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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

なでしこのW杯が開幕。  目標はもちろん連覇だが、目的は女子サッカーの灯を消さないこと。

2015年06月09日 | サッカー

なでしこジャパンが歓喜のW杯優勝を飾ってから4年。
連覇を狙うカナダW杯が開幕しました。

思えば4年前。

まだまだ震災の傷跡言えぬ日本に、
大きな歓喜の輪を広げたなでしこジャパン。

今考えても、
日本のチームがサッカーのW杯で優勝するなんて、
本当に考えられないことですね。
快挙としか言いようのない出来事でした。

そしてやってきたなでしこブーム。

なでしこジャパンのメンバーは連日テレビに雑誌にとひっぱりだこ。
顔を見ない日はないというぐらいの凄さでした。

そして肝心のサッカーの方も、
なでしこリーグが空前の大人気で、
毎試合押すな押すなの大盛況だったですね。

そんな中、
W杯の優勝メンバーたちは、
その状況に浮かれることなく、
『女子サッカーを盛り上げるのはいまだ』
ということで、
奮闘に奮闘を重ねてきたと思います。

苦しい時代、
マイナー競技の悲哀を知っている彼女たちだからこそ、
その一生懸命さは私達に、
『彼女たちは変わらないなあ』
と好感を持って受け入れられてきたのだと思います。

ロンドン五輪では見事な銀メダル獲得。

『やっぱり”なでしこ”はすごい』

と思いましたが、
こんな快挙を達成しても、
『W杯優勝』
というところから入ってきたほとんどのファンは、
満足できない感じ、
何だか期待を裏切られたという空気が、
少し支配したような気がします。

『優勝しか、満足しない』

こんな世間の『恐ろしいばかりの高いハードル』を背負わされているのが、
なでしこジャパンだと思います。

そんな中で常に一定の結果を出し続ける彼女たちの苦労と凄さ、
何だか感動してしまいます。


今回のW杯では、
マスコミはまたも『連覇』の文字しかないのではと思うほどに、
騒ぎ立てています。

しかし選手たちは、
今回も連覇を本気で狙って戦いに臨んでるとは思いますが、
連覇よりもっと大切なこと、
それは『女子サッカーの灯を消さないこと』なのではないかと思ったりしています。

ワタシももちろん『にわかサッカーファン』の一部。
サッカーの観戦歴は長いものの、
”深さ”については全く語ることができないほど。

特に女子サッカーについては、
ほとんどの一般の人と同じように、
『普段のリーグ戦は目にしないが、なでしこの試合、特に公式戦であれば見る』
ぐらいの頻度でしか、
彼女たちのプレーを目にはしません。

だから今回、
代表に選ばれたメンバーが、
澤選手をはじめ宮間、大野、大儀見、熊谷、近賀、川澄、岩清水、鮫島・・・・・・
と聞くと、
『少なくとも4年前と同じプレー』
を期待しちゃいます。

しかし4年経って、
世界の勢力地図も確実に変わっているようで、
そんなに簡単に勝ちぬいていけるような大会でないことは、
頭では分かっています。

その”頭”と”気持ち”のギャップが、
もし期待通りの成績が残せなかった場合、
その『なでしこの灯』を消してしまわないかということが、
一番気にかかっています。

ワタシは現実的な目標として、
『何とか4強まで進出して、準決勝を戦ってほしい』
というところにおいています。

そして、
あの小さな体格の彼女たちが、
速いパス回しで大きな外国選手たちを翻弄していく姿、
また見たいなあと期待しています。

素晴らしく痛快なサッカーしますもんね、なでしこジャパンは。


ということで、
頑張ってまた、
感動を届けてほしい。

そう願っています。

 


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