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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球第5日  神奈川野球の真髄を見せた!

2011年03月28日 | 高校野球

選抜高校野球も第5日。
初めての日曜日ということもあり、
大観衆が詰めかけ、盛り上がった1日となりました。

第1試合では、
21世紀枠の城南が報徳のエース・田村に堂々と力勝負を挑み、
打ち崩しました。

21世紀枠ながら四国で実績を残しての城南。
期待されてはいましたが、
これほどまでに素晴らしい打撃を見せるとは、だれが予想したでしょうか。

特に8回のエース竹内の大ホームラン。
鋭いスイングで、
田村の140キロ超の速球を打ち返しました。

城南の打線は、
間違いなく全国レベルであるということを証明しました。
1日700本と言われる素振りの成果が出ましたね。

第2試合は、
強豪同士の対戦になりましたが、
最後は野球の質の差で鹿児島実が接戦を制しました。

鹿実のエース・野田投手は今後どんどん良くなっていくでしょう。
そんな予感のする後半の投球ぶりでした。

打線もなかなかの攻撃力を持っています。
チームの大黒柱でもあるショート・平山の足の状態が大変に気になりましたが、
まずは無難に滑り出したということがいえるでしょう。
九州勢4連覇に向けて、
戦力は充実しています。

浦和学院は、
ユニフォームを新調して”お披露目”の試合でした。
ここ10年ほどの甲子園での低迷から『何かを変えたい』という決意のユニフォーム変更だと感じていますが、
その『何か』はまだまだ探し切れていないような戦いだったと思います。

この『何か』をつかんだとき、
浦和学院は殻を破って甲子園で進撃していくことでしょう。
それを見つけるまで、
「まだまだ、もがけよ」
という野球の神様のメッセージなのかもしれません。

その『何か』をつかんだのではないかと思わせたのが、
第3試合に登場した東海大相模。

昨夏30年以上のブランクを埋めて夏の甲子園をつかみ取った自信が、
東海大相模を確実に変化させていますね。

昨日の試合ぶりは、
いつも神奈川で彼らがやっている野球そのものでした。

甲子園にやってくると、
何か意識過剰になって『よそ行き』の野球になっていた東海大相模の野球。

しかし本来は、
昨日のように『途切れない攻撃』を仕掛ける攻撃と、
『守備位置の妙、一歩目が他校とは明らかに違う』外野守備など、
『う~ん、これが東海大相模だなあ』
という魅力満載の戦いぶりだったと思います。

過去数回の選抜などでも、
『なぜ相模はいつもの神奈川での野球ができないんだろうか?』
ということに不思議さと不満を持っていたワタシですが、
昨日の戦いには、
安定感とうれしさを感じました。

横浜をはじめとして、
震災の影響がもろに出てしまっていると思えた関東勢。
「守備の不安定さから前半にずるずると失点を重ね、リズムを失って完敗」
という試合が続いていましたので、
関東最後の砦・東海大相模(東京の日大三は除く)
の戦いぶりは、
良かったですね。


さて、
私事で恐縮なのですが、
日大三のある町田市、東海大相模のある相模原市は、
都県をまたいではいるものの、
地理的にほとんど一帯の地域なので、
古くから地元中心に≪武相地区≫と呼ばれています。
ワタシもその地域の在住。

その武相地区から、
去年は春の選抜で日大三が準優勝。
夏の選手権では東海大相模が準優勝して、
おおいに盛り上がりました。(特に野球に関係する人々の間で)

そして今年も、
この2校が揃って甲子園出場を決めてくれ、
そして初戦を突破してくれました。

去年から引き続く、
狭い地域での【野球ブーム】。
今年もまだまだ継続しています。

『あの選手、〇〇チームの出身なんだよ~』
というのがたくさん聞こえてくる両校。
がんばって、
昨年以上の成績を目指してください。

もしも両校で決勝という夢のような対決になった時は、
どんなことをしてでも甲子園に駆けつけます。
果たして、どちらのアルプスで応援するか???
たぶん、ニュートラルなネット裏での観戦、
ってことになるでしょうね。

そんな夢のようなこと、
見られるだけでも幸せです。


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