昨日の甲子園は、
接戦こそありませんでしたが、
いろいろ見どころも多く楽しめました。
第1試合には、
注目のスラッガー、佐々木麟太郎の花巻東が登場。
もちろん佐々木のお父さんは花巻東の佐々木監督。
親子鷹の競演でしたが、
試合はいたってシンプルに、
花巻東がしっかりとした守備力と攻撃を見せて勝利を飾りました。
佐々木麟太郎は3安打。
長打こそ出ませんでしたが、
初戦をいい形で入ることができましたね。
第2試合では、
こちらは監督ー部長の親子鷹、
クラーク国際が登場しました。
大ベテランの「北の名将」佐々木啓二監督は、
駒大岩見沢時代には「ヒグマ打線」の異名を持つ強打線でしばしば甲子園でいい戦いを見せてくれた監督。
息子の佐々木部長とともに、
このクラーク国際を一から強豪に育て上げました。
しかし夏、そして春は昨年、今年と甲子園にコマを進めたもののいまだ勝ち星はなし。
今年は決意をもって乗り込んできました。
昨日は初回からエース新岡が安定感満点のピッチングを披露。
打線も後半に爆発して、
7-1の快勝で親子鷹での嬉しい甲子園1勝を記録しました。
第3試合、
おかやま山陽の堤監督は非常にレアな経歴の持ち主。
青年海外協力隊で、
ジンバブエで野球を教えて、
代表チームの指揮も取ったそうですね。
そんな監督に率いられてのおかやま山陽、
創立100周年で甲子園初勝利。
嬉しいでしょうね。
投打ともにしっかりとまとまったチームで、
今後の活躍も期待できそうです。
第4試合は、
なんといっても大大ベテラン監督、阪口監督に率いられた大垣日大が登場。
2年連続甲子園4強の強豪・近江と対戦しました。
戦前の予想では、
チーム打率が4割を超える近江がやや有利かとみられていましたが、
大垣日大のエース山田が好投。
そして打線も相手投手陣をしっかりとしたスイングで打ち込んで、
序盤から優位に試合を進めていきました。
阪口監督は、
今年は孫の高橋選手と一緒の甲子園。
爺-孫の競演といえば、
横浜の渡辺監督以来2組目じゃないですかね。
親子鷹はたまにありますが、
爺ー孫のコラボは本当に珍しいですね。
今年が監督生活の集大成だと思いますが、
ホント長く監督監督を務めて、
たくさんの思い出を残してくれている監督です。
その阪口監督に率いられた大垣日大、
今年は本当にいいチームですね。
上位も狙えるんじゃないでしょうか。
近江は序盤から試合の流れをつかみ損ねて、
そのままずるずると行ってしまったという感じです。
自慢の打線も、
大垣日大の万全な投手継投を崩しきれませんでした。
しかし、
今年もまた、
あのブルーの爽やかなユニフォームと、
ブラスバンドを中心とした見事な応援は、
甲子園に映えていましたね。
それにしても阪口監督。
ワタシの記憶の中に鮮やかに残っているのは、
やはりバンビ坂本で決勝に進出した昭和52年夏ですね。
坂本の好投と強打で、
見事な勝ち上がりでした。
15歳の坂本と、
彼の頭をなぜる”鬼の阪口”のコラボが、
何だか妙に頭に残っています。
阪口監督は、
中京の杉浦監督、享栄の柴垣監督、そして名電の中村監督ら、
個性豊かな愛知県の監督さんの中でも、
ひときわ光る存在でした。
県内の切磋琢磨は大変なものだったと思いますが、
そんな中でたびたび甲子園に姿を見せ、
特に昭和63年と平成元年、
2年連続で春の選抜に出場。
左腕の好投手山田を擁し、
63年は準優勝、翌平成元年は見事に優勝に輝きました。
その決勝、上宮戦での劇的なサヨナラ優勝は、
センバツ史に燦然と輝く激闘でしたね。
その阪口監督が甲子園通算40勝。
嬉しいことです。
もうワタシが甲子園にはまった最初のころからチームを率い続けている監督さんは、
阪口監督ぐらいとなってしまいました。
渡辺監督も前田監督も高嶋監督も、小倉監督でさえも辞められて、
なんだか年々寂しさが募っていましたから、
この勝利は掛け値なしにうれしかったですね。
そんな感慨も積みながら、
甲子園は歴史を紡いでいっています。
さあ、
今日はどんな戦いが待っているのでしょうか。
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