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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ディフェンディングチャンピオンが鮮やかな逆転勝ち!

2018年08月08日 | 高校野球

第4日を迎えた甲子園。

第4試合では、
昨年日本一に輝いた花咲徳栄が登場しました。

昨年は全てが思い通り、
いや、
思い通り以上に運んで「輝きの夏」を過ごしましたが、
今年はそううまく行くのか?

「1度目はあっても、2度目はないだろう」

高校野球ファンの間ではそんな言葉をささやかれていましたが、
どうしてどうして。
実力の方は今年も昨年に引けを取らないほどの戦力に見えます。

エース野村は安定感抜群の本格派だし、
打線は昨年にも引けを取らない強打者揃い。

今年勝っていくには、
とにかく甲子園の風にどう乗るのかということ。
要するに、
昨年の雰囲気に、どうやって近づいていくのかということですね。

そんな感じで「今年の初戦」を迎えました。

先発の野村投手は、
初回2人の打者を力で抑えた後.、
クリーンアップに対しても力勝負を挑みましたが、
いずれもつまらせていたもののいいところに飛んで三連打。
あっという間に2点を先取されてしまいました。

そしてその後は、
この先制パンチが野村のリズムを完全に奪い取ってしまって、
最後まで苦しい苦しいピッチングになってしまいました。

そして自慢の攻撃陣も、
相手左腕の低目をつくピッチングに交わされ、
中盤から後半にかけてはチャンスすら作ることはできず。

試合は完全に鳴門ペースで進み、
8回まで4-2と鳴門のリード。

しかしそこから、
花咲徳栄は「さすがはディフェンディングチャンピオン」とうなる逆転劇を生み出しました。

二死から繋いで、
タイムリー2本で逆転すると、
9回にも3点を追加。

相手の反撃を一点に抑えて、
嬉しい四年連続の初戦突破となりました。

埼玉勢として、
これだけ追い込まれた試合を〝まくって〟勝つことって、
この甲子園では大変に珍しいと思います。

逆転とかサヨナラ勝ちとか、
そんな感じで勝ったこと、
なかなか思い出すことができません。

「負けた試合はよく覚えてる」
なんてよく言いますが、
埼玉勢の戦いでも負けたことはよーく覚えているんですよねぇ。

74年の上尾のサヨナラ負けから始まり、
75年準決勝の新居浜商戦の無念の一点差負け。
79年には優勝候補・浪商を土壇場まで追い詰めながらの、牛島の同点2ランからの逆転負け。

最近では02年の須永擁する浦和学院の川之江に対しての大逆転負けや、
11年の選抜優勝チームであった浦和学院が仙台育英に対して大乱戦の末のサヨナラ負けとか。。。

とにかく悔しかった思い出はいっぱい。

しかし「歓喜のサヨナラ勝ち」なんて、
75年上尾が小倉南にホームラン2本で豪快に勝った試合と、
88年の浦和市立の快進撃の中にあった、
宇都宮学園戦、宇部商戦くらいかなぁ。

そして花咲徳栄の逆転劇は、
それらの試合に匹敵するんじゃないかと思うぐらいの、
インパクトのある逆転勝ちでした。

花咲徳栄は、
最近の甲子園での戦いを積み重ね、
優勝という結果を経て、
何か完全に一皮向けたという感じの戦いでした。

元来が淡白なマインドの関東人。
中でも埼玉県人は、
物事もこだわりがあまりないタチなのか、
どうもこういう勝負事で「追い詰められてから、ひっくり返して勝つ」なんてことが、
苦手だっていうワタシの思い込み、
あるんですよね。

だから昨日の試合は、
見ていてびっくりでした。
「あぁ埼玉県のチームも、たくましくなったものよのう」ってね。

出身者もビックリさせるしぶとい試合っぷりで初戦をモノにした花咲徳栄。
今後に期待を持たせてくれました。

関東は雨。
でも甲子園はピカピカのお天気でしたね。
そんな中、
「快進撃よ再び」
ってことに、
果たしてなるのでしょうか?

今後の戦いに注目です。


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