≪ラグビー日本選手権≫ ~秩父宮他~
【1回戦】
東芝(TL) 〇 59 (28-0,31-12) 12 ● 東海大(大学)
帝京大(大学) 〇 31 (17-17,14-8) 25 ● NEC(TL)
サントリー(TL) 〇 62 (29-0,33-7) 7 ● 筑波大(大学)
神戸製鋼(TL) 〇 76 (28-7,48-0) 7 ● 慶応大(大学)
ラグビーの日本選手権が開幕しました。
トップリーグ決勝を争ったパナソニックとヤマハが『スーパーシード』の位置に入り4強から登場。
4強残り2つのイスをめぐって、
トップリーグ4チームと大学4チームの8チームが争う組み合わせになっています。
1回戦はトップリーグ勢vs大学勢の対戦となりましたが、
4試合のうち3試合は、
大方の予想通りトップリーグ勢の圧勝に終わりました。
しかし期待されていた残り1試合では、
大学選手権を圧倒的な強さで6連覇した帝京大が、
トップリーグのNECに対して真っ向勝負を挑み、
力で勝ちきりました。
過去5年は、
大学選手権を制してトップリーグ勢に挑み続けるも、
その厚い壁に跳ね返され続けてきた帝京大。
しかしチームのターゲットを『打倒トップリーグ』に定めて年々進化し続けた結果、
ついに昨日、
宿願であった『打倒トップリーグ』を果たしました。
戦いぶりは見事の一言。
FW戦でも、
接点での攻防でも帝京大がNECを上回り、
細かいスキルでもトップリーグ勢と互角以上に渡り合えるということを、
ラグビーファンに見せつけてくれました。
【大学史上最強】
と言われた今年のチームが、
ついに大仕事をやってのけました。
それにしても、
試合間隔も空いて難しい戦いを強いられてしまう日本選手権での大学チームの中にあって、
本当に普段通りの力を見せつけて勝ってしまうなんて、
見事という言葉以外は見つかりませんね。
岩出監督も、
スタンドからグラウンドを見る視線が、
いつもと変わらず自信満々でした。
一歩も引かないという気迫が、
指導者・選手の全員から、
ヒシヒシと伝わってくるような戦いぶりでしたね。
脱帽です。
昨日の試合が、
これからの学生のチーム作りに、
大きなヒントを与えたことでしょう。
このぐらいまでチーム力を引き上げれば、
トップリーグのチームとも十分に勝負になるんだということを、
帝京大が満天下に示してくれました。
逆に言うと、
学生のチームは、
これぐらいのレベルまで達しないと、
帝京大を倒すことは出来ないということ。
来年以降の各大学のチーム作りが、
楽しみになってきました。
さて、
帝京大です。
次の日曜日には、
今度は東芝と激突します。
トップリーグの今年の『5強』のひとつに君臨する東芝。
本当のチャレンジは、
この試合です。
トップリーグの上位チームと、
帝京がどこまでやってくれるのか、
非常に楽しみになってきました。
もうひとつの試合は、
サントリーvs神戸製鋼。
強豪同士のガチンコです。
王者・パナソニックは、
トップリーグ決勝メンバーから、
堀江が離脱。
田中も最後までチームに合流できるかはわからないということで、
ますます混戦に拍車がかかりそうです。
ラグビーシーズンの最後を飾るこの日本選手権。
そしてこの大会が終わると、
いよいよ今年秋のワールドカップに向けて、
日本代表が再始動していきます。
今年は楽しみがてんこ盛りの、
ラグビー界です。
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