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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

春はセンバツから その1 優勝予想

2009年02月13日 | 高校野球

春一番が吹く予報が出ました。

春が近づいてきたことを実感しますね。

さて、
春といえばセンバツ高校野球。
とっくの昔に代表の32校は決定し、
本番に備えて『修行』の真っ最中でしょう。

毎年のことながら、
センバツの予想は難しい。
特に秋の明治神宮大会が始まってからというもの、
『秋の日本一』
の位置づけをどうするのか、
やはり優勝候補の筆頭なのか・・・・・
ここが一番難しいところです。

昨年は、
秋の日本一・常葉菊川、準優勝・横浜の2校を軸に予想を立てたら、
なんと早い段階で両校共に完敗。
選抜の難しさを思い知らされました。
(その後両校は立て直しを図り、夏の選手権では準優勝とベスト4に。
 このあたり、両校のすごさがかいま見えた1年でした)

さて、
その辺りを踏まえて予想をして見ましょうか。

近畿の3校と九州勢が軸。評価が分かれる慶応の実力は?

まず今年のセンバツは、
久しぶりに明確な西高東低の図式が描かれると予想する。

その中で、
特に近畿勢・九州勢の実力が高く、
この中から優勝チームが出る可能性が極めて高いと予想できよう。

【本命】
3強はPL学園・福知山成美・清峰


まず筆頭候補は、
実力派のPL学園福知山成美清峰が3強と見る。

PLは、投打のバランスがいい。
打の中心である勧野の話題が先行するが、チームは左腕・中野を中心とした守りが鍛えられたチームという印象。それに伝統の小技・足技を絡める展開。左腕の好投手を持つチームが春を制するケースが多いことから、優勝候補の筆頭に挙げたい。

福知山成美は、昨夏押しに押しながら常葉菊川にワンチャンスをものにされて負けた経験が生きてくるはず。こちらもエース長岡が抜群の安定感を見せており、秋のような戦いが出来れば覇権争いに鋭く絡んでくると見ている。

清峰にも、豪腕エースの今村がいる。九州大会の優勝はダテではない。特に準決勝の強打・明豊に対してのピッチングは見事。
甲子園での戦い方にも長けたチームで、春は崩しにくいチームであろう。


【対抗】
追うチームは慶応・天理・明豊・西条ら多士済々

上の3強も、ずば抜けた実力を持つチームとは言いがたい。
追うチームにも十分にチャンスはある。
その筆頭は、やはり『秋の日本一』を獲った慶応を挙げなければなるまい。
慶応は、秋の段階で神奈川・関東・明治神宮と大会を経るごとに成長していった印象が強い。しかし、戦力的には大きく昨年のチームを上回ることはないであろう。秋は上手く行き過ぎた、感がないでもないが、豪腕・白村が真価を発揮するようだと、面白い。しかし、大会の最後まで一人で投げきるのは難しい。秋は勢いに乗って好投した救援陣が、どこまでエースを助けてやれるのかが焦点。
天理も、復活した豪打で近畿大会のVを飾ったが、PL・福知山成美より戦力的に上回るという印象はない。冬の底上げが出来ているかがみもの。
むしろ、選手の素材では明豊が抜けた存在。エースの今宮を中心として、昨年のセンバツを経験した選手がずらりと揃い、硬軟織り交ぜた多彩な攻めを見せる。実力的にはNO1に推してもいいくらいだ。
西条には今センバツ注目の秋山がデンと聳え立つ。
秋山が『伝説』を作る可能性も十分。やや層の薄い戦力がどこまでエースを支えられるか。


【ダークホース】
北の大地に好投手揃う。暖かい地区の代表は仕上げで勝負。


今年は各チームに好投手が揃った印象が強い。
有力といわれるチームでも、試合勘が戻らない序盤戦で好投手擁するチームとの対戦は、なんとしても避けたいところ。そういった意味で、今年の大会は例年にも増して波乱の要素が強いと思われる。
【好投手】をキーワードにダークホース校を北から挙げると。
まず鵡川が面白い。エース西藤は全国レベルで十分に通用する好投手。後ろで支える石井・柳田にも安定感があり、実力を発揮すれば上位を食う力は十分。
光星学院も、プロ注目の下沖で上位進出を狙う。下沖は持っているポテンシャルは間違いなく大会NO1クラス。中京大中京は、堂林の右腕に注目だ。
九州勢の神村学園興南も暖かい場所で仕上げてくるチームだけに、侮れない。特に興南は昨年の沖縄尚学のVに続けと鼻息が荒い。
また、花巻東のエース・菊池は左腕から150キロ超えを狙う。初戦では当たりたくないチームの筆頭だろう。


【注目チーム】
21世紀枠の3校は、どこもよくまとまったチームという印象。
特に利府は、仙台育英などを破って東北大会ベスト4のチームだけに、侮れない実力を持つ。
近年にない小粒な関東勢では、復活した習志野のしぶとい戦いぶりと、『甲子園での早慶戦』を狙う早実の戦いぶりに注目。早実は、来年のチームという感じだが、一足早くたどり着いた甲子園で、暴れることが出来るか。
東京優勝の国士舘は、投打共に決め手を欠く戦力だが、甲子園で強い実績がある。近畿では金光大阪の実力も侮れない。智弁和歌山・大阪桐蔭を破ったしぶとい攻守で、狙いは甲子園初勝利⇒一気の大ブレークだ。
同じ近畿では名門・箕島の戦いぶりも気になるところだ。
中国・四国・北信越では、各チームとも決め手に欠ける印象が強いが、春は波に乗ればどこまでも駆け上がっていける大会なだけに、どこが序盤で波に乗れるかを注目してみてみたい。

 


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