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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大久保博元 あとを濁しまくる鳥

2010年12月16日 | プロ野球

電車に乗っていたところ、
中吊りの広告が目に入りました。

『大久保博元激白!菊池雄星の本当の姿と、自殺未遂』

なんていう記事でしたっけ。

西武のコーチを解雇され、
なおかつ地位の保全を求めた裁判にも敗れた大久保が、
今度はマスコミを使って反撃に出たという記事です。

その前の週にも、
週刊朝日だったかに、
同様の記事が載りました。

チラッと読んでみましたが、
2誌の記事はまったく一緒。

違うところと言えば、
大久保が菊池雄星に対して、
週刊朝日では『絶対に一流にはなれない選手』
と言っていたのに対し、
フライデーでは『是非一流になってもらいたい』
なんて語っていたこと。

類推すれば、
先に出た週刊朝日の記事で、
『一流にはなれない』と言ったことに対しての反発が大きかったと見えますね。
いずれにしても、
社会常識のない小物の物言いですね。

記事は、
本当に大久保の一方的な【自己擁護】に終始しています。

自殺するだって????
ふざけんなよ!
軽々と口にしていいことじゃないだろう。

菊池雄星との確執についても、
『言う事を聞かない』
『高校でのペーペーで実績もないくせに、デリヘル嬢に入れ込んでいる』
『工藤がせっかく用意してくれた席をドタキャンして、迷惑をかけた』
『反抗的な態度を取る』・・・・
などなど。

これが40過ぎたコーチと、
18歳の『田舎から出てきた』選手の【確執】??????

これらのことに怒った大久保が、
朝練(なにが「アーリーワークじゃい。ただの朝練だろうが・・・・・」)のときに菊池雄星を呼び出し、正座させた上土下座させたんだってねえ。
一方的なこのやり方に反抗した雄星の頭を押さえつけ、
殴って頭を地面に押し付けたらしいよ。

まあ、
こういう記事の常套である、
『そんなこともやりましたが、それ以前のことが問題だ・・・・・』
と論点のすり替えを巧みに行い、
そして
『これが認められなければ、今後プロのコーチは選手をコーチングできなくなってしまう』
危惧しているらしい。

「だれでもやっている」
「こんなことぐらいで」

まあ、
20年か30年前のメンタルだよね。

それでいて、
フライデー誌では、
「僕を育ててくれた西武ライオンズには、感謝している」
ですって。

あれっ????
あなたと裁判で争っているのって、
誰だっけ?
西武球団じゃないの????

じゃあ、
あなたが一方的に糾弾しようとしているのは、
菊池雄星クンひとりってことじゃない。

それって、
絶対おかしいよね、どう考えても。


菊池雄星って、
大体田舎から初めて都会に出てきたような、
そんな青年じゃなかったっけ?

そして、
『優等生』のイメージが一人歩きして、
勝手に彼のイメージを持ってたんじゃないの?

そして、
大久保よ。
お前はバッティングコーチなんじゃないのか?
バッテリーコーチって、
他にいたんじゃなかったっけなあ。

あるいは彼の行動などに問題があれば、
それは二軍監督が最終的に指導すれば良い事。

土下座させて殴って・・・・・・
最後はマスコミに対して個人攻撃ですか?

それって、
あまりにも大人気ないんじゃないの?

あなた、
いくつですか?
そして相手は、
いくつですか?

自分になびかない選手だから、
そういうことをやるんですか?


だいたい大久保よ。
お前、2008年の優勝に関して功労者だと持ち上げられたとき、
何かのインタビューやらで調子に乗って、
『おとなしいだけの選手は伸びない、やんちゃぐらいじゃなきゃ・・・』
なんて語ってたよなあ。
それって、本音?それとも本当にそういう選手が出たら、スポイルするわけ?


大久保という男。

ドラフト1位で昭和59年に西武に入団して将来を嘱望されながら、
伊東勤(元西武監督)という若い大捕手がいたため出番がまったく巡ってこず、
巨人にトレードされました。

そこで『1年だけ』救世主のように大ブレークしたため、
球団がG軍だったということもあって、
連日マスコミに取り上げられ放題。

そこで放った数々の迷言、
あたしゃあ生粋の西武ファンとして、
決して忘れはしませんよ。

『西武はダメ』
『あんな球団出てよかった』
『巨人で生きる道を見つけた』

等々、
西武ファンを刺激する言葉の数々、
言い放ってくれてましたよね。

そういう【最後っ屁】をかます男って、
やっぱり信用できません。

2008年に渡辺監督に乞われてバッティングコーチに就任したときも、
大久保アレルギーの非常に強い西武ファンからは、
賛成より圧倒的に反対が多いという迎えられ方をしましたよね。

だけど2008年に優勝という実績を出し、
ファンからも認められだしたときに【愛人事件】。
優勝に水を差し、
自身もコーチからフロントへ配置換えをさせられました。

そして1年。
2010年に再度ユニフォームを着るに当たって、
彼は何をどうやろうと思っていたのでしょうか?

前近代的なやり方で【軍団】作りを進め、
それにそぐわない選手は干す。
それが彼のやり方と聞いています。

『オレは全身全霊をこめてやってきたんだ』
と彼は言いましたが、
ワタシに言わせれば、
『プロのコーチで、仕事に全身全霊を傾けないひとっているの?』
と言うことをまず思ってしまうような発言ですね。

本当に全身全霊をこめて自分の仕事に打ち込んでいる人は、
けしてそんなことを口外はしませんもん、ねえ。

いずれにしても、
社会人失格であることは間違いないこの男。
絶対にコーチには復帰できないよう、
『失格選手・コーチ』としてプロ野球事務局に登録してほしいもんです。


それにしても、
いろいろな問題があったとしても、
菊池雄星という本当に類まれな才能を手に入れながら、
こんな『とんでもないこと』で彼の気持ちを萎えさせる西武球団って、
どうですかね??

やっぱりくじで引き当てなければ良かったか?

長嶋が全身全霊をこめて松井を巨人の4番に仕立て上げたように、
『見込みがある』と思った選手を厳しきも愛情をこめて育てる指導者と出会うのって、
選手にとってはやっぱり稀なことなのかな?

今年で言えば、
『金森コーチ』に出会ったロッテの選手達と比較して、
『大久保コーチ』に出会ってしまった西武の選手達。
お気の毒としか言いようがない。

西武という球団。
今は伝統の力とくじ運などによってかろうじて上位を占める球団ですが、
ひとつ間違えると【ドアマット】に転落する危険性は常に抱えているように見えますね。
【夕日の球団】という感じです。

最後に一言。
大久保よ、プロ野球の世界はもうあきらめて、
プロの資格を持っているゴルフででも勝負したら?
個人競技だし。

いずれにしても、
二度と顔を見せないでくれよ。


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