WBCの壮行試合として行われたこの台湾戦。
初戦は不安ばかりが露呈されて敗れましたが、
この日の第2戦は想定通りともいえる戦いぶりを見せて、
このチームでの初勝利を上げました。
この日の収穫は、
なんといっても『先発二本柱』として期待されている菅野(巨人)と石川(ロッテ)の好投。
『滑る』と言われるWBCの公式球にもしっかりと対応しているようで、
速球にプラスして菅野のカットボール、石川のシンカーなども低めにきっちりと制球されており、
まずは一安心といったところでしょうか。
やはりこの2本柱を中心に、
投手陣の組み立てを行っていくのが勝利への近道でしょうね。
特に菅野は、
シーズン中と同じく、
きっちりとメリハリがついた投球で、
安定感は抜群ですね。
今季からシーズンでも多用すると思われるカットボールは威力満点で、
このボールを使うことで球数もさらに減らすことができると思われます。
WBCのみならず、
シーズンでもかなりの成績を残しそうな気配がします。
初の20勝も夢ではないかも。。。。。
大谷の離脱後は、
日本のエースという役割を背負っての投球となるので、
一段高いところに上っていく必要もありますが、
心配なさそうですね。
打線もまずまずですね。
筒香が4番としてきっちりと仕事をしてくれそうな気配が漂ってきていて、
青木が合流後、
好調の菊池と組む1・2番の出塁がカギになってきそうです。
これで中田の状態が上がってきたら、
かなり面白いことになりそうですけどね。
一方捕手では嶋が離脱ということも聞こえてきています。
もともと『専守防衛』の捕手ばかりですから、
後半追いかける展開になった時はどうしても捕手の打順で代打を送って・・・・
ということが想定されますから、
もう一人きっちりとした捕手が必要になりますね。
炭谷が補充選手の候補だそうですが、
大丈夫かなあ。。。。。
それにしても捕手陣の層の薄さは気になります。
『打てる捕手』
であった歴代の日本代表のレギュラー捕手の古田、城島、阿部が、
どれだけ素晴らしい存在であったのか、
改めて思いを巡らせてしまいます。
まあ、
いずれにしても昨日の試合ではチームの危機感も表れていて、
良かったのではないでしょうか。
WBCはトーナメント戦のようなものですから、
『試合の入りが悪かった』
では済まされません。
しっかりと1試合1試合、
課題をつぶしていって本番に臨むようにしてもらいたいものです。
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