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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第105回全国高校野球選手権大会  組み合わせ決定! ブロック別展望

2023年08月04日 | 高校野球
昨日組み合わせが決まりました、今年の甲子園。

通常モードに戻った大会。
組み合わせ抽選会も、台風で沖縄を出ることができなかった沖縄尚学をのぞき、
ほぼ昔ながらの通常モードに戻りましたね。

今年は「高校野球の絶対王者」ともいえる大阪桐蔭不在の夏の甲子園。
さらに智辯和歌山、明徳義塾、横浜など、
ずっと甲子園に出続けていた強豪たちの姿が見えず、
それゆえ大混戦になるのではという予想もそこかしこで立てられています。

ひとつ組み合わせが決まるたび、
何とも言えない歓声やらため息やらが混じる、
それが甲子園大会の抽選会。

選手たちも、
緊張の中にも楽しい時間を過ごしたんではないかと思います。

さて、
各ブロックごとの展望を。。。。


◇第105回全国高校野球選手権大会  各ブロック展望

【共栄学園・聖光学院・浦和学院・仙台育英・川之江・高知中央・履正社・鳥取商ブロック】
優勝候補が多数入り大激戦のブロック。連覇狙う仙台育英は、初戦で浦和学院と激突。

連覇を狙う仙台育英は、初戦で難敵の浦和学院と対戦。3本柱の投手陣が浦和学院の強打と激突する。仙台育英が勝つならばしっかりした試合っぷりで後半突き放すゲームと思われるが、浦和学院が勝つとすれば前半から得意の強打が相手投手陣を打ち崩した時か。開幕2戦目に聖光学院が登場。今年も夏に向けてしっかりとチーム力をアップしてきて、昨年並みの活躍を誓っている。しょせっは初出場で投打ともに力の落ちる共栄学園が相手。しっかりと今年も第一歩を記しそうだ。反対の山には宿敵・大阪桐蔭を破り意気上がる履正社が座った。左腕二本柱の力は今大会でもかなり上で、打線が爆発すれば仙台育英を倒す有力候補。四国対決となった川之江と高知中央は、高知中央自慢の投手陣がどこまで川之江を抑えるかが焦点。いろいろな展開が考えられるブロックだが、最後は投手陣の力で一枚抜ける仙台育英が順当に8強にコマを進めるとみる。

 ◎ 仙台育英 〇 浦和学院・履正社 △ 聖光学院・高知中央・川之江 ▲ 鳥取商・共栄学園 


【英明・智弁学園・愛工大名電・徳島商・花巻東・宇部鴻城・前橋商・クラーク国際ブロック】
実力を持ったチームが多数集まり激戦が予想される。本命は智弁だが、愛工大名電や花巻東、その他の学校もチャンスあり。

強打の智弁学園と投手力の愛工大名電が双璧。智弁は県大会12本塁打の強打で2年ぶりの上位を目指す。特に主砲の中山、松本に注目が集まる。一方愛工大名電は、エース笹尾を押し立て、昨夏の8強越えを狙っている。実力はほぼ互角、自分の展開にもっていったチームが勝利を握れる。一方その初戦は、智弁が英明と激突。秋の四国大会を制し、選抜では智辯和歌山を抑えたエース下村が智弁にとっては厄介な相手だ。愛工大名電の相手も四国の徳島商。こちらは県大会全試合を投げ抜いたエース森の右腕が中心。いずれも一筋縄ではいかない相手だ。反対の山には、佐々木麟太郎の花巻東がいるが、どうやら佐々木の調子が本調子ではないようで、苦しい戦いを強いられるか。宇部鴻城、前橋商、クラーク国際は実力遜色ない3チームで、どこが勝ち上がっても不思議ではない。智弁が本命視されるが、波乱の要素も含んだ興味深いブロックだ。

 ◎ 智弁学園  〇 愛工大名電  △ 花巻東・英明・徳島商・クラーク国際  ▲ 前橋商・宇部鴻城

 

【日大山形・おかやま山陽・大垣日大・近江・鳥栖工・富山商・日大三・社ブロック】
どこが勝ち残り本命と言えない大激戦になりそう。日大勢が3校も入り、勝ち上がりを狙う。

優勝候補と目されるチームは一つも入っていない。しかしながら実力上位と目されるチームが多く、面白い戦いになりそうだ。まずは昨夏まで3季連続4強以上の近江が今年も本命か。3年連続で甲子園にやってきた横田を中心に、今年は小粒ながらピリリと辛い戦力。もともと負けにくい試合巧者だけに、勝ち上がる公算も大だ。一方新監督で2年連続出場を決めた日大三は、今年は強打よりもタフなエース安田のチーム。4強に進出した年のチームとカラーが似ている。その日大三は初戦に3季連続甲子園の社と激突。社はだんだんチーム力が上がってきている実感があり、この夏は8強以上を狙う。日大三との対決は互角のバトルだ。日大山形も、強打で鳴らすチーム。おかやま山陽との試合も実力伯仲で面白そうだ。大垣日大は爺ー孫というレアな戦力で臨む夏。初顔の鳥栖工も兄弟バッテリーと話題には事欠かない。

◎ 近江・日大三・社  〇 日大山形・大垣日大  △ おかやま山陽・富山商  ▲ 鳥栖工 



 【市和歌山・東京学館新潟・立命館宇治・神村学園・東海大熊本星翔・浜松開誠館・明豊・北海ブロック】
ここもどこが勝ち残るとは予想できないブロック。明豊、北海、神村、市和歌山など多士済々のチームが覇を競う。

実力校が揃った面白いブロックだ。まずは明豊と北海の激突が面白い。エース中山を擁し相手に点をやらない堅い守りを誇る明豊の戦い方は安定感抜群。対する北海は、今年の北海道では絶対王者の貫禄があり、4番エース熊谷を中心に大型のチームだ。そのほかは、市和歌山、立命館宇治の近畿勢は戦い方をよく知っていて、なかなか負けにくいチーム。神村学園と浜松開誠館は、各々昨年のチームが春の地区大会を制した強豪で、甲子園でその真価を発揮できるか。東海大熊本星翔には、東海大相模からの転向組で、ドラフト候補にも挙がる百瀬がトップを打つ。いずれにしても、楽しみなチームが揃った激戦ブロック。果たして勝ち上がるのはどこか。

◎ 明豊・北海  〇 市和歌山・神村学園・立命館宇治  △ 東海大熊本星翔・浜松開誠館  ▲ 東京学館新潟 


【創成館・星稜・いなべ総合・沖縄尚学ブロック】
沖縄尚学が本命。星稜と創成館は実力伯仲。いなべ総合も侮れない。

台風で調整遅れが若干懸念される沖縄尚学だが、持っている力は優勝候補のそれ。エース東恩納は大会屈指の好投手。選抜でもその一端を披露したが、やはり本番は夏のこの大会だ。打線もやや振れていないものの、秋の明治神宮大会では仙台育英を終盤まで圧倒。その力を見せることができれば、楽に8強まで勝ち上がれそうだ。追うのは星稜か。昨年までと比べるとややその力を落とすとされるが、エース武内の調子が戻れば十分に戦える。創成館は、開星・長崎日大の選抜出場組をきっちり上回り夏は甲子園へ。リードを奪って逃げきる野球は得意で、星稜戦でもその真価を発揮したいところだ。いなべ総合は守り合いなら活路を見出せる。

 ◎ 沖縄尚学  〇 星稜・創成館  △ いなべ総合    ▲ 
  

【立正大淞南・広陵・慶応・北陸ブロック】
広陵と慶応の激突は興味深い。しかし北陸も力はあり、予断を許さない。

優勝候補に挙がる、広陵と慶応が4チームの同ブロックに入った。広陵は今大会の有力な優勝候補。打線はまだ本来の力を発揮していないが、エース高尾は延びのある速球と切れ味抜群の変化球で、相手に付け入るスキを与えない。どちらかというとロースコアのゲームで勝ち切っていきたい。一方の慶応は長打力抜群で、打線で活路を見出したい。エース小宅もすっかり安定感を増し、神奈川代表の矜持を持って臨む。もちろん目標は全国制覇だ。初戦に激突する北陸は、もともとエース友広がしっかり抑えるチームだったが、夏は変身して継投に活路を見出す。打線もそこそこ打てるので、慶応相手にいい勝負が出来そうだ。立正大淞南は、広陵とは同地区で、手の内がわかるだけに劣勢は免れない。やはり広陵と慶応が8強をかけて力の激突をするというシナリオが、一番有力だ。

◎ 広陵  〇 慶応  △ 北陸  ▲ 立正大淞南 


【文星芸大付・宮崎学園・明桜・八戸学院光星ブロック】
実力十分の八戸学院光星が勝ち残りの大本命。勝手知ったる同地区の明桜が、春の東北大会のリベンジを期す。

4校の中では、八戸学院光星が投打ともに上回るとみる。今年は春の東北大会で仙台育英を撃破して優勝。夏への自信を得て、夏も勝ち切ってきた。やはり伝統の強打がチームの看板だが、夏完全にエースになった洗平のピッチングも見もの。対する明桜は、その春の東北大会で光星と激突。前半リードを奪ったが後半に逆転を食らい敗退し、そのリベンジを誓っている。力はかなり持っており、面白い戦いになりそうだ。宮崎学園は春夏通じて初出場。接戦得意のチームカラーで初勝利を目指す。一方の文星芸大付は久々の甲子園。ライバル作新学院を力でねじ伏せて甲子園をもぎ取った。どちらに転んでもおかしくない戦いだが、やや文星芸大付が上回るか。

 ◎ 八戸学院光星 〇 明桜・文星芸大付  △ 宮崎学園   ▲ 



【専大松戸・東海大甲府・九州国際大付・土浦日大・上田西ブロック】
春8強の専大松戸がやや優位も、九国は覆す実力十分。しぶとい土浦日大、上田西の開幕戦はどちらに転ぶ?!

土浦日大と上田西の開幕戦は、実力伯仲で面白い対決となりそうだ。勝ち上がった先には2年連続出場の九州国際大附が待ち構える。今年は夏まで音なしの構えだったが、さすがに勝負の夏にはしぶとさを発揮した。ドラフト候補のスラッガー・佐倉はまだ火を噴いていないが、甲子園では期待が持てる。昨年は力を持ったチームだったが8強ならず、今年は狙っている。関東では安定感で勝る専大松戸は、初戦で同じ関東の東海大甲府と。ドラフト候補平野の状態は気がかりだが、打線が振れてきているのが好材料か。東海大甲府は、打線の破壊力は素晴らしいが、2試合も二けた失点を喫した投手陣がどう立ち直っているのか。専大松戸と九州国際大附が8強をかけて激突するとみる。


◎ 専大松戸・九州国際大付 〇 土浦日大・上田西   △ 東海大甲府  ▲ 

 

さあ、いよいよ日曜日に始まります。


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