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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

今年も出てきましたなあ・・・・・盛りに盛った観測記事

2014年11月05日 | プロ野球

今年も木枯らしが吹く季節になってきました。

日本シリーズ終了と同時に、
たくさんの選手の『去就報道』が、
かしましくスポーツ紙の紙面を飾る季節が訪れます。

例年と比べて、
今年はどうなのかな?
と思って動向を眺めていますが、
やはり各スポーツ紙は記事になるネタも少ないと見えて、
『観測記事』がバンバンと出てきますね。

その昔は、
ワタシもそんな報道に心躍ったり、心配して見たり・・・・・・
いろいろと気持ちも揺れ動きましたが、
今はもうそんなこともほとんどありません。

定点で観測して、
2月のキャンプインになったら、
『ああ、この球団、今年はこうだな』
なんて見るだけ。

FAが導入され一般的になって、
日本的な『情緒的な契約、進退』にドライな一面も付け足された感じで、
昔みたいに選手や球団に思い入れいっぱいで見つめるってことも少なくなりましたんで。

う~ん、そうだなあ・・・・。
今球団を見る目は、
NFLのフットボールを見る目に近いかな?!

1年ごとにレギュラーメンバーも大幅に入れ替わるNFLでは、
大黒柱というべきQBだって、
FAの資格を獲ればどこにだって行く可能性の1選手となっちゃいますから、
ひいきのチームを応援する身としては、
『あくまでも今年の戦力、選手で応援する』
っていうところに落ち着いちゃって、
『あの選手が残らないと……あの選手はずっと長くいてくれたから、必ず残ってくれるはず・・・・』
なんていう思いは、
どっかに行っちゃってますもんね。


いい選手であればあるほど、
『ゆくゆくは、どっか他に行っちゃう可能性が高い』
と思って見ていないと、
毎年悔しい思いをしなければならんからね、特にお金持ち球団を応援してない場合は。


まあ、
そんなこんなで、
今年もこの季節がやってきましたね。


それにしても、
『今年までの成績は、ど~でもい~んかい!』
と叫びたくなるような、
契約の観測記事が飛び交っていますね。

『〇〇 3年10億円用意!』とか、
『FA参戦、▲▲獲りに年俸1億の複数年用意!』とかね。


ロッテを飛び出しFA宣言をした成瀬投手だって、
結局は『球団の評価が低い』とか何とか言っていたけど、
ワタシは毎年このような選手に一言言いたくなっちゃうね。

『あんた、その年俸分の働き、今年したの???』って。

去年は西武の片岡とか涌井とか、
大枚をはたいてくれた球団にFA移籍したけど、
案の定今年も昨年までの数年間同様、
『イマイチ、イマニ、イマサン』ぐらいの活躍しかできなかったもんねえ。

コストパフォーマンス悪いったらなかったでしょ、Gさん、Mさん。


FAで獲っていく球団って、
その前年までのパフォーマンスのこと、
考慮に入れないのかねえ。


このFAでの選手争奪戦って、
なんだかオークションによく似ているなあ・・・・・・・
といつも思ってしまうんですよね。

競り合っていくと、
ついつい熱くなって『その商品の価値』よりも高値掴みさせられてしまう・・・・
なんていう経験、
持っている人も多いんじゃないでしょうかね。

そういうワタシだって、
そんな失敗したことありますよ。

落札してから、
『ハッ』
と気付くけどもう遅い・・・・・。

『あ~あ、高値掴みしちゃったなあ』
と後から反省・・・・・。


なぜかFA選手の獲得競争の時の『選手の姿』って、
その選手が一番輝いていた時の姿しか映さないんだよねえ。

過去3年間はどうだったとか、
直近の成績はどうだったとか、
そういう情報よりも、
『彼はかつてこんなにすごい成績を残していた』
ということが語られ、
FA移籍をした暁にはあたかも、
『彼はその時の姿を取り戻せる』
ってなことしか言われないよねえ。

たとえば松坂に複数年10億と報道されていますが、
松坂が『あの日本にいた10年近く前の松坂の姿』を取り戻すかのごとく報道されていますが、
ワタシは決してそんなことはないと思っています。

いいところ10勝ぐらいの投手であるならば、
若手の投手を育てるか、
外国人投手の獲得で十分におつりが来ちゃうと思いますけどね。


また今日の新聞によると、
中島の獲得に阪神が3年10億、西武が3年8億を用意しているそうな。

その中島は、
2年間のマイナー暮らしで、
日本復帰がなったとしても、
たぶん3年前までの日本での『あの中島』の姿を取り戻すことはかなり難しいと考えています。

最高に成功して今年の松井稼頭央(楽天)並み、
普通に考えて福留、西岡(阪神)並み、
ひょっとすると城島(元阪神)、岩村(元ヤクルト)並みってことも・・・・・・・・
と考えています。

.270 15本 60打点
あれば御の字じゃないかな?

とてもじゃないけど、
年俸2億、3億の選手の成績じゃないですね。

年齢的にもキャリアから言っても、
明らかにこれから下降線に向かうであろう中島に対して、
これだけ破格の条件を提示するのって、
本当に『なんだかおかしい』と思っちゃいます。

まあ、
西武については、
彼を『フランチャイズプレーヤー』と位置付けていたし、
今後もそういった位置づけをしていきたいと考えているみたいなので、
このぐらいのオファーもうなずけなくはありませんがね。


FAで『本当に成功』だったと呼べるのって、
金本と内川ぐらいじゃないかなあというのが、
ワタシの思うところ。

だから選手がFAになった場合、
冷静な目で獲得の判断をすることが求められるんじゃないかと思ったりしているんです。

まあ、
日本のプロ野球はコマが少ないから・・・・・・
と言えばそうなんですが、
それでもチーム作りには一定の節度を持って・・・・・
とお願いせずにはいられませんね。

 


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