≪第99回全国高校野球選手権≫ ~甲子園~
【第5日】
第1試合 仙台育英(宮城) 15-3 滝川西(北北海道)
第2試合 日本文理(新潟) 9-5 鳴門渦潮(徳島)
第3試合 神戸国際大付(兵庫)5-4 北 海(南北海道)
第5日の甲子園。
第3試合では、
昨年準優勝の北海が登場。
強豪の神戸国際大付属との対戦になりました。
プロレス好きとして有名な神戸国際大付属の青木監督。
アルプスからの応援もプロレスのテーマ曲が多いとのことで、
楽しみにしていました。
試合中ずっと、
しっかりとしたブラバンの演奏が聞こえてきて、
何かいい雰囲気を醸し出していましたね。
対する北海のアルプスからも、
ノリのいい曲が常にテンポよく流れてきて、
楽しい甲子園での対戦となりました。
両チームはその雰囲気に乗って(?)、
実にテンポのいい、見事な戦いを繰り広げました。
終盤にもつれた試合展開になって、
神戸国際大付属は谷口の驚きの2打席連続弾で、
北海を振り切り夏の甲子園初勝利を上げました。
神戸国際大付属は、
先発の岡野投手といい、抑えで出てきた花村投手といい、
見事な投球を披露。
センバツで注目の投手だった黒田投手が故障ということで、
なかなか厳しいのかなと思っていましたが、
なんのなんの。
強打線とも相まって、
なかなか面白い戦力を有していますね。
ブラバンのテンポに乗って、
どこまで駆け上がっていけるでしょうか。
敗れたものの、
北海は今年もいいチームを作って子の甲子園までやってきましたね。
驚いたのは先発した阪口投手。
素晴らしい球を投げていましたね。
もちろん投手としての総合的な力はまだまだなんでしょうが、
大いなるポテンシャルを感じさせてくれました。
指にかかった時の低めの速球、えぐかったです。
たぶん、一躍ドラフト候補に躍り出たのではないでしょうか。
勝負のアヤというもので今年は初戦敗退となってしまいましたが、
『さすがにレベルが高い』
ということを感じさせてくれたチームでしたね。
第2試合では、
この大会限りでの退任を発表している大井監督の日本文理が登場。
あの2009年のチームを思い起こしたくなるような振りの鋭い、
いい打線を持っていますね。
投手陣がしっかりと安定してくれば、
今後の戦いも面白くなってきそうですね。
それにしても、
やっぱり大井監督の試合後の談話はいいですね。
ワタシはこの大井監督の談話、
毎回楽しみにしているのですが、
今回も何とも言えない「いいなあ」という感じを持ってしまいました。
新潟と言えば、
数年前に新潟明訓の監督を退任した佐藤監督も、
実にいい談話をいつも残してくれる監督さんでした。
「新潟の早慶戦」
を戦った両チームの”中興の祖”の監督さんは、
どちらも実に深みを感じさせてくれる人物です。
第1試合は仙台育英が登場。
昨日の夜の番組で、
仙台育英の元監督、竹田さんの特集をやっていましたが、
仙台育英はその教え子である佐々木監督の下、
悲願だった「東北勢初の全国制覇」を狙ってきています。
仙台育英は、
系列の秀光中学を強化しだしてから、
戦力の厚みが増して、
すごいチームに変化してきていますね。
今年の戦いぶり、
注目されます。
第5日目の甲子園、
それにしてもこの日も、
まあたくさんの観客が押し寄せたこと。
高校野球人気、
とどまるところを知りませんね。