甲子園の高校野球が土曜日に終了。
しかし、プロ野球を始め、
野球好きにはまだまだ楽しめるイベントがいっぱい。
こちらも『聖地での戦い』都市対抗野球が始まります。
今年で81回目を迎えるこの大会。
後楽園球場での炎天下の戦いから、
東京ドームに場所を移して『快適な環境』で大会を迎えるようになってから23回目の夏を迎えようとしています。
まあ、東京ドームでの戦いになってからは、
選手の消耗度も全然違ってきていますので、
実力が現れる大会となっていますね。
それでも昔の後楽園での時代の、
暑い中各企業が趣向を凝らした応援をする姿が、
なんとなく懐かしく思えます。
特に浴衣を着たチアガールのお姉さん達の姿に、
胸が高鳴ったこともありましたなあ。
ワタシは昔、
身内に兵庫県のカネカ(鐘淵化学)の野球部の関係者がいたことから、
よく都市対抗野球を観に行っていました。
勿論、応援席に陣取っていっしょにうちわ等を振りながら。
チームの勝ち負けにかかわらず、
あの熱気は面白かったなあ。
昭和40年代の話ですがね。
ということで、
今年も始まります、都市対抗野球。
都市対抗野球は今年で81回を迎えるという老舗の大会にもかかわらず、
世間に注目を浴びなくなって久しい大会です。
多分【毎日新聞】を購読している人以外は、
開催されていることすら知らない人が多いでしょう。
(毎日新聞は主催者だけあって、スポーツ面のトップで取り上げていて、この新聞だけを読んでいると『甲子園と見違う』ぐらい熱気のある大会と思ってしまいますね。)
90年代に差し掛かる頃までは、
それでも盛り上がっていました。
その要因というと・・・・・
まずは、社会人野球の選手たちにこう選手が揃っていたこと。
(特に89年の大会など、野茂、潮崎、与田・・・・などなど、都市対抗野球に”ドラ1”が集結して、たいそう盛り上がった大会でした。)
そして、彼らが日本代表の中心としてオリンピックで活躍していたこと。
更に、金属バットを使っていたため、そりゃあ派手に打ちあう試合が多くて、見ていて楽しい試合が多かったこと。
などでした。
しかし、
金属バットを使用禁止にして木のバットを使い出し、一気に投手戦が増えました。
そして、
折からの不況で野球部から撤退する企業が増えたこと。
社会人野球というもの自体に価値を見出さなくなった企業は、
経営効率化の名の下に、
老舗であろうとなかろうと、チーム廃止が日常茶飯で行われ、
どんどんその規模は縮小していきました。
今ではかなりのチームでも、
新人選手の獲得数はごく限られたもの。
特に高卒選手の枠は狭まるばかり。
そういった事情で、
かつては都市対抗(社会人)野球を観に行くと、
甲子園球児OBの選手たちがいっぱいいて、
『お~あいつここに入ってたのか~』
『もしかしてこの○○という選手は、△△高校の○○選手?』
なんて楽しみがいっぱい転がっていたものですが、
今はすっかりそんな楽しみも影を潜めました。
そんな楽しみは、
今は大学野球のほうがはるかに大きいですね。
出場チームを見ると、
企業の栄枯盛衰がわかるというものですが、
今は全体的に元気のない日本を象徴するかのようですね。
それから、
クラブチームも増えました。
企業という受け皿を失った選手の活躍の場としては、
クラブチームが隆盛を極めて欲しいと思いますね。
独特の応援と、
そして『補強選手制度』という独特の方式を持つ都市対抗野球。
ここでも本気で野球に取り組む選手の姿を見ることが出来ます。
去年は長野(現巨人)を核としたホンダが優勝を飾りました。
今年はどこが勝ち進んでいくことでしょう。
明日から9月7日まで、
東京ドームで熱戦が繰り広げられます。
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