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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

プロ野球前半戦終了

2015年07月16日 | プロ野球

プロ野球は昨日で前半戦が終了。
オールスターブレークに入ります。

とは言っても、
既に各チームともに80試合を超えたゲーム数をこなしていますので、
残りは60試合程度となってきています。

日程的に見ると、
『前半戦の終了』とは、
交流戦の終了ぐらいと考えたほうがよさそうですね。

それでもこのオールスターブレークを挟み、
もう一度リセットしてシーズンの終盤に臨むという意味では、
この休みは非常に重要です。

例年このオールスター明けから、
グイッと加速してくるチームがあるかと思えば、
逆に夏バテかと思うほどに調子を落としてズルズルいってしまうチームもあります。

気が付くと大きく情勢が変わっていたなんてことも毎年のこと。
後半戦に向けて、
何とか調子を整えていきたいというのは、
各チーム共通の願いでしょう。


そんな中、
前半戦終了時での勝敗は以下の通り。

【パ・リーグ】
1.SB      50勝28敗3分  .641  ---
2.日本ハム   48勝33敗1分  .593   3.5
3.西武      44勝37敗5分  .543   7.5 
4.ロッテ     37勝42敗1分  .468  13.5  
5.楽天      36勝43敗3分  .456  14.5
6.オリックス  33勝48敗2分   .407  18.5


パ・リーグですが、
これはもうほとんどSBで決まりと思われますね。

もし逆転があるとすれば、
柳田、松田などキーになる選手が相次いでケガをして戦線を離脱するぐらいの非常事態になる以外は、
考えられません。

まあ今年のSB、
掛け値なしに強いです。

あれだけ先発投手陣に離脱者が多いにもかかわらず、
ほとんど『そんなの関係ねえ』とばかり後から出てきた選手がその穴を埋め、
現在摂津・大隣という先発1・2番手と目された選手が離脱していることなんて、
ほとんど忘れられているかのようです。

7回まで勝っていればまず試合を落とすことがない盤石の救援陣。

そして何と言っても、
何時でも試合をひっくり返すだけのパワーを秘めた圧巻の攻撃陣。

どこにも隙はなく、
2年連続の『日本一』は濃厚だと思われます。

唯一倒す可能性があるチームとすれば、
やはり日本ハムでしょう。

大谷の投手としてのブレークがなんといっても大きいですね。
『大谷の投げる試合はまず負けない』
というチーム、ファンの意識は、
あの田中マーくんに近づいていると考えられます。

『大谷選手の大ファン』のワタシからすれば、
今年ちょっと不満なのは、
打撃での輝きが見られないこと。

しかしそれもまた、
夏場には解消されていく可能性も高いと、
期待を込めて考えています。

まあSBに対抗していくには、
やはり先発陣の充実があげられると思うのですが、
SB打線に対抗しうる先発投手は、
大谷以外には見つからないというのが正直なところ。

2位の確保はまず間違いないでしょうから、
『CSでSBを倒す』
この一点に絞って、
戦力を充実させ、
戦術を練っていってほしいと思っています。


パ・リーグはこの2チームで決まりでしょう。

埼玉西武は前半戦個人の活躍でリーグを盛り上げましたが、
ここ最近守護神の高橋朋が崩壊気味で、
何度も9回に試合を壊すピッチングをし始めていますので、
夏場は例年と同じく『終盤逆転負け』の試合が多発するとみられます。

西武の試合は、
夏の花火のように見ている分には楽しいのですが、
裏を返せば『パッと散って後には何も残らない』野球でもあるので、
CS出場権の確保である3位が精いっぱいでしょうね。

今年頑張ったことを来年につなげていく、
そんな年でしょう。

千葉ロッテは夏場に今江・デスパイネを欠くこの布陣は、
本当に気の毒としか言いようがありません。
伊東監督がなんとか粘りを注入したいところ。

東北楽天も、
浮上するきっかけをつかめないまま今季は終了しそうですね。

オリックスは、
最近ではそこかしこに『昨年の強いころ』の野球を見せてくれてはいるものの、
背負った借金が大きすぎて、
浮上とまでは行かないでしょう。


ということで、
パ・リーグの上位3チームは、
そのままの順位でゴールまで飛び込むのが濃厚だと思います。

そしてCSもその順位通りに、
順当に決まっていきそうな気配ですね。


【セ・リーグ】
1.DeNA     42勝42敗1分  .500  ---
2.巨人      42勝43敗1分  .494   0.5
3.阪神      41勝42敗1分  .494   0.5 
4.ヤクルト    40勝43敗1分  .482   1.5  
5.広島      38勝42敗1分  .475   2.0
6.中日      38勝46敗2分   .452   4.0


続いて大混戦のセ・リーグ。
明日をも知れぬ戦いという感じですね。

1~5位までが2ゲーム差にひしめくなんて、
予想だにしませんでした。

どこが優勝してもおかしくないという意味では、
これほど面白いペナントレースもありませんね。

今年はどのチームも、
好調かと思ったらすぐに不調に陥り・・・・・・
ということを繰り返してここまで来たと思います。

首位ターンのDeNAにしたって、
あの大型連敗の時は、
『いったいどこまで落ちていくのか』
と思ったものですが、
再浮上してこの位置。

連敗当時の中畑監督の、
あの顔色をなくした表情は今やどこにもなく、
元気はつらつの『ヤッターマン』の表情が戻ってきています。

反対に今季は、
いつも表情がさえないのが巨人の原監督ですね。

苦悩といおうか疲労といおうか、
そんなものが色濃く顔の表情に出ている感じで、
なんとなくいつも心配になって来ちゃいます。

阪神は勝っても負けても盛り上がる『関西の文化の中心』ですから、
この好位置はいいでしょう。

毎朝のワイドショーなどでは、
あ~でもないこ~でもないと、
楽しげな会話が続いていることでしょうね。
(けっこうワタシ、関西方面に出張で行くと、そんな”阪神の話題”を朝から見るのが好きです。)

浮上のきっかけをイマイチつかめないという点では、
広島でしょうね。

まあ、
こちらは浮上できない要因が比較的はっきりしていますので、
そこにてこ入れが出来れば大きく浮上、
優勝も狙えると思っています。

打線のテコ入れと救援投手陣の整備。
これに尽きますね。

やっぱり三割打者がいない、
しかもホームランも期待できないじゃ、
なかなか大きく浮上は出来ませんからね。

しかしCSなど短期決戦になれば、
前田・黒田の2枚看板を擁しているだけに、
一気に浮上することができると思いますがね。

ヤクルトは『よく頑張っている』という印象ですね。
いまだに『優勝できる位置にいる』ということが信じられません。
『混戦に乗じて、行っちゃえ!』
なんてファンは思っていることでしょう。

中日は『一人脱落』と思っていましたが、
しぶとく生き残った最近の戦いぶりです。

昨日大黒柱の大野で落としたのは痛かったですが、
まだまだあきらめるゲーム差ではありませんね。


ということで、
今年はやっぱり、
セ・リーグのペナント争いが『夏の野球』を盛り上げてくれそうです。

願わくば9月の末まで、
こんな大混戦が続いていると、
面白いですね。


さあ、
オールスター。

天気は若干心配ですが、
盛り上がっていきましょう。


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