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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第94回全国高校野球選手権 第4日 無念!日大三高 連覇ならず!

2012年08月11日 | 高校野球

≪第94回全国高校野球選手権≫

【第4日】

聖光学院(福島) 2-1 日大三(西東京)


今日の甲子園、
お盆休みに入ったせいもあって、
この強豪対決のときはたくさんの観衆がつめかけましたね。

その大観衆の見守る中、
『崩れにくい』と言う評価で非常に力を持った春の東北大会優勝の聖光学院に、
ディフェンディング・チャンピオンである日大三が挑みました。

スポーツ紙などの『見出し』では、
『日大三が初戦骨のある相手とあたった』
となっていましたが、
押しなべて三高優位といった書き方でした。

しかし今年のチームを比較してみた場合、
その実績から言っても、
また投打の力から言っても聖光学院が優位だったのは自明の理。

三高が『チャンピオン・オーラ』でどこまで食い下がれるかというのが、
試合の焦点だったと思います。


試合を終わっての感想。

『日大三高の健闘に拍手を送りながらも、やはり94回目の夏は日大三のほうに風は吹いていなかった』

と言うのを実感しました。

金子キャプテンの最終回の意地の一発は感動を呼びましたが、
やはり今年のチームに関しては聖光が一枚も二枚も上。

三高の夏は、
西東京大会決勝の劇的な逆転勝利をお土産に、
静かに幕を閉じたのでした。


数字上はもちろん、
『夏の大会2連覇』
は狙えたのですが、
小倉監督をはじめナインのほとんども、
そんなことは意識したこともなかったんじゃないかな、
と思っています。

連覇、連覇と騒いでいたのはマスコミだけ。

ナインは、
『今年のチームの最善を尽くす』
ことで頭がいっぱいで、
全国大会では上を見ず、
目の前の一戦しか見ていなかったと思います。

そういった戦いぶりに見えました。

唯一残念だなあと思ったのは、
畔上キャプテンの昨年のチームに比べ、
ちょっと『試合への集中度』が低かったことかな?!

言っている意味は、
カバーリングとか、
攻守交替時の全力疾走であるとか、
そういった『表に出ない』ところでの意識が、
ちょっとだけ劣っていたかな、
と言うことです。

でも、
偉大なる先輩(昨年のチームだけではなく、一昨年のチームも十分に偉大でした)チームの後を受け、
いろいろなプレッシャーの中『常勝』の十字架を背負わされたのはきつかったことでしょう。

潜在能力はあっても結果が出ない。
こんな中で、
ノーシードで夏の地区大会参戦。

その地区大会を勝ちあがって甲子園にきたということ。
素晴らしい彼らの『戦績』を残したと言えるでしょう。

地味ながらも『出来るんだ』と言うことを実践した1年間でした。
ご苦労様でした。



さて、
力では上回るだろうと言うことを思っていてもどこか『その名前』の大きさに脅威を感じながら試合に臨んだであろう聖光学院。
見事に『勝ちきって』、
今年の夏の第一歩を記しました。

横浜、PL、広陵、興南、沖縄水産、金沢・・・・・・。

近年の甲子園で、
聖光学院が敗れた相手です。

どのチームも、
甲子園で『伝統校』『強豪』のカテゴリーのチームばかり。

聖光は十分に実績を残し、
『全国制覇』
を視野に入れるチーム作りをしながら、
どうしてもこういった『強豪』に『名前負け』してしまうことが多かった印象があります。

最後に破らなければならない、
精神的にも大きな壁だったことでしょう。


しかし・・・・

今回、
前年度優勝校の日大三を堂々と破りました。

むむむっ

ひょっとして、
聖光に今大会の『風』が吹き始めたのか???

実際試合振りを見ていると、
打線がしっかりとつながってくれば、
上位でも十分に戦える戦力だと思います。

特に岡野投手を中心とした、
総合的な『守り』の力は、
今大会でも屈指のレベルと言えるでしょう。

斉藤監督の顔にも、
なんだか今大会にかける決意のようなものが伺えます。

楽しみなチームです。

あとは、
【大会の風】
を呼び込むことが出来るか、にかかるでしょう。

2回戦の対戦、
とても興味のある対戦となりました。

【大会の風】
をつかみ損ねることでは定評のある(?)浦和学院が相手。

この浦学も、
今年はなんだかいつもとは違う【オーラ】を感じられるチームです。

この両チームのガチンコ対決。

大会前半のひとつのハイライトであるとともに、
優勝の行方を大きく占う対戦になるかもしれません。
大注目です。


最後に、
宇部鴻城高校、
初勝利おめでとうございます。

歓喜のサヨナラ勝ちでしたね。

今日は雨の予報だったにもかかわらず、
まったく試合中は雨が降りませんでした。

そういう意味でも、
ついている一日だったと思います。


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