≪第99回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【第6日】
第1試合 天 理 (奈良) 6-0 大垣日大(岐阜)
第2試合 三本松 (香川) 9-4 下関国際(山口)
第3試合 二松学舎大付(東東京)14-2 明 桜(秋田)
第4試合 明 豊 (大分) 7-6 坂 井 (福井)
第6日の甲子園。
お盆休みに入っていますから、
通常よりもこのあたりの日はいつも観客も多いのですが、
今年は特別に多いようですね。
8時過ぎにはもう、満員の”おふれ”が出ているようです。
そんな中、
下関国際と坂井という、
甲子園では『新顔』の2校が出場しました。
いずれのチームも、
絶対的な力を持っていたわけではないので敗れ去り、
【夢の甲子園出場】に続く、
【夢の甲子園勝利】はお預けになりましたが、
両校ともに甲子園にしっかりとした足跡を残していってくれました。
なかなかの戦いぶりだったと思います。
下関国際は序盤にちょっと浮足立ちましたが、
中盤からは自分たち本来の攻撃力で、
毎回得点を挙げて意地を見せてくれました。
一方の坂井は、
春江工業時代に選抜の甲子園の土を踏んではいるものの、
夏の甲子園は初めて。
しかも当時とは違い、
学校の合併がありましたから、
やっぱり『初顔』と言っていいでしょう。
投手を中心とした守りのチームとして勝ち上がってきましたが、
この日は中盤に強打の明豊に突き放される厳しい展開の試合となってしまいました。
しかしここから、
打線が猛然と奮起。
6回に3点を奪い同点に追いつくと、
8回には相手のミスを突いて2点を勝ち越しました。
惜しくも8回裏に逆転2ランで突き放されましたが、
その戦いぶりは見事と言っていいですね。
両校ともに、
初めての甲子園ということで、
これから学校の野球部の歴史を作っていく緒についたところです。
この18人の選手たち。
チームとして『レジェンドの18人』になりました。
長く語り継がれる、
初めての大舞台となったことでしょう。
この日甲子園に登場したチームの中には、
天理などの『超名門校』もいますが、
彼らとて【最初の大舞台】はあったし、
その大舞台で悔しい負けをたくさん経験して、
徐々に強くなってきたという歴史があります。
これからの両チームの成長が、
本当に楽しみです。
そして『難しいと言われる2度目の聖地』を、
早くつかめるといいですね。
この日その他で目立ったのは、
天理の神野選手の2打席連発。
2本ともにすごい打球でした。
そして二松学舎の鋭い攻撃。
東東京大会の好調を、
そのままこの甲子園に持ち込んでこれましたね。
3回戦からの戦いが、
とても楽しみです。
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