~日刊スポーツより~
日本高野連は10日、オンライン形式で理事会を開き、今春の選抜高校野球大会と今夏の全国高校野球選手権大会が中止になったことを受け、8月10日から甲子園球場でセンバツに出場予定だった32校を招待して「2020年甲子園高校野球交流試合」を開催することを決定した。
やりましたね、決まりました。
中止を余儀なくされた選抜の出場校が、
甲子園という憧れの聖地で『引退試合』が行えるとは。
無理だと思っていただけに、
感慨もひとしおです。
出場校の選手たち、そして監督をはじめとした関係者、
どの顔にも喜びがあふれ、
これまで数か月にわたって厳しい顔、苦しい顔、そして無念の涙がほほを伝うという顔などを見続けていたため、
喜びの顔を見られて本当によかったと思っています。
それでも選手たち、
いろいろな事を慮って、
喜びの表現も控えめでしたね。
その様子を見ていて、
「高校球児らしいなあ」
なんて思いに駆られていました。
まだまだ本格的に練習を開始したチームはさほど多くはありませんが、
2か月という準備期間があります。
それまでしっかりと準備をして、
自分にとって、そしてたくさんの見守る人たちにとって「いい試合だったなあ」と思われる試合を目指してください。
ベンチ入りの人数は2人増えて20人。
これを機に、
今後の高校野球のベンチ入りできる人数も、
フラットに考え直してみるいい機会になるかもしれませんね。
それにしても。。。。。
この決断、
高野連は本当にGJだと思います。
このコロナ禍で今年の夏の高校野球選手権が中止になったのは、
やはり甲子園での全国大会という以上に、
予選の開催が難しいという事に起因していると思います。
「それでは中止になった選抜大会を、32校を招待して”夏の選抜大会”として行ったらどうか?」
とワタシも思っていましたしこのブログにも書きました。
しかしながら、
とても現実にはならないだろうと思っていたのも確かです。
今回のこの英断、
トーナメント戦とはならなかったものの、
本当に関係者が頑張ってくれたおかげだと思います。
高校野球は長く日本において、
アマチュアスポーツを引っ張る存在として認識されてきたことは、
疑う余地がないと思います。
そうであるならば、
この厳しい状況の中、
アマチュアスポーツがコロナ禍から復活していく契機として、
今後の様々な大会開催の指針を示していくという役割を負っているのではないかとワタシは考えています。
頭が固いことでは有名な高野連、
とかくネガティブなイメージで語られることも多いと思いますが、
今回のこの思い切った大会の開催は、
本当に素晴らしい決断でした。
心から敬意を表します。
そしてその他に、
各都道府県単位で行われる大会もあり、
高校球児たちはしっかりとした形で自分の高校での野球生活を締めることが出来るのではと考えています。
厳しい時は知恵を出し合って。。。。。
頑張ってほしいと思いますし、
その思いにこたえられるような溌溂としたプレーを望みます。
いつかの球児が甲子園の開会式で宣誓したように、
「一人でも多くの人に勇気と希望を与え・・・・・」
そう、それこそがスポーツのチカラ。
厳しい時ほど上を向き、
堂々と歩もう!!!
このニュースは、
”高校野球オヤジ”をも微笑ませましたぞ!