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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

甲子園には関係ないとはいえ・・・・・・

2023年05月09日 | 高校野球

久しぶりの高校野球ネタです。

春の選抜が終わり、
いよいよ勝負の夏に向け、
高校球児たちの戦いが始まっています。

3年生はもちろんのこと、
最近では、
1年生の新戦力も十分に「戦える」戦力として、
春からベンチに入ってくることが多いですね。

その1年生の新戦力の合流で、
ガラッとそのチームの戦力が変わる、
なんてことも珍しくなくなってきました。

その「勝負の夏」を見据えた春の地方大会。

各チームともに、
冬の練習の成果が試される舞台として、
全国大会こそありませんが、
非常に熱き戦いが繰り広げられます。

しかしながら、
その戦略は各学校ごとに、
というか、
各地区ごとに若干の温度差があるというのもまた真実。

昔は四国はわずか4チームしか出場せず、
春季大会は全く盛り上がっていませんでした。
あるいは静岡では、
「春の優勝校は夏は勝ち上がることができない」
というジンクスが生きていて、
春に勝つというのは各校にとって夏の大会で無用なプレッシャーを受けてしまうため、
かえって勝たない方がいい・・・・・なんてことも漏れ聞こえてはきます。

そんなこんなで、
春の大会も花盛り。

例年早い開催の九州と四国はもう終了しています。
九州は非常に早めの春季大会開催で、
その後に各県でトーナメントがありますから、
そのあたりも含めて考える「春の陣」ではありますね。

九州大会の決勝は、
まさかの熊本・有明と大分舞鶴の対決。

準決勝では、
有明が福岡大大濠を、
大分舞鶴が西日本短大付属を、
いずれも倒しての決勝ですから、
関係者もびっくりだったでしょう。

もちろん準々決勝までに、
選抜出場校はすべて敗退しています。

そしてその決勝では、
有明の打線が爆発して16-3の快勝。
初優勝を飾りました。

夏もこの勢いに乗って、
初めての甲子園をつかみ取れるのか?
期待も大きいですね。

大分舞鶴は選抜21世紀枠での出場からわずか1年。
甲子園での経験をもとに、
今度は自力で夏の初出場を目指しています。

公立校には珍しい強力打線。
夏も爆発して初めての「夏の聖地」を目指します。


四国の決勝は高知対決。
長年のライバル、明徳義塾と高知が激突しました。

選抜出場校の高知に対して、
下級生中心に今年も戦力を整えてきた明徳。
春季四国大会は3年連続の決勝進出です。

ここ最近の明徳は、
春のこの四国大会時点でしっかりとすでにチームを作ってきて、
あとはここから実戦を重ねてどんどん「磨かれていく」といった感じですね。

何しろ2010年代に入り「完全復活」を遂げてからは、
13年間一度も「甲子園に出場していない」年がないという「王様状態」を続けています。

毎年「どんなことをしても夏の明徳には勝てない」ライバルの高知は、
昨年、今年と選抜に連続で出場して、
だんだんとその差を縮めてきている感じはします。

この両雄の「夏の決戦」、
『今年も最終回1点差、逆転の夢を乗せた打球が外野の頭を襲う・・・・・・』
っていう、
毎度おなじみの決着になるんでしょうか。


そしてワタシの住む関東地区。

春の選抜では山梨学院がまさかの全国制覇。
それでもまだワタシは「近畿地区と比べると、野球の質にはまだまだ差がある」と思っているんですが、
やっぱり選抜優勝校を出すと、
春の関東大会は盛り上がりますね。

2年前までは、
長きにわたって「選抜4強進出校は無条件に関東大会出場」というレギュレーションがあって、
センバツ躍進校の姿を見られるのが楽しみだったんですが、
その規則も撤廃されて、
純粋に「都県大会で勝ち上がらない限り出場できない」大会となっています。

しかし今年は、
山梨学院が県大会準優勝で関東大会キップを獲得。
楽しい大会となりそうです。

そして今年の会場は神奈川県。
準決勝、決勝はハマスタ開催のため、
これもまたワクワクしてきます。

その神奈川は慶応が圧勝。
準優勝には横浜、東海大相模のツートップを立て続けに破った相洋が輝きました。
”開催地枠”の3位では横浜隼人が久々の出場。

横浜、東海大相模に桐光学園、桐蔭学園など、
関東大会常連の強豪が姿を見せないこの大会。
夏も波乱含みですね。

東京は8強の進出校を見るとまだ「西優勢」(西5校、東3校)でしたが、
決勝は東東京の帝京と関東一が激突。

帝京は前田監督退任後初めての関東大会に進出です。
「ニュー帝京」がどこまでやれるのか、
楽しみですね。

そして関東一は、
このところこの「春の関東大会」では無類の強さを発揮していますので、
侮れませんよ~。

埼玉は昌平が秋春連覇。
今年こそ初めての甲子園を射止めなければいけません。
そのためのステップとしては、
この大会は非常に重要だと思います。

千葉は秋から勢力図が変わらず、
専大松戸が春も制覇。
全国の舞台で勝ち上がるには、
何はなくとも打線の強化が必要なチームです。
エース平野を鋭く援護できる打線を夏までに構築できるか。

群馬は健大高崎、
栃木は作新学院、
茨城は常総学院と、
いつもの強豪が力を発揮してきました。

3県ともに春の結果が夏に非常に影響を及ぼすので、
各チームともにこの関東で存在感を出して上位に食い込みたいところです。

そして山梨。
決勝で大打撃戦の末敗れた山梨学院ですが、
さほど気にはしていないでしょう。

それよりもこの関東大会で「山梨学院健在」というところを見せつけたいところでしょう。
秋の関東大会、春の選抜に続き、
このチームでの3つ目のタイトルを狙っています。

ということで、
高校野球おやじにとっては、
この春の陣はとても楽しみな大会であることは間違いありません。

たとえ甲子園に直接つながってはいなくとも、
そこには変わらぬ熱い戦いがあります。

ワタシもハマスタに出かけて、
その後中華でも食べて帰るか~♪
なんてスケジュールを、
立てているところです。



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