≪ワールドプレミアムボクシング The Real23≫ ~京都~
【WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦】
チャンピオン 3位
山中慎介(帝拳) リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
【WBC世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦】
チャンピオン 6位
木村悠 (帝拳) ガニガン・ロペス(メキシコ)
ここ数年のボクシング界。
年末に集中的に行われる世界タイトルマッチが過ぎると、
年明けからはしばらく『オフシーズン』のような状態が続きます。
今年も1,2月は、
ボクシングの話題が少なかった。
話題と言えば、
先週大橋ジムの大橋会長が、
東日本ボクシング協会の会長を辞任するという話が伝わりましたが、
世間にとっては、どうでもいい話でしょう。
ボクシングファンとしては、
『いよいよ大橋会長、井上尚弥が世界の舞台に出ていくために、本腰を入れる気だな』
なんて思いましたが。。
それから、亀田がJBCに対して巨額の損害賠償訴訟を起こした、
なんてことも新聞の片隅に出ていましたが、
それこそそんな『過去のこと』に関して、
世間はつゆほども興味を示してくれないでしょう。
ボクシングは、戦ってなんぼですよ。
そんな『話題枯れ』の冬を過ぎて季節が春に向かってくると、
いよいよチャンピオンたちの躍動が始まっていきます。
その『今年第1弾』は、
”神の拳”で9回の防衛を重ねる山中慎介の10回目の防衛戦です。
一言で『10回』と言いますが、
そりゃあすごいですよ。
日本では過去、
具志堅用高さんのV13を筆頭に、
現役の内山、そして長谷川の3人が、
10度以上の防衛を達成しています。
世界タイトルマッチで勝ち続けるのって、
どんなに大変なんだろうか・・・・・と思いを巡らせてしまいますね。
山中は昨年9月に行われた”超強豪”の挑戦者、モレノを僅差の判定で下し、
いよいよV10に挑戦していきます。
相手はベネズエラのソリス。
この名前を聞いてピンと来た人は、
かなりの”ボクシング通”とお見受けします。
このソリス、
実は数年前に亀田大の世界王座に挑戦したことがあります。
その時はなんと『体重超過』で試合前に失格。
それでも試合を行い、あろうことか亀田に勝っちゃったものだから大騒ぎになりました。
結局、
試合前には『亀田が負けたらタイトルは剥奪される』はずが、
試合後急転直下で『亀田は負けたけど防衛』なんて裁定が下っちゃって、
てんやわんやの大騒ぎになりました。
最終的には亀田は一家そろって日本での試合が認められなくなって海外に行く羽目になってしまったという、
なんだか思い出したくないような試合の張本人が、
今日の挑戦者であるソリスなんです。
ソリスで覚えていることと言えば、
体重超過で試合前計量の席でタイトル剥奪が明白になると、
開き直ってその場でコーラをがぶ飲みしたことです。
正直言って、
『何なんだこのクソやろう!ボクサーの風上にも置けねえ・・・・・』
と思ったことを覚えています。
しかしながら、
この亀田大戦、そして現WBA世界Sフライ級チャンプである河野公平にも、
リングの上では”勝利”しているボクサーなんです。
1階級下での出来事とはいえ、
『結構侮れない実力を持つ』ボクサーであることは、
間違いないと思います。
まあしかし、
山中の”神の左”が、
この試合では炸裂してくれることでしょう。
スカッと勝って、
またワタシ達ファンを『いい気分』にしてくださいね、チャンプ!
そして同時に、
ライトフライ級では『まさかの世界戴冠』を果たした”商社マンボクサー”木村悠も初防衛戦を行います。
こちらはまだまだ、
山中の様に安定した力を見せるところまでは至っていないので、
何とか勝ちにこだわって、
またベルトをその腰に巻いてほしいと思っています。
『まず勝ち目はない』
と言われた世界初挑戦のゲバラ戦で見せた、
後半の開き直ったような素晴らしい攻撃ボクシング、
また見せてほしいと思います。
あれが出来れば、負けないですよ。
ということで、
今年初めてのお楽しみの夜。
待ちきれません。
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