・前田を打ち崩せるか。
【第5日】
第1試合 健大高崎(群馬)-寒川(香川)
第2試合 岡山学芸館(岡山)-鳥羽(京都)
▽2回戦
第3試合 龍谷(佐賀)-秋田商(秋田)
第1試合は機動破壊の健大高崎の初戦。寒川はこれといった特徴のないチームだが、エース高田が左投手だけに、健大高崎の足をどこまで止められるか。第2試合には鳥羽が登場。岡山学芸館と対戦。両校ともに打線の破壊力で勝ち上がってきただけに、活発な打ち合いが展開されそうだ。第3試合は、しぶとい龍谷に秋田商の好投手・成田が挑む。成田は39イニングで55三振を奪う奪三振マシーン。一方龍谷は春の九州大会優勝校。とにかく接戦にはめっぽう強く、試合の主導権を手放さない。互角のチーム同士の面白い戦いだ。
【第6日】
第1試合 鳥取城北(鳥取)-鶴岡東(山形)
第2試合 関東一(東東京)-高岡商(富山)
第3試合 石見智翠館(島根)-興南(沖縄)
第4試合 三沢商(青森)-花咲徳栄(埼玉)
第1試合は、守りを固める鳥取城北と打線で打ち勝つ鶴岡東の戦い。実力は互角。第2試合は、関東一の足攻が高岡商の投手陣にどう挑んでいくか。高岡商としては、後半まで接戦に持ち込みたい。第3試合は興南の琉球トルネード・比屋根の投球次第。本来の鋭いピッチングを見せると、石見智翠館の強力打線でもとらえるのは難しい。切れ味鋭い攻守で『甲子園12連勝』を狙う。第4試合は、強力打線の八戸学院光星を抑えきった三沢商の横手投げ野田が花咲徳栄の攻撃力を抑え込めるようだと面白い戦いになる。ロースコアで逃げ込む得意の戦い方をしたい。
【第7日】
第1試合 東海大相模(神奈川)-聖光学院(福島)
第2試合 遊学館(石川)-九州学院(熊本)
第3試合 作新学院(栃木)-
第1試合は注目の対決。試合のキモは、東海大相模の打線を聖光の森久保・今泉が抑え込めるか。どこからでも点が奪える超強力な相模の打線に聖光はどう対峙するのか。一方東海大相模の小笠原・吉田の超強力2枚看板に対しては、得意の小技と足で得点を奪っていきたい。第2試合も実力校同士の好ゲームが期待される。遊学館のエース・小孫は今大会注目の好投手。Max145キロ投手というだけではなく、県大会5試合で四球もわずか3と制球力も抜群だ。対する九州学院の主軸には、スーパー1年生候補の村上が座る。注目の対決だ。そしてまたされに待たされた作新学院はようやく初戦を迎える。エース朝山の状況などを考えると、遅い日程はむしろ吉と出る可能性もあり、その動向にも目が離せない。
ということで、
どの試合も注目度満点。
ちなみにワタシ、
高校野球観戦で自分の中で持っている格言のようなものは、
『注目されていない試合にこそ、大接戦、感動を呼ぶゲームが多い』
ということ。
要するに、
全試合『目が離せない』ということです。
いよいよ始まる今年の甲子園。
さあいったい、どうなっていくのでしょうか。